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セブン&アイ・ホールディングス(HD)がカナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けました。実現すれば海外企業による日本企業買収としては最大級となる見通し。ニュースの行方を追います。セブン、コンビニ専業で買収対抗 井阪氏「価値向上邁進」
セブン井阪氏「コンビニに集中」 セブン銀も資本変更へ

セブン、コンビニ専業で買収対抗 井阪氏「価値向上邁進」

#セブン&アイ買収提案 #小売り
2024/10/10 20:46 [会員限定記事]
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は10日、主力のコンビニエンスストア以外の非中核事業を分離すると発表した。コンビニ専業を明確にして市場価値の向上を急ぎ、カナダの同業、アリマンタシォン・クシュタール(ACT)による買収提案に対抗する。

井阪隆一社長は同日オンラインで開いた決算記者会見でACTからの買収提案について触れ「株主をはじめステークホルダーからの提案は、企業価値を上げるためであ...

■本日の言葉

「人を許す能力は、人間としての自分の価値を測る、大きなものさし。」(心理学者/マクスウェル・マルツ)

本当に「強い心の持ち主」は、どんな相手でも許すことができる人です。なぜなら、心の弱い人が相手を許すことができないのは、相手を許してしまえば、自分の苦しみをぶつける対象がなくなってしまうからです。苦しみをバネにして相手を許すことができた人だけが、今よりも大きく成長し、「自分の魂をより高みに導く」ことができるのです。

バフェット大型起債は株高材料か

大越優樹
#スクランブル・フラッシュ #株式#マーケット
2024/10/10 11:53(2024/10/10 15:00 更新)[会員限定記事]
10日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し前日比の上げ幅は一時300円を超えた。終値は102円(0.3%)高の3万9380円だった。4万円に接近し上値が重くなる中で、相対的に堅調だったのが保険などの金融株だ。10日には著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイが2019年以来の大型起債をした。市場では日本株を支える材料として受け止められている。

10日はMS&...

アジア選手権で50年ぶり快挙

#その他スポーツ #スポーツ
2024/10/10 10:52

10月9日の卓球アジア選手権で張本美和は日本の2大会ぶり優勝に貢献した(写真はパリ五輪の卓球女子団体決勝)=共同
卓球のアジア選手権は9日、カザフスタンのアスタナで行われ、女子団体決勝で日本は中国に3-1で勝ち、2021年(ドーハ)以来となる2大会ぶりの優勝を果たした。中国が出場した大会での優勝は1974年(横浜)以来、50年ぶりの快挙となった。

団体戦は3戦先勝で、第1試合は16歳の張本美和(木下グループ、世界ランキング7位)が王芸迪(同4位)に3-2で先勝。第2試合で伊藤美誠スターツ、同9位)がパリ五輪シングルス銀メダルの孫穎莎(同1位)にストレートで敗れたが、続く平野美宇木下グループ、同12位)が陳幸同(同6位)に3-1で勝った。第4試合では張本美が過去未勝利だった孫に0-2から逆転し、頂点に立った。

卓球女子は近年、1強の中国を日本が追いかける状態が続く。今夏のパリ五輪の団体決勝は早田ひな日本生命)、平野、張本美で臨んでストレート負けし、2021年東京五輪に続く銀メダル。今年2月の世界選手権団体戦決勝でも同じメンバーで2-3と惜敗し、5大会連続の2位だった。

殊勲の2勝を挙げた張本美は男子のエース張本智和(智和企画)を兄に持ち、高い守備力と威力のある両ハンドドライブを武器に急成長。パリ五輪後には「銀メダルはうれしいけど、やっぱり金メダルが欲しい」とさらなる飛躍を誓っていた。

今大会の決勝でプレーした中国勢のうち、パリ五輪に出場したのは孫のみ。五輪シングルス2連覇の陳夢らは不在だったが、日本もシングルス銅メダリストで故障明けのエース早田は欠場した。大会前に「いい成績を残したい」と意気込んでいた張本美をはじめ、日本の地力と総合力を示した価値ある勝利といえる。

