2020年シーズンのスキー滑り納め/北海道・キロロは暖冬とコロナの影響も (original) (raw)

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今シーズン3回目のスキーツアー。今回は日本有数の積雪量を誇る北海道キロロを訪問した。今回も2泊3日の弾丸ツアーを決行。今シーズン最後となるスキーとなり、滑り納めとなった。

北海道は2回目となるが暖冬の影響でさすがの北海道でもコンディションの低下は否めなかった。暖冬や新型コロナウイルスの心配がある中、対策を施し無事帰還することができた。

前日までの寒波で訪問初日の積雪は十分だった

前日までの寒波で訪問初日の積雪は十分だった

■北海道のキロロとは

キロロは北海道の道東、道央の余市周辺に位置する。北海道小樽市にも近く札幌市から車で60分とアクセスがいい。また新千歳空港からスキーバスで120分と利用しやすい距離にある。

キロロリゾートとしてスキー場のキロロスノーワールド、レストランなどの設備が整うマウンテンセンター、シェラトン北海道キロロリゾート、キロロトリビュートポートフォリオホテル北海道で構成される。

580㎝を記録した年もキロロであった

580㎝を記録した年もキロロであった

日本海側に面しているため降雪量も多く、私が訪問した時は積雪量は300㎝。過去の記録では2005-06年に記録した580㎝がある。山頂には記念のプレートが設置されている。

■キロロスノーワールドの実力

スキー場の規模としては中程度の部類。2泊3日あれば十分滑れる大きさだ。

スキー場の構成は朝里、余市、長嶺の3エリア。リフトは9基でコース数23を有する。

距離にして約4㎞のロングコースとなる「朝里ダイナミックコース」が山麓から変化に富んだ斜面を楽しむことができる。

ニセコやルスツのような規模感ではないが雪は豊富。

https://www.kiroro.co.jp/wp-content/uploads/2019/08/%E3%82%B1%E3%82%99%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%99%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%9A_190805_ja.jpg

中央に位置するマウンテンセンターを起点にリフトやゴンドラを乗り継げば15-20分程度の時間でどの山の山頂も目指せる。

ゲレンデはコンパクトだが利用しやすい設計になっている。

■実際のゲレンデコンディションは

積雪300㎝とあって積雪量は十分だった。

前日まで寒波が押し寄せ、ゲレンデの雪も滑りやすい。3月のため完全なパウダースノーとは言えないのだが、いい雪質だった。

非圧雪のコースも充実。踏み荒らされていない場所はパウダースノーが残る

非圧雪のコースも充実。踏み荒らされていない場所はパウダースノーが残る

しかし3月の2週目は天気予報にもあった通り、異常な高温状態にあり、日に日に雪が溶けるなど厳しい状態に。

公式にはパウダースノーと雪の状態が発表されていたがその日の午後には雪がシャーベット状態になっているのがほとんどだった。

最終日まで一日も雪が降らなかったため、ゲレンデコンディションはさらに厳しい状態に。もちろんコースの8割程度は北海道らしい雪質だが、初級コースなどなだらかになった麓付近は、スピードがほとんど出せない状態になるなどシーズンの終わりを感じさせるコンディションだった。

今度は1、2月のハイシーズンに訪れたい。

■朝里エリア

標高1180mで、キロロで最も標高が高いゲレンデ。全長4㎞のロングコースもここから。 麓からゴンドラでちょうど15分で山頂に行け中級初級コースをつたって眺めの良いコースが楽しめる。

キロロの特徴はコース数は少ないものの、1コースあたりが長いのが特徴。

初級から非圧雪のエキスパートコースまで朝里エリアがキロロ最大のエリア

初級から非圧雪のエキスパートコースまで朝里エリアがキロロ最大のエリア

余市エリア

キロロで最初に訪れるエリア。初級と中級がほとんどで一部非圧雪の上級もあるが難易度は低め。ここも1コース当たり長いので、キロロの特徴を最初に体験するにはふさわしい場所。

そして楽しいのが「キロロバンクドパーク」。カーブやジャンプ台、パイプがあるバンクドコースが気軽に楽しめる。スキーでもいままで体験したことのない滑走が楽しめる。

キロロバンクドパークではアクロバティックな滑りが楽しめる

キロロバンクドパークではアクロバティックな滑りが楽しめる

初心者もスピードをコントロールすればアクロバティックな雰囲気が味わえる。

長峰エリア

日本有数の積雪量を誇るキロロ。パウダースノーは場所によって健在

日本有数の積雪量を誇るキロロ。パウダースノーは場所によって健在

非圧雪の上級コース1本と中コース2本のシンプルな構成。ゲレンデに人は少なく上達するにはもってこいのコース。雪質は個人的に最も良いのではないかと感じた。10分でリフトで山頂に上がり、5分でおりるということをひたすら繰り返した。

上級コースは非圧雪で1100mのコース。コブが永遠と連なる。

新型コロナウイルスの影響は?

事前に電話確認した通り、スキー場やホテルの営業は通常通りだった。

初日はゴンドラやリフトもフル稼働でレストランなど休憩施設もすべて解放されていた。

ただ、新型コロナの影響で利用者は少ない。北海道では外出を控えていることもあるため当然といえば当然だが。

各所に消毒用アルコールを配置するなど感染症対策もされており、人が少ない分濃厚接触も避けられる。共用スペースの消毒を強化している。

また密室になりがちな6人乗りゴンドラは一部事例を除いて1グループにつき1ゴンドラの乗車となっている。不特定多数の接触を事前に回避する措置が取られている。

都内の満員電車に乗るよりお安全性は高そうだ 。

ただ寂しいのはホテルの中にあるスキーレンタルやリフト券を交換する場所は、日曜日を終えると突然閉鎖されかたずけを始めていたこと。

ホテルの一角では早めに今シーズンのサービスを終了したところもある

ホテルの一角では早めに今シーズンのサービスを終了したところもある

さらにスキー場とホテルをつなぐ新設したゴンドラも営業が終わり、バス移動になってしまった。シーズンの終了を待たずして営業が少しずつ早めに巣不良してしまうところにコロナの影響が感じられる。

今シーズンオープンしたばかりのコンドミニアムやホテルとスキー場をつなぐゴンドラが少し寂しい…

今シーズンオープンしたばかりのコンドミニアムやホテルとスキー場をつなぐゴンドラが少し寂しい…

■今シーズンはスキー終了

今シーズンは暖冬やコロナなど不測の事態に備えることが多く厳しシーズンだったがけがや病気もなく無事過ごすことができた。

スキーをするベストコンディションが次シーズンに戻ってくることを祈りたい

スキーをするベストコンディションが次シーズンに戻ってくることを祈りたい

次のスキーシーズンまでおよそ9か月後だが、このブログでは定期的に過去のスキー情報や旅行、ホテルの情報を配信していきます。書ききれなかった情報もあります。

よろしくお願いいたします。