ワイン好きの料理おたく　雑記帳 (original) (raw)

2022年 01月 20日

今日の絵 栗谷川健一制作「家路」 北海道立帯広美術館

栗谷川健一制作「家路」 1963年（昭和33年） 北海道立帯広市美術館

帯広で時間があったので、美術館へ行きました。

栗谷川健一は北海道のグラフィックデザイナーの先駆者で、多くの作品を残しています。

かれの活動の出発は、「映画のポスター」を描くことだったそうです。

大胆な構図が魅力的です。

遠くに日高連峰、麓から十勝平野を流れる十勝川･････

北海道の雄大さを見事に表現しています。

しかし、私には、どこかハイカラ（古い！）でアンバランスな雰囲気を感じるのです。

西部劇映画のワンシーンを思い浮かべてしまいます。

馬車の手綱をもつ男性の麦わら帽子は、テンガロンハットを思わせます。

荷台の女性（奥さん？ 恋人？）は、絣のような野良着ですが、はにかんだ表情が西部劇映画の女優さんに思えてなりません。

そう思いながらも、 栗谷川健一の魔法にかかったように、 私は、この絵を見た瞬間に絵の世界に取り込まれてしまいました。

「十勝っていいところなんだ！」の気持ちを喚起させる絵です。

第１回～８回雪まつりのポスターは栗谷川健一の制作です。

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by hitoshi-kobayashi | 2022-01-20 08:00 |Comments(0)