arts marketing[B!]新着記事・評価 - はてなブックマーク (original) (raw)

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以前、「デジタル・オーディエンス」という概念のことをこのブログで書いたことがある。(2011 年 8 月とだいぶ昔だけど) アート/エンタメにおける「デジタル・オーディエンス」とは 詳しいことはこのブログをご参照ください、、なのだけど、簡単に言うと、 「インターネットの普及により多くの人が日常的にオンラインで活動するようになったので、アート/エンタメ関連機関も(従来の来館者や地域の人のみならず)そういった人たちともコミュニケーションをとっていかないとねー」 というような話。単に地元の対としての遠隔地そしてインターナショナル、というのではなく、「デジタル上で積極的にいろいろな体験をする人(情報検索、チケットをとる、といったことから、チェックインする、自分の考えや撮ったものをシェアするといったことまで)たち」を指している。 このブログを書いた時点ではわりと聞いた言葉なのだけど、最近はあんまり聞

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昨年はなぜかずっと、「デジタルの海にビジュアル(画像と映像)が溢れだしている時代の美術館(と作品)」ということに関心があった。なんで気になるのかよく自分でもまだよくわかってないので、整理がてら改めてそれらにまつわる事例、事象っぽいのを何回かにわけて書いておこうと思う。なんか見えることがあるといいな。 まずは、美術館や文化施設の instagram プロモーションとして注目が集まっている “empty” シリーズ(と、私が勝手に命名しているだけど)の紹介と、なぜこれが少なくとも私にとっては重要なのか、ということを。 一人のフォトグラファーのアイディアで始まった “#emptymet” 一気に増えたメトロポリタン美術館のフォロワー 広がっていく “empty” シリーズ 空っぽの美術館で撮られたものは 「culture snacker」と「inspiration snacking」 なぜ、彼は

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11 月 11 日(月)に芸術資源マネジメント研究所講座「アートによる共感づくり―ファンドレイジングを学ぶ―」の第六回にて、「【アートのファンドレイジング2】�今注目されるクラウドファンディング」と題した発表をしました。 今まで何度か資料をアップしたことはありますけど※1、今回は芸術分野にかなり特化でき、しかも “クラウド・ファンディングのテクニック” というのではなくなんとなくいつも言っているようなことを好きに発表させてもらったこともあり、自分の中では久々に新しい資料、という感じです。11 月 3 日の文化経済学会秋の講演会でも同様のテーマで話させていただきましたが、時間がすごく短くて私の能力では全然上手く伝えることができなかったところのフォローにもなっています。 事例含めちょいマニアックだと思いますが、どうぞー。 内容: クラウド・ファンディングとは p.4- 芸術団体、アーティストに

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前回の続き。 アムステルダム国立美術館が 1 年前に立ち上げ、その革新性が大きな評判となった新サイト&新オンライン・アーカイブ “rijksstudio”。彼らがこのサイトをどのような考え方の元に作り、どのような結果を出しているかについて、今月開催された Museum ideas の担当者の講演を元に書いてます。 後編である今回の内容はこんな感じ。 Rijksstudio:自分でテーマを作って自由にコレクション Rijksstudio:「好きな作品画像でポストカード・オーダー」までできる Rijksstudio:モバイルとの連動、API 提供など キャンペーン:デパートで「ポップアップ・スタジオ」&数々のコラボ 粗悪なものが出回るくらいなら、「高画質のフェルメールのトイレット・ペーパー」を 「ヴァーチャル・アウラ」はオリジナル作品の力をさらに増す 実績:「あなたが世界から受け取れるものは、

