躁鬱の完治は諦めてます。 (original) (raw)

なんの気力もやる気もない日々。

興味のあることもないし、したいこともない。

YouTubeを見て時間を潰すが、動画を見ても楽しいと思わない。

することもないので何か食べてみるが、美味しいとも感じない。

たくさん食べたら眠くなるかと思ったが、お腹がパンパンになって苦しくなるだけで、特に眠くもならない。

何のために生活しているのだろうか。

ただ1日が終わるのを待つ日々。

唯一の趣味である旅行もいつできるかわからないのでウキウキもしない。

ただ自分が老いていくだけな気がする。

前までは仕事を辞めたらしたい事がいくつかあったが、実際そうなっても思い通りにできない。

気分が沈んでしまうと頭も働かないし、体も動かない。

とても悲しい気分がずっと続いていく。

マネージャーを怒らせて大揉めしたものの、なんとか泣かずに残りの2週間は仕事を頑張った。

マネージャーは怒りやすい性格だが切り替えも早く、優しいところもあったので、一緒にいても雰囲気は悪くはならなかった。

いろいろあったが約3年勤務した店を辞めること、同僚と会えなくなること、住み慣れた土地を離れることは寂しかった。

無事退職したからといってまだ安心はできない。

次にしなけばいけないことは新居に荷物を運ぶことである。

引越し業者に頼むと約100万円ほどかかるので、私たちは自分たちでトラックを借りて引越しすることにした。

またあの長距離(片道20時間)を運転しないといけないと思うと気が遠くなる・・・。

途中ホテルに泊まりつつ、2日かけて新居へ物を運ぶ。

彼と物を搬入している時に、あまりの疲れにまた喧嘩をする。

原因は家具の搬入前に床を掃除するかしないかということ。

彼としては『見知らぬ人が住んでいた部屋だから、自分たちの家具を置く前に掃除しておきたい』と思ったらしい。

でも私からしたら引越しの前日まで仕事して体はクタクタだし、掃除できる元気はなかった。

彼も長時間のドライブで疲れていたのだろう、大声で怒りだし、家具を床に投げつける。

これからここで暮らそうっていうのに、なんていうスタートだろう・・・。

お互いいっぱいいっぱいだった。

私は歩くのもおぼつかなかったが、泣きながらシャワーを浴びて、片付いていない新居でとりあえず眠る。

朝になれば、彼の怒りも私の悲しみも落ち着いていた。

また2日かけて車を運転して、もとの家に帰る。

車の中では私たちはほぼ無言だった。

丸2日かけて自宅に戻ってくる頃には、私の体調と彼との関係は少し回復していたが、まだ安心はできない。

次の問題がある。

新居は片道車で17時間かかる場所にあるので、今の仕事は辞めるしかない。

新居の入居日はなんと2週間後で、彼はできるだけ早く引っ越したいと言う。

私は2週間後に仕事を辞めることを今すぐにでもマネージャーに伝えないといけない。

長くお世話になった店に迷惑はかけたくないので、本当はもっと余裕を持って退職を伝えたかった。

でも私達の不安定なビザの状況だと、早く行動に移した方がいいのはわかっているし、延ばし延ばしにしても決していい事はない。

メールで仕事を辞めることを伝えるのは急だし失礼だと思ったので、マネージャーに面と向かって伝えることにした。

マネージャーになんと言おうか、頭の中で何十回もイメトレをしながら、長旅から帰ってきたその足でマネージャーに会いに勤務先へ向かった。

話をする前から不機嫌そうなマネージャー・・・。

私が呼び出した時点で嫌な予感がしていたのだろう。

私はなるべく失礼のないように仕事を辞めたいと伝えた。

マネージャー「そんなに急に辞めるなんて困るよ!前から辞めるなら早く言ってと言ったでしょ?」

私「ごめんなさい。働かせてもらったことに感謝しています。でも私たちはこの国に永住するために早く行動を起こさないといけないんです。」

マネージャー「だからビザをあげたくなかったんだよ!ビザあげたのにも関わらず、仕事辞められると困るんだよ!」