【関連記事】・卓球・張本美和 パリ五輪代表にも選ばれた15歳の逸材

早田ひな、涙ながらに感謝 卓球日本代表が五輪報告会

[社説]袴田さんの再審無罪確定を重い戒めに

#社説 #オピニオン
2024/10/10 2:00

袴田巌さん㊧と姉のひで子さん。失われた58年は取り戻せない(8日夜、浜松市)=袴田さん支援クラブ提供
再審で無罪が言い渡された袴田巌さんについて、検察が控訴を断念した。事件から58年を経て、ようやく無実の訴えが認められた。

袴田さんと姉のひで子さんが待ち望んだ決着ではあるが、これで問題は終わりではない。一人の人生を台無しにした事実を重く受け止め、過ちを繰り返さないための戒めとしなければならない。

袴田さんは、1966年に静岡県で一家4人を殺害したとして死刑が確定した。2014年に釈放されるまで自由を奪われ、執行の恐怖におびえながら過ごした。刑事補償がなされる見通しだが、金銭で償えるものではない。

畝本直美検事総長は捜査機関の「証拠の捏造(ねつぞう)」などを指摘した静岡地裁判決を「到底承服できない」としつつ、袴田さんが置かれた長く不安定な状況を踏まえて控訴しないとする談話を発表した。判決への評価はともかく、控訴断念は当然の判断だ。

今後なすべきは捜査と裁判の検証だ。警察は袴田さんを犯人と決めつけ、肉体的・精神的苦痛を与える取り調べで自白を迫った。法廷で捜査手法は問題視されたが、結局有罪となった。公正な裁判が行われたのか疑わしい。当時の裁判所も責任は免れない。

もちろん「捏造」の問題を見過ごすことはできない。刑事司法への信頼が土台から揺らいでいる。「事実無根」だと反論するのであれば、第三者の手で真偽をはっきりさせるべきであろう。

袴田さんの身に降りかかったことは、決して過去の特異な事例ではない。捜査機関による不適切な捜査は現在もたびたび表面化している。取り調べの可視化(録音・録画)対象事件の拡大など検討すべき課題は多い。

確定死刑囚の再審無罪は戦後、袴田さんで5人目だ。過去の再審でも「開かずの扉」と呼ばれるハードルの高さや時間がかかることが指摘されてきた。だが制度の見直しには至らなかった。

欧州や韓国、台湾など再審のルール整備が進む海外に比べ、日本は後れを取っているとされる。証拠開示の制度化など法整備を急がねばならない。

司法にとどまらない。袴田さんが逮捕された後、犯人と決めつけるような報道があった。偏った報道が冤罪(えんざい)に加担した面はなかったか。過ちを直視し、教訓を生かさねばならないのは私たちメディアも同じである。

【関連記事】・袴田巌さん無罪確定、戦後5例目 検察が控訴の権利放棄

・袴田さん補償、拘束47年7カ月で2億円 釈放後は対象外

・袴田さん無罪確定、冤罪から何を学ぶ 識者の見方

セブン&アイHDが決算発表 10月10日ビジネス主な予定

#きょうのビジネス主な予定 #コラム
2024/10/10 4:00

セブン&アイHDの決算では物価高の影響などを受けるコンビニエンスストアの収益動向に注目だ
10月10日の主な予定は以下の通りです。日経電子版のビジネスセクションでは、注目企業の動向や決算を速報し、解説記事を随時更新していきます。

【午前10時】 9月のビール販売数量が発表

ビール大手4社が9月のビール系飲料の販売数量を発表します。2023年10月の減税以降、ビール販売には追い風が吹いています。

【午前11時】 9月の中古車登録・届け出台数が発表

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2024年9月の中古車登録・届け出台数を発表します。8月は前年同月比5%減の46万7267台と2カ月ぶりにマイナスに転じました。

【午後3時】 セブン&アイHDが3〜8月決算を発表

セブン&アイ・ホールディングスが24年3〜8月期決算を発表します。カナダのコンビニエンスストア、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けています。日米で続く物価高の影響などを受けるコンビニエンスストアの収益動向に注目です。

【午後3時】 ファストリが8月期決算を発表

カジュアル衣料品店ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが24年8月期決算を発表します。格安の中国系電子商取引(EC)のSHEIN(シーイン)やTemu(テム)が急速に存在感を増しています。こうした新勢力にどのように立ち向かうのか、戦略が焦点になりそうです。

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ファストリ世界一託すGU、NYで問う「ユニクロの教訓」

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