The変態 片方に5DDという耳を疑う7hz Five (original) (raw)

こんにちは。

レビューしたいイヤホンが溜まってます。

今日紹介するのは片耳5DDという変態イヤホン

7hz Five

よくこのサイズで納まったなって言うのが率直な感想のイヤホンを紹介していきましょう。

付属品・外装

まず付属品ですが、

・本体

・ケーブル

・イヤーピース(2種類)

・シリコンケース

・予備フィルター

となってます。地味に嬉しいのが予備フィルター。イヤホンのノズル先端のフィルター剥がれたら自分で貼ってね。ってことですね。ケースはシリコン製でサイズも大きいので、イヤホン+ドングルDACがギリ入るかなってサイズ。自分はこのケースにいつもイヤホン+Kiwi ears Allegroを入れて持ち運んでます。ケーブルはきしめんみたいなケーブルが付属します。4芯なんですが、まさかの編み込みじゃなくて並列。

外装は、ボディが樹脂でフェイスプレートは金属製。コネクタは2pinになってます。ハウジングは相当大きく、自分の大きな耳でも結構ギリギリ。耳の小さい人は装着面で難があるかもしれないです。

内部構成

はい。変態です。

内部構成は6mmDDが5発。そう、5発。よく入ったなほんとに。低音域2発、中音域2発、高音域1発の計5発。ボディが透けるので内部を観察できるんですが、ギッチギチです。5発を並列に並べて音導管で1箇所に集約するという形になってますね。3Dプリント技術が発達した今だからこそできる芸当だと思います。

写真には写ってませんが、ノズル前に1個入ってます。

〇音質

音質ですが、5発も入ってるので、なかなかの迫力です。開放型ではなく、上部に穴が3つ空いてるだけのほぼ密閉型なので、距離が近いです。で、距離が近いところでドンドン来るような感じです。けど、Amazon価格A2万円なだけあり、ドンシャリですが音のバランスは破綻はしてないです。そこはさすがと言ったところ。出力が少し低いので、イヤホン直刺しよりはDACなりアンプなり噛ませて出力をあげるのをおすすめします。では、詳しく音域別に見ていきましょう。

**低域:**近距離で殴りかかってきます。音量的には結構大きいです。サブベースもベースも出ます。adoのマザーランドとかは特にサブベースに特徴のある曲ですが、結構脳みそいっぱいにサブベースが充満するような感じです。

**中域:**ボーカルも近いです。そして、何がすごいって低音強いのにそれに負けてない。ボーカルもくっきり聞こえますし、いいと思います。

**高域:**唯一の1台のDDで賄ってる高域ですが、特に刺さることも無く、音も綺麗です。いかんせん低域〜中域が強いので重心が下がり気味ですが、しっかり天井も高く、頭打ち感もなく優秀。

**解像度・音場:**解像度は全体的に高いです。特に曇っていたりシャリつく部分もなく、さすがと言ったところ。音盤に関しては近いです。狭い部屋でゴリラが叫びながらドラム叩いてると思ってください。

総評ですが、なかなか変態的な構成ですが、音は距離が近い以外は結構まともというか扱いやすいと思います。低域は強いですが破綻する訳でも無く、ボーカルもしっかり聞き取れますし、高域もしっかり仕事してる。自分はこれを使うタイミングとしては、電子音楽系や、最近の曲に多いサブベースをよく使う曲を聴く時に使ってます。非常に優秀。耳に入れば。