近江鉄道で初秋の東近江を小旅 (original) (raw)
ようやく秋めいてきた10月最初の週末。 Sonyのα6700用にTAMRONのAPS-C用広角レンズである、11-20mm F2.8 Di III-A RXDを入手したので近江鉄道に乗って初秋の近江路を小旅行してきた。
今回持参したSonyのα6700とTAMRONの11-20mm広角レンズ
近江鉄道は土日、祝日に限り一日乗車券を発売しており、900円で乗り放題というかなりお得なものがあるのでこれを利用させてもらった。
休日限定一日乗車券 スマイルチケット
出発駅は近江鉄道の南の終点である貴生川駅。 この駅はJR草津線、および信楽高原鉄道の終点でもあり3線合流の駅だが、水口市街地からちょっと離れている印象。
3線合流駅となっている貴生川駅 年季が入っている感じ
近江鉄道はこの貴生川駅を起点に北は米原までの本線と近江八幡と多賀大社をつなぐ支線があり総延長約60km。 1896年創業の由緒ある鉄道。 西武鉄道のグループであることから、使われている車両は西武鉄道からのいわゆる「お下り」であるが、カラフルに塗装された外観と何とも懐かしい車内の雰囲気が現代では貴重な存在。
まず最初に乗る車両、前面ガラスが2分割されているレトロな雰囲気
JRの古い車両もこんな感じだった
昭和を感じるロングシート
途中の日野駅で対向車とすれ違い。 同型車と思うが塗装が違う(西武カラー)
近江鉄道は全線が単線となっているので所々で対向電車との交換がある。ローカル鉄道ならではの光景。
「赤電」のマークをつけた昔の国電103系を彷彿とさせる電車とすれ違い
太郎坊宮駅内の装飾(?)天狗がずらり。
八日市からは15分程度で近江八幡に到着。JRの駅と併設しているので乗換には便利。今でもマンションが建設されるくらい人口が増え続けている地域。
近江八幡のイオンで昼食をとり、また電車に乗り込んで今度は多賀大社へ。
何気ない通りすがりの一瞬。
日曜日だが特別有名な観光地もなく、また県外の人はほぼ利用しない路線なので車内はガラガラ。 本当にのんびりした電車旅が楽しめる。
八日市から20分ほど、彦根のすぐ手前の高宮駅で多賀大社線へ乗換る。
反対側のホームに多賀大社行きの電車が停車中
終点の多賀大社へは2駅。
高宮からほんの10分程度で終点の多賀大社に到着。駅舎はしっかりした建物になっている。
多賀大社の駅舎
駅前には大きな鳥居が出迎えてくれる
神社の正面入り口の様子
駅から歩いて約10分足らずで神社に到着。大きさとしては見た目それほどでもないが、歴史が古いのでなんとなく荘厳な雰囲気。
神殿の造りも歴史を感じる
創建されたのは上古(歴史創生)の時代とされている。
なんとも時代を感じる石橋
のんびりした境内。気持ちを癒してくれる。
参道にあったカフェで一服。
たまにはこんなローカル鉄道に乗ってのんびりした小旅行も悪くないと感じる。どうしても時間を気にして最短で移動しようとしがちだが、今になってそのようなアクセクすることもなく旅行を楽しめるようになったのかも知れない。 ただ、そんな気にさせてくれるようなローカル鉄道が身近にあることはありがたい。
近江八幡直通の電車はうぐいす色。かつての山手線カラー。
陽も暮れかけてきたところで、また出発地の貴生川まで戻るべく電車待って帰路に就いた。この時間は八日市から直接近江八幡へ行く電車もあり、貴生川へ戻るには八日市で乗り換えになる。 やっぱり近江八幡行きは需要があることが窺える。
飛行機写真メインの下記ブログも宜しく!