私は働いているお店からビザをもらっていたのだが、その期限が数ヶ月残っていた。

怒りでヒートアップするマネージャーをなだめようと、彼が私の代わりに説明しようとする。

しかし、頭に血が上ったマネージャーは彼の話を何度も何度も遮り、説明さえもさせてくれなかった。

全く話しを聞き入れないマネージャーに対して、短気なところがある彼も一生懸命に怒りを抑えながら話し合おうと試みる。

カオスな状況にどうしていいかわからず泣く私。

本当は2週間で退職したかったが、お店が忙しいことも知っているし恩もあるのでマネージャーと話し合って、4週間後に退職もありだと考えていた。

それを相談もしたかったが落ち着いてうまく説明ができず、私と彼は家に帰るしかなかった。

お世話になったのは確かだし感謝しているので、こんな感じでマネージャーと話を終えたくなかった。

次の日勇気を出してマネージャーに電話することにした。

私は泣きながらではあったが言いたかったことを伝えられた。

マネージャーも怒りは落ち着いたようでちゃんと話を聞いてくれたし、私を励ましてくれた。

マネージャー「もう仕方のないことだから、いいよ。もう新人を採用するようにしたから大丈夫。仕事最後までやって、新生活頑張って。」

この電話で一応マネージャーとの関係は修復できた。

私はこの1週間で4日泣いたし、感情の波が大荒れで、頓服薬が手放せなかった。

5日目。

昨日は営業時間が終了していてマンションの管理人に会えなかったので、早起きして朝一番にマンションへ向かう。

管理人「ちょうど昨日、ある女性が来て家を契約してしまったんだよ。」

やっとの思いで出した決断だったがあっさりと断られ、車に戻る私達。

彼「僕たち外国人に家を貸してくれる人って少ないんだよ!入居できる部屋があるのになんで早く決めなかったの!?」

再び怒り狂う彼。

再び泣くしかない私。

いくら病気で決断ができないと説明をしても、彼は焦りと怒りで聞く耳なし。

それからいくつか別のマンションに行ってみたり、ネットで検索してみたがいい条件の部屋は見つからない。

私達は色々と疲れが溜まってぐったりしていた。

彼「もういい部屋はないよ。仕方ないから第二候補だった1LDKのマンションの管理人にもう一度聞いてみるよ。」

実は第一候補の部屋を契約できると思っていたので、彼は第二候補の部屋を断っていたのだ。

第二候補の部屋も、もしかしたらもう誰かに取られているかもしれない・・・。

ドキドキしながら第二候補の管理人と電話をかけると、まだ空きがあると言う。

すぐに銀行に向かって残高証明を発行してもらい、管理人の元へ向かう。

言っている事が二転したので管理人にちょっと嫌な顔をされたが、無事に契約が完了した。

あとは2日かけて自宅へ戻るだけ。

ふぅ、やっと帰れる・・・。

この旅で私は体力的にも精神的にもボロボロだった。

時間がないので焦る気持ちもわかるし、責任を感じているのかもしれないが、彼のあの怒りは度を超していた。

涙が止まらないのはもちろんのこと、私の体は鉛のように重く、歩くのも驚くほど遅かった。

息をするだけで精一杯な感じ。

言葉を発する力もなく、ほとんど話せない。

鬱の大底という感じ。

新居を探しているのに、そこで彼と新しい生活を思い浮かべる事ができなかった。

むしろ彼から離れるために日本に帰って、実家でどうやって過ごしていこうかと考えていた。

とりあえず今の私にできることは、トリプタノールとレキサルティを頓服として飲むことだけだった。

丸2日かけて目的の町になんとか到着したが、長時間のドライブで私たちはもうすでに疲れていた。

3日目から家探し開始。

私達はその街の土地勘がないし知り合いもいないので、まずは町をドライブしながら様子を探る。

中心地、住宅街、レストランがたくさん集まっている所、大きなショッピングセンターがある所・・・。

雰囲気の良い新興住宅エリアに狙いを定め、『入居者募集』と大きな旗が掲げてあるマンションにアポ無し突撃。

いくつか当たってみたが今の家賃より高いし、空室が思ったよりも少なく、すぐ入居できるところがなかなか見つからない。

