食事と心 (original) (raw)

ふたり暮らし。食事と心。

体質改善とスピリチュアル

私たち夫婦が数年前に大がかりな体質改善プログラムをしたという記事は以前書いた。そのプログラムを行った日から遡ること5〜6年前、私は当時、真っ暗闇の日々を過ごしていた。

肉体的なストレスと精神的ストレス、そして乱れた食生活と物であふれた家のせいで、何をやってもすぐに疲れてしまい、心の底から楽しめていない人生だった。とくに母親との関係性が悪く、母の顔を見るのも声を聞くのも嫌だった。母と私は考え方や性格が似ている部分があり、それが当時は悪いほうに作用していたのだと思う。同族嫌悪というやつだ。

その頃に偶然出会った1冊の本。今にして思えば、ここから私の人生は変わっていった。↓

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その後、シナジーワールドワイドのデトックスプログラムに出会い、私は上記の本(↑)に書かれていることは本当だったんだと身を持って知ることになった。

シナジーワールドワイドは、もともとアメリカで実績のあるネットワークビジネスの企業だったが、「ネイチャーズサンシャインプロダクト」という、100%植物性のサプリメントで長い歴史を持つ企業と出会い、提携し、今ではひとつの企業となっている。

サプリメントというと、日本では「気休め程度のもの」というような認識の人が多い。効果があるんだかないんだか、まあ飲まないよりは飲んだほうがいい…かな?でもプラシーボ効果も大きいかもねぇ…的な。そもそも日本の薬事法上、市販のサプリメントに「効果・効能がある」と明記してはいけないという決まりがある。

でも日本のような優れた国民健康保険制度のないアメリカでは、「自分の健康は自分でどうにかしてね」という風潮があり、サプリメントはきっちり「効果・効能がある」と認められたものが売られているため、日本製のサプリメントとアメリカ製のサプリメントとでは、その内容に大きな差があるのだ。

日本では、お医者さんに処方された薬に対しては誰も疑いを持たないけれど、私が人にサプリメントを勧めると、「え、なんの勧誘?」「もしかしてアムウェイ?」と疑われてしまうため、私はリアルな場では人にサプリメントを勧めないようになった。

シナジーの人たちとの交流では、私なりに思うところはいろいろあったのだが、いい学びも多かった。とくに、ネイチャーズサンシャインプロダクトができたきっかけについての話、シナジーワールドワイドの企業理念の話はとても好きだった。

ものすごくかいつまんで言うと、ネイチャーズサンシャインプロダクトは「夫を思う妻の愛情」がきっかけで設立され、シナジーワールドワイドの企業姿勢は「三方良し」。

斉藤ひとりさんはよくこうおっしゃっている。
「愛から始まったものや事は、神様が応援してくれるから必ず上手くいくよ」
「三方良しの企業は、神様が応援してくれるから長く続いていくよ」

シナジービジネスに携わる人にもいろいろな人がいて、ちょっとおかしな方向に行きすぎている人も多いのだけれど、シナジーワールドワイドという企業を、そして製品を、私はとても信頼している。

人には言わない食生活

体質改善プログラム以降、わが家の食生活は大きく変わった。そして、プログラム直後よりはかなりゆるくなったとはいえ、今でもわが家の食生活は人に言うといろいろ口出しされるため、リアルな場では誰にも言わないようにしている。

たとえばそれは、朝食は食べないこと(正確にはサプリメントで済ませている)だったり、仕事のある日は1日1食生活だったり、無農薬・無添加にこだわっていることだったり、できるだけ乳製品を避けていることだったり、国産は安全!という意見に懐疑的なことだったり…。

「節約」と聞くと食費を挙げる人も多いと思うが、わが家ではもっとも節約しない項目が食費とサプリメント代である。もちろん嗜好品を減らしたりなどの節約は心がけているが、健康が1番の財産と考え、投資している。
(とはいえ、日頃の食事はほんとうに質素そのものだ。)

こういうことをリアルで言ったら、変な人扱いをされたり、「出た!自然派!笑」となぜか馬鹿にされたり、中には説き伏せてこようとする人もいたりして超面倒なことになりがちだ。単なる価値観の違いなのに、こと「食に関すること」になると、自分と同じ一般的な価値観を押し付けてくる人がとても多いと感じる。

