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2011年 03月 28日 生きるための智慧 ：放射性物質対策 - その3 このシリーズは順番にお読みいただくことで、理解しご参考にしていただくことを意図して書いております。まずは以下からお読みいただければと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。 「生きるための智慧 ：放射性物質対策 - その1」 「生きるための智慧 ：放射性物質対策 - その2」 --------------------------------------------------チェリノブイリと比較される福島原発ですが、それについて基本的なことを見てみましょう。 【3】チェルノブイリ原発と福島第一原発の比較◆チェルノブイリ原発においては、主にヨウ素131とセシウム137が健康へのリスクをもたらした。 ◆チェイノブイリ原発事故の1日あたりの平均放射性物質放出を100％として福島第一原発から放出されたと予想される放射線性質の割合を比べると（世界の観測地を基にした2011年3月24日時点の予想値）・ヨウ素-73％・セシウム-60％＊データソース：New Scientist, UK ＊ストロンチウム、プルトニウムについては計測データを見つけられませんでしたのでここでは記載をしません ◆施設内にある燃料・チェルノブイリ原発 -180トン・福島第一原発 -1760トン ◆施設外への放射線物質の動き・チェルノブイリ原発 - 爆発と火事により一度に大量に放出・福島第一原発 - 爆発は免れたが、継続的 or 断続的に環境へ流れ出ている ◆施設での最終的な対応をするまでの時間・チェルノブイリ原発 - 第4原子炉をコンクリートで完全にカバーするまで6ヶ月 ・福島第一原発 – ？ 2011年3月11日の地震と津波により引き起こされた福島原発のトラブルは現在も続いている。施設内では今も尚、問題を解決するために命を懸けた活動が行われている。（2011年3月28日現在） 【4】チェルノブイリ原発事故について◆チェルノブイﾘ：人類と環境にもたらした大参事（Chernobyl: Consequences of the Catastrophe for People and the Environment'）by Alexey Yablokov, Vassily Nesterenko and Alexey Nesterenko _「これまで書かれた5000もの記事によると、2004年までに40憶万人が放射能汚染をされた可能性があり、98万5千人がこの災害の影響により死に至っている。特に若い世代の - ガン、出生異常、不妊症、老化促進、脳へのダメージ、心臓疾患、内分泌異常、腎臓疾患、胃腸障害、肺の病気、白内障」_◆IAEAはチェルノブイリでは小児甲状腺ガンを除いては特に健康への問題はなかったとレポート。さらに、チェルノブイリの事故により死亡した人は4千人だとしている。◆グリーンピースのデータによると、27万人にガンを、9万3千人に致死的なガンを引き起こしたとされている。◆チェルノブイリではパワーサージの急上昇により制御が不能となり原子炉容器が破壊、原子炉が爆発をし、黒鉛が発火。火災により高い放射性物質を含んだ煙が広範囲に渡り流れ出した。◆放出された放射性物質：ヨウ素、ストロンチウム、セシウム、プルトニウム◆ロシアの大部分、ウクライナ、ベルラーシの住民は避難◆大量の放射性物質は約10日間に渡り大気中に放出され、放射線下降物は当時のソビエト連邦西部、さらに北欧と西欧にも届いた。◆1986年4月24日の爆発から25年経った今も、施設から半径30キロメートルは立入禁止区域となっている。（但し、20年経った時からこの区域へのツアーが行われている）-------------------------------------------- 明日も引続きAlanが担当をし、健康のための放射性物質への対策についてお話をさせていただきます。 タグ： 放射性物質対策 健康管理 からだの声 みんなの放射性物質対策をまとめ読み by aya-kka | 2011-03-28 10:37 |
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