それに加えて、事前にアポを取っていた管理会社に内見に連れて行ってもらう。

ホームページに載せられている写真の通り、広々として暮らしやすそうではあったが、アパートの周辺にはホームレスがウロウロしている。

家賃は安くお手頃であったが、治安の悪い場所だったので候補から外れた。

4日目。

思っていたよりも空き部屋が少なく、この時点で候補は2つ。

どちらも築1、2年ほどの新しいアパートで、ホームレスがいない地域だ。

ここで私の決断力の無さが発揮される。

1つは街の西にあり、20分ほど歩けばスーパーなどのお店がいくつかある1階で1LDKの家。

私は車の運転が苦手なので歩いていける距離に買い物ができる場所があるのは助かるが、一階なので人の目が気になりそう。

もう1つは街の東にあり、歩いていけるスーパーはないが3階で2LDKの家。

部屋も広いし3階なので眺めはいいが、気軽に買い物に行ける場所がない。

少なくとも1年は住まなければいけない家を決めるなんて、そんなに簡単にできるわけがない。

しかも土地勘もないし、家賃も今までより高い。

彼「自分1人で決められないし、ね子(私)の意見も聞きたい。」

と返事を待ってくれた。

その日の夕方に彼に急かされて、渋々2LDKの家にしたいと言った。

やっと家を決めて契約するために管理人に会いに行ったが、すでに帰宅した後だった。

そこから私と彼の雰囲気が悪くなっていく。

彼「なんで早く決めないんだよ!これで契約できなかったらどうするの!?時間がないんだよ!今決めなかったらまた往復4日もかけてこの街に来なきゃいけないんだよ!ただでさえ僕たちは外国人だから、審査も通るかわからないし契約するのが大変なんだよ!」

これまでにあまり見たことないような形相で怒る彼。

責められて泣くしかない私。

何も言えず1時間以上泣き続ける。

体の力が全部抜けて、車の椅子に座っていることも辛い。

それからホテルに戻り、無言で眠りについた。

最近ブログを投稿していたもの下書き保存していたもので、実はここ2ヶ月ほど全くブログを書けていなかった。

その理由は、生活に大きな変化があったからだ。

2ヶ月前のある日。

彼「ねー、引っ越しするために家探しに行かない?」

私「いいけどいつ?」

彼「来週の月曜日(3日後)。だから、1週間くらい休み取れないかマネージャーに聞いてみてよ。」

私「急すぎる!!!しかも1週間も休みなんてなかなか取れないよ!」

数ヶ月前から私たちは引っ越しについて話し合ってきた。

それは長期的にこの国に住もうと思うと、引っ越しした方がビザ申請に有利になるからだ。

しかし、なかなか仕事を休めるチャンスがなかったのでその話は流れていた。

『3日後に新居を探しに行く』という彼の提案は急だったのであまり気は乗らなかったが、次の日職場のマネージャーにそのことを話してみた。

マネージャー「えー!!!急に言われても困るよ!」

マネージャーのリアクションは予想通りだった。

しかし戸惑ってはいたものの、結局1週間の休みをもらえることになった。

3日後、朝5時に新居探しのために家を出た。

なぜ早朝に家を出たかというと、私たちが引っ越したい町は今住んでいるところから車で20時間ほどかかる場所にあるからだ。

遠すぎる・・・。

無理なく運転するには往復で4日間かかるし、3日間で家を探して契約しないと、1週間の休みでは仕事に間に合わない。

時間がない・・・。

なるべく日中に運転し、日が暮れたらホテルに滞在。

早朝ホテルを出発して、2日目の夜8時頃に目的の町に到着し、ホテルに泊まることにした。

ある日、いつものように仕事をしていた。

私が働いている飲食店はクーラーもないし、窓を開けても風通しも悪い。

キッチンでは常に火を使って調理しているので滝のように汗が流れ、猛暑日の店内は地獄だ。

1人のお客が会計を済ませ、持ち帰りの料理ができるのを店内で待っていた。

こんなに店内がムンムンしているのに、暑くないのかな?