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今月 3 日にロンドン・ミュージアムで Museum Ideas というカンファレンスに出席した。20 ヶ国から 200 名が集まるという結構大きい国際カンファレンスなのだが、内容は 12 名のミュージアム関係者がそれぞれ、彼らの館で行っているさまざまな “イノベーティブな” 試みやその根幹をなす思想をプレゼンテーションする、というものである。 面白いプレゼンもいくつかあったので、その中から特にデジタル×ミュージアムに関する話題に関して覚書を残しておこうと思う。ので、突然のブログ再開です(笑)。 まずは、今回の私のお目当てのひとつでもあったアムステルダム国立美術館のデジタル・コミュニケーション・マネージャー Peter Gorgels 氏による、同館の新しい WEB サイト&コレクション・アーカイブ・サイト Rijksstudio について。 題して “Rijksstudio: New a

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さて、またまた勉強がてらのアートマネジメント関連エントリを少し続けます。 以前のアートマーケティングの話は、かなりマーケティングに寄り気味で私のコアとなる部分の話だったけど、もう少し、全般的な感じで。 <参考>アートマーケティング関連エントリ Arts Marketing 基礎の基礎~理念編<1> Arts Marketing 基礎の基礎~理念編<2> Arts Marketing 基礎の基礎~理念編<3> そもそも、アートマネジメントってわかったようなわからないような言葉で、 「アートマネジメントの勉強をしています」というと、 「なにそれ?」と聞かれ、 適当にごにょごにょ答えると、 「美術館にいる人か」とか「画廊やりたいの?」と言われることもしばしば。 それは、私の説明が悪い!というわけで、 アートマネジメントとはなんぞや、という話や、それが要求されるようになった背景など

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前回「美術館とクラウド・ファンディング」というテーマが出たので、今回はそこから派生して。 アメリカでは、アート関連では断然に個人がプラットフォームを通じてクラウド・ファンディングを利用するケースがまだまだ多いですが、ヨーロッパでは少し事情が違う国もある模様。その目立った例として、今回はルーヴル美術館とフランスを中心とした事例を紹介しつつ、個人利用ともまた違う「パブリックな組織とクラウド・ファンディング」の特徴や、なぜ利用されているかについて触れてみたいと思います。 ※今回、実際にルーヴルの担当者にインタビューを実施した佐々木周作さん(大阪大学超域イノベーション博士課程プログラムでオンライン寄付を研究されています)から多くの情報を共有していただいています。ありがとうございます! ■目次 毎年クラウド・ファンディングを実施しているルーヴル美術館 ルーヴル美術館が「Tous mécènes !」

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※データに関して (★):Kickstarter からの公式発表 (●):Kickstarter が数時間ごとに更新・公開している統計データより、2013 年最初のタイミング(2013. 1. 1. 3:34am(現地時間))のものを取得 その他は、計算で算出。(●)のものが正式ではなくあくまで限りなく近い数字となっているので、「約」とつけています。 なお、「総調達額」は、目標調達額まで到達しなかったプロジェクト(=つまり最終的に立案者に資金がいかなかったプロジェクト。以下、「失敗プロジェクト」)への支援額、および調達中のプロジェクトの金額も含まれています。 成功プロジェクトだけの調達額(=実際にクリエイター側に資金がいった額、以下「成功調達額」)の実績は、2012 年末時点で $385,570,000-で総調達額の約 88.5%。(ちなみに、Kickstarter は成功プロジェ

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Tweetとっても久しぶりのブログアップです。 といっても、またもやプレゼンテーション資料のアップとなりますが^^; 昨日、IMJ インベストメントパートナーズ主催「スタートアップの クラウドファンディング有効活用」で、起業・新規事業を考えていらっしゃる方を対象にクラウド・ファンディングの役割について、株式会社ワンモア代表取締役社長・沼田さんと共にお話させていただきました。 60 名ぐらいの方に来ていただいたのかな? 質問も活発で、大変楽しい一時になりました!(IMJIP のご担当の皆様、ありがとうございます!) Crowdfunding IMJIP seminar 09122012 from junkoy 本日の Key takeaway ■クラウド・ファンディングは 寄付ではなく、事前購入である ■クラウド・ファンディングが 可能にすること (1)実際の利用者に向けた事業開発

