【ふくしま浜街道トレイル①】原ノ町〜勿来までの140kmを歩く (original) (raw)

あ〜どっか歩きてえ…と思っていたある日、「ふくしま浜街道トレイル」というものがあるとツイッターで知った。

3.11の震災から13年「ふくしまの今を歩く」というのがテーマのようだ。

2023年9月に開通したばかりのルートで、ネットで検索しても全然情報が出てこない。宿も少なく売店もないから通しで歩くのは厳しいという話を聞いたりしたが、ルートとGoogleMapをひたすら眺め計画を立てる。なんとか宿もあるし、少なくとも1日1軒はコンビニもあるので食料も確保できる。なんとかなりそうだ。

200kmの全工程を歩くのは日程的に厳しかったので、1週間で歩けそうな原ノ町から勿来までの約140kmを歩くことにした。

【2024.5.22】

大阪から仙台まで飛行機で飛び、到着早々まずはお決まりのずんだシェイクを吸い込む。

バスと電車を乗り継ぎ、福島県の原ノ町駅へ。

前泊は大浴場付きドミトリー📍ビジネスホテル高木 3150円

【1日目 2024.5.23】

朝風呂に入ってさあ出発。今日から一週間の歩き旅がスタートだ。公園を歩き、山を歩き、花を愛でながら歩く。

野生のキジがいた。今週末開催される相馬野馬追会場の横を通り、ひたすら田んぼ道を歩く。

タイミングがあえば相馬野馬追見てみたかった〜

誰一人歩いている人はいない。民家はあって、洗濯物を干しているから人は住んでいるんだろうが、とにかく人がいない。農作業している人がポツポツいる程度だ。

朝、南相馬の道の駅で買った、ほっき飯おにぎりを食べる。うまー!磯の香りが口いっぱいに広がる。元気が出たところでまた歩き出す。

ちょっと嫌になるどこまでもまっすぐな道。

13時半頃、宿に到着。早めにチェックインさせてもらい、シャワーに入って昼寝。往復50分歩いたらカフェがあるようだが面倒臭くなってやめた。宿すぐ隣のホームセンターでビールを買い、持参のカレーメシを食べ、早めに就寝。

📍イマスビレッジコート六国小高 4280円

【2日目 2024.5.24】

朝、宿のおじさんが小高神社まで車で送ってくれた。怪我なく無事に最後まで歩けますように、とお参りし出発。

小高の銘菓 浮城をかじりながら(あんこパイみたいな感じで美味しかった)、土手を歩き、橋を渡り、田んぼ道を歩く。

お昼は、道の駅でなみえ焼きそばを食べる。

おしゃれな道の駅でフードコートも充実していてお土産もいっぱい売っている。まだ道のりは長いのに1時間ほど遊んでしまった。

海の方へ。海沿いにはこの囲いの中にマツがたくさん植えられている。

津波の威力が軽減される防災林を育てているらしい。浪江の請戸地区は災害危険区域のようでもう住宅は建てられないようだ。全て津波で流されてしまい何にもない中、ポツンと再建された神社がとても印象的だった。

13年たった今でも、まだまだ復興作業は行われているし、泊まっている宿も復興作業員の方ばかり。実際に来て自分の目で見ないとわからないことばかりだ。

震災遺構の浪江請戸小学校へ。

請戸地区は15mを超える津波に襲われたようで、この小学校の2階の床上10cm程ぐらいまで津波が浸水したようだ。

悲惨な状況がそのまま震災遺構となり残されている。

当時ここに通っていた小学生の10年後の手紙を読んで胸がいっぱいになったところで、双葉へ向けて歩き出す。

ふと足元を見ると、浪江町のゆるキャラ、うけどんのマンホール。かわいい。

震災記念碑。

請戸小学校には見学者がちらほらいたが、みんなレンタカーなのか、今日も誰一人歩いている人はいなかった。

📍ARM双葉 2食付 6120円

ご飯食べれるところが全くないので宿で食事を付けられるのはありがたい。歩くのには体力がいるからと、仕事で来ているおっちゃん達にまぎれて女一人フードファイター状態。ここ温泉もとても気持ちよかった〜

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