お金のかけどころは人それぞれ。わが家は食費をかける代わりに、保険やレジャーにかける金額がとても少ない。自分の健康を自分で守れる自信があるので大げさな医療保険は必要ないし、私たち夫婦の趣味や好きなことは、そのほとんどが家で楽しめるものなので、レジャー費もかからない。

(もしスキーやキャンプなどのアウトドアな趣味を持っていたら、食費とレジャー費との兼ね合いに頭を悩ませていたと思う。)

食生活がシンプルになるとラッキーなことが起こりやすくなる

これはたぶん物事の捉え方の変化によるものなのだけれど、食事がシンプル(粗食)になると、味覚が研ぎ澄まされていき、ごく自然に「おいしい。ありがたい」と思えるようになる。

とくに今は夫のダイエットにつきあって、たまのUberも外食も一切せず、間食もナッツとかバナナのみ。だから余計に食事時間がとても楽しみだし、「ゆっくり味わいたい。食べられることがありがたい」と感じる。

「食べる」というごく日常的で当たり前のことに自然に感謝できるようになると、日々の生活で小さな幸運を拾いやすく(気づきやすく)なる。ひとつ、「あ、ラッキー♪」と気づくと、次から次へとラッキーなことが舞い込んできている感覚になるのだ。

生活そのものが変化するわけではないので、嫌な事ももちろん起こるし、腹が立つことも普通にあるが、小さなラッキーに気づくことができると、その都度気分は良くなるし、笑顔になれることも増えていく。

幸運は幸運を呼ぶ。類友と同じだ。

食べるものや量によって精神状態が変わり、ひいてはそれが不思議な力を発揮することは、こちらの本にも書いてあった。↓

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腸の状態によって人間の能力や運命が変わるということを、この著者のかたほどではないにせよ、私自身も体験している。シンプルな食生活を送ることは、自分の幸せを拾う能力を高めるための手段でもあるのだ。

ジャンクな身体はジャンクなものを欲する

プログラム中に飲んでいたサプリメントに、エッセンシャルグリーンという、青汁みたいなものがあった。それが最初はおいしくなくて、飲むのが苦痛だった。

トレーナーさんは、「身体が酸化しているとエッセンシャルグリーンの味は苦くて飲みにくく感じますが、デトックスが進んでいくと、爽やかでおいしく感じられるようになりますよ」と言っていて、最初はその言葉をまったく信じていなかった。

でも、デトックスが進むにつれて、トレーナーさんの言っていた通り、爽やかでおいしいドリンクに感じるようになった。単純に味に慣れただけとはちがう、自分の味覚の変化を体験したのだ。

トレーナーさんには、「ジャンクなものを食べている身体はジャンクな食べ物を欲し、健康なものを食べている身体は健康な食べ物を欲します」とも言われた。

化学調味料や白い小麦、砂糖には依存性があり、それが食べたい欲求を引き起こすわけだけれど、それらを断つだけでは不十分で、身体の酸化を抑えてくれる食事を意識して摂り続けることで、そういうシンプルな食事をおいしく感じるようになり、自然と欲するようになる。

自然と欲するようなるということは、「健康のためにちょっと我慢して食べよう」というふうにはならず、心からおいしく食べることができるということ。食べるという行為をする上で、それはもっとも大切なことである。

食事を通して精神を見る

自分のことって、わかっているようでよくわからないものだ。とくに精神面の部分は自分ではなかなかコントロールできない。

でも、身体が変わると心も変わる。自分の心の弱い部分を変えたい、醜い部分を変えたい、と思うのであれば、先に身体の中を強く、美しくしていくのが近道だ。精神だけどうにかして鍛えようとしても大変難しい。それこそ何日も滝に打たれたり坐禅をしたりして修行しなくてはいけないかもしれない。

ジャンクな食べものは現代人に欠かせないもののひとつではあるけれど、思い切ってそれらを排除し、抗酸化作用のある食事を少量だけ摂る期間を設けてみるのは、自分の心を知る上でとても有効な方法だと思っている。