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下記エントリで告知していました「『顔の見える商い』と『クラウド・ファンディング』」、昨日開催されました。 当日券の方も含め、多くの方にお越しいただけました。ありがとうございますー! ■クラウド・ファンディングが可能にする「顔が見える商い」とは 当日の資料をアップしました。 (上記のエントリとかぶるところも多いですが) ※今、不具合で p.23 が表示されない場合がありますが、次のページへは進めます。 P.23 に書いてあることは「じゃあ、クラウド・ファンディングで一般の人から集めよう」です。 これまでわりと長い時間もらって、一人でべらべらくどくど喋らせていただく機会が多かったので、今回15分という持ち時間でまとめるのは苦労しましたw でも、時間超えちゃいましたごめんなさい汗。 私以外にスピーカーとして登壇された、GREEN GIRL を運営している沼田さん、ドリパスの岡崎駿介さん、P

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告知にあまり時間がなかったので、こちらでご案内できませんでしたが、 昨日、 ■Arts and Law × 東京アートポイント計画|アートのためのキャリア支援プログラム2 公開座談会企画「アート分野の”ソーシャル”イノベーションをめぐって」 に、スピーカーの一人として参加しました。 私は、アート・クリエイティブ分野のクラウド・ファンディングの現状に関してプレゼンしました。 その時の資料を下記に公開しています。 今回はクラウド・ファンディングとは、そのメカニズムとは、といった話ではなく、アート業界にどのようなインパクトをもたらしそうか、といったこと考えるきっかけとしての情報をまとめました。 ご参考になさってください。 私以外にも、 アートの新しい楽しみ方のひとつとして、「少額お金を払って、アーティストの別の視点、アートのもうひとつの楽しみ方を手に入れる」ことを提案している PIECE

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中でも私が思わずじーんとしたのは、ゲーム会社 Double Fine によるアドベンチャー・ゲーム開発費用調達のプロジェクトでした。 彼等は PS3 や Xbox360 のゲームを開発し、クリエイターに固定ファンもいるメジャーなスタジオです。 が、投資家たちの意思に左右されず、自分たちの作りたいアドベンチャー・ゲームを作りたい!(今時アドベンチャー・ゲーム!)、自分たち応援してくれる人たちと一緒に好きに作りたいよ!ということで、Kickstarter にて目標 40 万ドルで調達を開始したわけなんですが ふたを開けたら、1 時間に 5 万ドルの勢いで集まってるぞぞぞぞぞぞ!!! ((( ;゜Д゜)) ということで、あっという間にに 1 日で 100 万ドルを集めてしまった、、というわけです。 私が彼等のプロジェクトにじーんとしたというのは、10 年ほどゲーム業界にいたからというのもあ

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昨日、前回告知しました(株)ソーシャルインパクト・リサーチ主催のセミナー「ソーシャルベンチャー(投資の対象になるには?)」が無事終了いたしました! で、私は「クラウド・ファンディングの可能性を考える」と題し、1時間強プレゼンテーションさせていただきました。 実際に調達された方、運営の方から金融系、IT 系の方までさまざまな方に参加してくださり、少々内容を欲張ってしまったため駆け足になりましたが、質問もいろいろ出て、大変刺激&勉強になった一夜になりました。 参加してくださった方、本当にありがとうございます! 楽しかったー 今回のプレゼン資料 下記に公開します。(勉強会時より少し修正しました) 今回、いろいろアニメーションで示しているところが前回以上に多いので、pdf で静止にしていると若干伝わりづらいところがるかもしれませんが、ご容赦ください。 —————– ■目次 0. 今日のポ

