京阪びわこ浜大津駅の夜景 (original) (raw)

観光地としての大津市の中心街となっている京阪のびわ浜大津駅周辺。 JR大津駅からは少し離れているが、かつては東海道と北国街道が交差する交通の要衝だった場所。京阪電車は坂本と石山間の石山坂本線、京都太秦六地蔵を結ぶ京津線の始発駅となっている。

しかし、残念ながら大津を訪れる人の大半が自家用車であり、またこの周辺を観光する人はあまりいないこともあり、周辺の商店街も閑散としているのが現状。滋賀県の県庁所在地ではあるが寂れた感は否めない。

そんな大津であるが、何かとドラマやアニメなどで話題になることもあって、京阪電車にはそれらを宣伝するデカールを施す車両が多く走っている。

この交差点は路面に電車が行き来する。時間帯によっては自動車が渋滞する場所。 この先は逢坂峠を経て京都市内へと下る国道1号線

坂本方面からきた電車が交差点を横切るところ。 国道両側のビルの谷間に自動車のテールランプが連なっていく。

京阪の路面走行の区間は現在ではこの浜大津駅の前後数百メールのみだが、今や京阪神では貴重な風景となっている。

電車と自動車が拮抗することもしばしば。 慣れないドライバーは戸惑うと思う。 廃止説も度々取り沙汰されているようだが、地元民の貴重な足であり、情緒を残すこの鉄道は何とか存続して欲しいと勝手ながら希望する。

浜大津はその名の通り、大津港に隣接する。琵琶湖汽船の発着場所で、現在は観光船で有名なミシガンもこの場所から出発する。 日によってはナイトクルーズに仕立てられることもあるが、連休も終わりこの日は早々と終業。

港からは琵琶湖沿いに立ち並ぶマンション群の灯りが輝く。 この周辺は京都、大阪から移住する人やセカンドハウスを持つ人が多く、人口は増えているらしい。