「青雲館100年を祝おう! 柳ケ瀬映画館史」に参加する (original) (raw)

(写真)トークイベントの様子。

2024年(令和6年)9月27日(金)、岐阜県岐阜市の交流スペース「本のひみつ基地」で開催されたトークイベント「青雲館100年を祝おう! 柳ケ瀬映画館史」に参加しました。

1. 交流スペース「本のひみつ基地」

ぎふメディアコスモス前総合プロデューサーの吉成信夫さん、高校教諭の安元彦心さん、岐阜放送社長の山本耕さんの3人が発起人を務める柳ケ瀬文化的地層研究会の企画。

柳ケ瀬商店街にある無印良品柳ケ瀬の店内、2階の一角と1階の一角が交流スペース「本のひみつ基地」であり、全国各地のみんとしょ(一箱本棚オーナー制度)に近い形で本箱やテーブルが置かれています。

(写真)「本のひみつ基地」2階部分。通常時の内部。

(写真)「本のひみつ基地」2階部分。

無印良品は各店舗で地域と関わる取り組みが行われています。

岐阜県では無印良品ヨシヅヤ可児店内に可児市立図書館の分館であるカニミライブ図書館があり、店舗の半分ほどのスペースを占めています。私の居住地に近い愛知県刈谷市無印良品ルビットタウン刈谷には、店内中央部の一等地にみんとしょ(一箱本棚オーナー制度)のクマシカ図書館があります。

無印良品本社として図書館や本に関する活動を推進してるのか、たまたま愛知・岐阜近辺の数店舗に図書館や本に関する活動が集まってるのかが気になります。

(写真)いぬなりくん。

(写真)「本のひみつ基地」1階部分。

2. トークイベント「青雲館100年を祝おう! 柳ケ瀬映画館史」

「本のひみつ基地」のオープン記念イベントとして開催されたのが今回のトークイベント。

羽島市映画資料館元館長の近藤良一さん、岐阜土地興業で映画興業に携わってきた磯谷貴彦さんの2人をゲストに迎え、2026年(令和8年)に開館100周年を迎えるロイヤル劇場(旧称:青雲館)について語り合いました。

会場内にはまず13席が準備されていましたが、参加者が多かったため18席に増やされたのに加えて、結局は会場外にも立ち見で10人以上が集まりました。岐阜放送や読売新聞などのメディアも来ています。

(写真)今回のトークイベントのチラシ。

場所を作ることで市民の交わりに期待している吉成さん、古い住宅地図や新聞記事などを通じて"記憶遺産"の調査を行おうとしている安元さん、「やりたいことが異なっててさっそく分裂しかけている」と茶化す山本さん。次回以降はどのような企画を行うのか楽しみです。私もウェブ上で映画館マップを公開する取り組みなどをしているので、安元さんの調査手法や調査の内容などが気になります。

18時30分から20時までのトークイベントの後には、近藤良一さんの解説で柳ケ瀬商店街にあった映画館跡地を巡るツアーがありました。次回は11月22日(金)午後に柳ケ瀬商店街内を歩く会を開催するそうです。

(写真)映画館跡地ツアー。ロイヤル劇場ビル前で説明する近藤さん。