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【後編】『ハーブ&ドロシー』の佐々木監督に Kickstarter での資金調達の話を聞きました ―クラウド・ファンディングで資金調達するということ― 前回の続き。 【前編】『ハーブ&ドロシー』の佐々木監督に Kickstarter での資金調達の話を聞きました~プロジェクトはどう進んでいったか 前回は、ドキュメンタリー『ハーブ&ドロシー』の続編 “HERB AND DOROTHY 50X50(以下、50X50)” の制作資金を、実際にどのように Kickstarter で集めいていったかを時系列で見ていった。最終的には目標対 158%、約 8.8 万ドルの調達と十分な成功をおさめたこのプロジェクトだが、経過をみてみると、労多く実り少なく……の時期も多く、ギリギリのところで最後勢いがついて集まった、と言える。 佐々木さん自身も「なにせ初回だったので何が起こるかわからず、起こったことに対して

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【前編】『ハーブ&ドロシー』の佐々木監督に Kickstarter での資金調達の話を聞きました ―プロジェクトはどう進んでいったか― おひさしぶりのエントリです。 前回10月末に勉強会の資料をアップしたエントリはいろんな方に紹介していただいたおかげでとっても多くの方にみていただいて(弊社比)、そのおかげもあって 11 月はいろいろな出会いもあり、、、大きいイベント開催や企画提出も重なってブログどころかツイッター他も開かないような日々でした。 が、ちょっと12月はまたまめに書いてみようかと思っています。 —————– さてさて! なにはともあれ書きたいネタが今回はあります!! 今年の 9 月に、こんなエントリを書きました。 『ハーブ&ドロシー』続編制作資金を WEB で集める――私の Kickstarter 初体験 日本でも 2010 年に公開され話題になったアート・コレクター夫婦のドキュ

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最近、ブログ書けてないですが… こちらでも告知しましたが、10 月 25 日(火)に開催された勉強会「1人が、1万人から、1000円ずつ、1000万円を集める「クラウド・ファンディング」って知っていますか?」でお話をさせていただきました。 定員15名の本当に少人数のレクチャーでしたが、1日で定員が埋まり、当日は定員以上の方にきていただけました。ありがとうございます^^ Mapping my ideas / tinatopak この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。 実際の現状や今起こっていることは、運営者の方のお話に勝るものはないと、CAMPFIRE の方々をお迎えしてのトーク・イベントを開催した時に実感していたので、うーんと考えあぐねた末、私からは「なぜ、人は WEB を通じて支援するのか?」という心理メカニズムについてお話する

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今朝なんとなーく、Kickstarter(以下、KS)の支援者数が 100 万超えたというアナウンスをみて、ほうほう、そろそろ諸々のデータをアップデートしとくかなーと思っていましたが、改めて以前書いた今年 4 月の状況と比べると、 成長カーブが半端ないじゃないですかコレ! と驚いたので、急遽エントリします。 ※4 月時のデータに関してはこちらにまとめています。 ■Kickstarter は2年でどれだけクリエイターを助けたか こちらと、7 月にも少しデータが公開されていたので、そちらも合わせ、この直近半年の間、KS がいかにぐんぐんと成長していったかをざくっとおさらいしますね。 長くなるので 2 回に分け、今回は支援額と支援者数、次回はプロジェクト数と推定売上について書こうと思います。 支援総額は、半年で 5,000 万ドルから 1 億ドル=2 倍に! はい、まずなんといっても驚いたのはコ

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これまでも Kickstarter の話を中心にクラウド・ファンディングの話を書いていましたが、マイクロ・ファイナンスとか、ソーシャル・レンディングとか、いろんな似たようなワードがあるんですよね。 そのあたりを、自分自身の整理のためにも一度ちゃんとまとめたいな&私の関心時はクラウド・ファンディングにあるというところを書きたいと考えていました。 そんな折、先日、mashable にクラウド・ファンディングへの進化を振り返る記事を見つけたので、今回はこれを元に「マイクロ・ファイナンス」誕生から「クラウド・ファンディング」登場までの流れを簡単に紹介しよーかなーと思います。 ■The History & Evolution of Crowdfunding 始まりはマイクロ・ファイナンスから いわゆる今までの「銀行から信用でお金を借りる」という世界の中に、「少額で」というキーワードが入って注目され

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あのミュージアムのスコアはいくつ?――Klout からみる WEB コミュニケーション・スタイル(1) いまでも何度か、アート団体が WEB 上でいかに人々とコミュニケーションをとっていくか、について書いたことがありますが、今回はちょっと面白いツールを使って、国内外のミュージアムの「WEB 上でのコミュニケーションのスタイル」についてみてみたいなと思います。 WEB での影響力を測るサイト Klout そのツールとは、Klout というサイト。 ツイッターや Facebook 等から独自のアルゴリズムで、個人の WEB での影響力を測定するもので、ツイッターか FB でサインアップすれば誰でもすぐに自分の「スコア」を出すことができます。 http://klout.com スコアの内容等詳しいことは、検索してみると下記エントリをはじめいろんなサイトで説明されています。 (「ツイッター上」

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今日はまず、今年10月から始まるアーティストへの少額支援の新しいプラットフォームを見つけたので、そちらの紹介から。 展覧会を観ながら作品に「投げ銭」 その名も Art Micro-Patronage (以下、AMP) サンフランシスコ発のサービスで、10月1日にロウンチとのこと。 どんなサービスかというと、基本的には月1回、WEB 上で現代アーティストの作品による「展覧会」が実施されます。オンラインの展覧会がどうデザインされるかは始まっていないのでまだ不明ですが、ジャンル的には、WEB での表現を活かしているメディアアート系が中心の模様。 1つの展覧会につき 7~15 名のアーティストがピックアップされるようですが、このサイトで特徴的なことは、展覧会をみている最中に少額寄付(50セント、1ドル、5ドル)をすることができることです。こちらもどうデザインされるのかは不明ですが、”Faebook

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前回のエントリで、「次回は全然違うことを書く」と書きましたが、ちょっとチャレンジングな内容だったのでやはしちょっと後日に回します(笑)。 今日もちょっとクラウド・ファンディング・サービスのことを。 ここ数週間、ちょこちょこ調べてブログでまとめて改めて確信したのは、クラウド・ファンディング・サービスの決め手は「見返り購入者コミュニティ」の形成にあるということです。 Kickstarter(KS)で言うならば、支援経験者60万アカウントのうち、複数回支援をしたことがある8万アカウントのコミュニティをいかに創っていくかということ。 このエントリでも書きましたが、それこそが KS の資産だと思います。 何度か書いてますが、クリエイター/アーティストがいかに資金調達していくかも関心がありますが、その前段階としてどうしたらこうした層をつくっていけるか、というのが目下最大の関心事です。 これは私の今まで

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昨日の続き 「世の中を変える広告」を皆で出稿しよう――LoudSauce.com 前回のエントリでは、社会貢献活動団体のために広告出稿代を WEB で集めるサービス LoudSauce.com を紹介したうえで、 個人的には、このサイトを見つけた時、「面白い!ちょっとやってみたい!と反射的に思ったけれども、同じ企画(社会貢献活動団体が広告出稿するための寄付)を、たとえば新聞のPR欄や DM で知っても、よほどのことがないかぎり、関心も沸かず、支援などこれっぽっちも考えなかったのでは? と書きました。 ではなぜ私は、LoudSauce.com であれば支援してみよっかなと思ったけど、新聞や DM で知った場合は関心が沸かなかったのかしら?その理由に、クラウド・ファンディングの資金調達手法の優位性があるに違いない、ということで今回はそのことを書きます。 クラウド・ファンディングと寄付における心

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先々週、WEB でのクリエイター、アーティスト向け資金調達システム Kickstarter のことを4回ほどエントリしました。 Kickstarter は2年でどれだけクリエイターを助けたか クリエイターにお金が集まるプロジェクトとは WEBで数万ドル集めるアーティストたち Kickstarter 成功/失敗データからみる「新しさ」 今週は、その続きでいくつか書いていこうかと思います。 まずは「Kickstarter ってお金を集めるだけなのか?」についてです。2回に分けて書きます。 ※以下、Kickstarter は KS と略します。 資金を得られればそれでいいのか 『Kickstarter 成功/失敗データからみる「新しさ」』というエントリでは、アートスクールをドロップアウトした女子、モリー・クラブアップル嬢が KS を通じて 25,000以上(目標25,000 以上(目標 25,000以上(目標4,500/達成率 573

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さてー、今日も書きます!! 最近、書くスピード早くなってきた! すごいぞ! やっぱり文章も筋トレみたいなもんなんでしょうか。ぎゃんばる 前のエントリ WEBで数万ドル集めるアーティストたち 昨日は、ソーシャル・ファンディングにて「目標達成額以上の大成功」はしづらいと思われるアーティストだけど、めっちゃ資金を集めている例もありますよってことで、2つの事例をみてみました。 今回はまず、昨日紹介しそこねた最後の1例を紹介、その後成功プロジェクトと失敗プロジェクトの間にある差を簡単なデータを通してみることで、KS を通じた支援の「新しさ」に触れられればなと思います。 キャラで支援を集めた? 「アンチ・アート・スクール」女子の場合 大成功しちゃったアーティスト事例その3は $25,805 を集めたモリー・クラブアップル嬢(Molly Crabapple)。 ★Molly Crabapple’s We

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復活!最初のエントリは、WEBサービス Kickstarter について書きたいと思います。 なんでか知らないけど、ここ最近 Kickstarter を超ウォッチしてます。ちゅうても、実際に使うのではなく、その場で行われる人々の行動の傾向、そこから何がおきようとしているのか、そういうところに関心があるのですが。 初めて書くので、まずはKicstarter の概要と実際どれだけ実績があるのかというとことろを紹介したいと思います。 クラウド・ファンディングとは まず、Kickstarter(以降、KSと略します)とはなんぞや、ですが。 KS とは、クリエイター/アーティスト対象のクラウド・ファンディング・サービスです。クラウド・ファンディング(Crowd Funding)っていうのは、何かプロジェクトを立ち上げる際必要な資金を、これまで少数の企業/個人の(1社/1人あたり)多額な投資によって集

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美術館のデジタル戦略やアーティストのクラウド・ファンディング活用など、アートとデジタルとマーケティングに関する話題について書いています。

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※どうでもいいけど、タイトル↑のこと。「芸術」とか「アート」とかって、どうにもこうにも、どれもしっくりこない言い方だな。なんか大仰すぎる気がして、いつも、違和感を感じているのだけど、なんかいい言い方ないでしょうか。笑 まず、ちょっと長いけど、1983年にNYのオルタナティブ・スペースP.S.1の当時理事長アラナ・ハイスが、東京で行ったレクチャーでの発言より引用。 地位についてですが、私のインスティテュートにおける地位というのは、もちろん有給のスタッフで、理事長です。ですから、給料も一番多くもらっています。普通の水準からいってもいい給料をもらっています。(中略)そうすると、私たちは自分のやる仕事というのが一人ひとりに集中しますので、たくさんあって大変だけれども面白いわけです。ですから、その5人のフルタイムも20人のパートタイムの人も、ともかく仕事に対しては正当な報酬を払うというのが、予算を立

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山本 純子 Junko YAMAMOTO (株)アーツ・マーケティング代表 1997年 慶応義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業。 大学在学時よりゲーム業界に携わり、オンラインゲーム会社の設立初期メンバーから上場までを経験。 主にマーケティングに従事、他海外からの調達、事業開発等にも携わる。 最終役職はマーケティング・マネージャー。 2008 年に退職、2009 年慶応義塾大学大学院アート・マネジメント分野修士課程に入学。同年末にITの力で芸術を広めるために株式会社アーツ・マーケティグを立ち上げる。 修士修了後、慶応義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)を経て、現在、執筆、コンサルティング、講演等を行う。著書『入門クラウドファンディング』(日本実業出版社)、共著『ぼくらがクラウドファンディングを使う理由 12プロジェクトの舞台裏』(学芸出版社)。 株式会社アーツ・マーケティング / Arts

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