外で待ってた方が風があって涼しいのにな。

私「店内は今暑いので、外で待ってた方が涼しいですよ。」

お客は少し嫌な顔をして外へ出ていった。

その後商品を渡し、お客は帰って行った。

その日の夜、オーナーから従業員達は呼び出しを食らった。

オーナー「Googleの口コミにこんなこと書かれたんだけど、覚えてる?」

そう言ってオーナーはみんなに携帯の画面を見せた。

『本当にサービスにがっかりした。店内で待っていたら、暑いから出て行けと言われた。もう絶対にこの店に来ることはない。』

・・・もしかして???

そう、私が対応した客だった。

私はお客のためを思って、『外の方が涼しいので外でお待ちください。その方が快適だと思います。』という意味で声をかけたのだが、私の外国語はうまく伝わらなかったらしく、『店内暑いから外でてて!』みたいな感じで伝わってしまったらしい。

だからあんな表情だったのか・・・。

オーナーにそれを説明すると、怒られることはなかったが対応について注意された。

お客を待たせてる時の声がけはとても大事だと思っている。

一言あるだけで、待ち時間も長くは感じないし、お客の満足度も変わってくる。

お客のためを思って声をかけたのに、それが裏目に出てしまってすごく悔しかった。

悪いことをしているわけではないのに、気分がどん底になった。

この書き込みのせいで店の評判に泥を塗ったかと思うと、自分が恥ずかしいし、罪悪感でいっぱいだった。

数日間この事が頭から離れず何度も泣いたし、あまりにもショックが大きく2年間もこのブログに書く事ができなかった。

躁鬱の人にとって大きな失敗は長期間にわたって引きずってしまう。

あんまりピクサーのキャラクターが好きではなかったが、こないだテレビを見ていたら『インサイド・ヘッド2』の宣伝をしていたので気になっていた。

ある日、2015年に公開された『インサイド・ヘッド』映画を見てみた。

内容としては、人間の女の子ライリーの内なる感情がそれぞれキャラクター化され、女の子を成長させていくストーリー。

子供の感情をよく表しているし、よくできた物語だと思った。

『カナシミ』という青いキャラがいるのだが、それが私にそっくりで自分を重ね合わせてしまった。

私は双極性障害だが、うつの感情がとても多い。

いつも悲しく不安そうな顔をしていて、辛い時は歩けもしないし地面を這いつくばる感じがとても似ている。

自分と重ね合わせて少し泣いてしまった。

インサイド・ヘッド (吹替版)

インサイド・ヘッド2』も見てみたが、女の子が成長して13歳になった思春期の話。

小学生だった頃とは違ってもっと複雑な感情が増えてくる。

自分もいろんな感情がごちゃ混ぜな10代を過ごしたことを思い出した。

私たちにはたくさんの感情があって、その感情は消し合うのではなく共存している。

いろんな感情を認めて、喜びがメインになって主軸になるところがいいと思った。

感情のキャラクター達が主人公のライリーを褒めたり、幸せにしようとしたり、ライリー(自分)を愛しているところもいい。

双極性障害の自分もこんなふうに愛してあげたいと思った。

インサイド・ヘッド2 (小学館ジュニア文庫 ジネ 1-4)

今日もアルバイト先の飲食店に出勤。

私の仕事は主にレジと、電話やオンラインでオーダーを取ること、出来上がった商品の袋詰めすることだ。

オープンしてしばらくすると、お客が次々と入店してくる。

さらに電話も鳴るは、オンラインのオーダーも入るは、急に店が忙しくなった。

忙しくなることはよくあることなので、最初はなんとか仕事をこなしていた。

ところがある一つのミスが引き金になって、私の思考回路がおかしくなった。

テイクアウト用の料理を急いで袋詰めしている時に、誤って完成した料理が入っている器をソースで汚してしまったのだ。

少しくらいならいいのだが、かなり大きな範囲に油っぽいソースがべっとりとついているので、流石にこのままお客さんに渡すわけにはいかない。

拭き取ろうとするが、ベトベトしてなかなか取れない。

私が悪戦苦闘している間にも、お客がどんどん入ってくる。

同僚にどうしたらいいか聞いてみる。

同僚「容器変えて再度盛り付けても、見た目が悪くなっちゃうんじゃないかなー。また新しく作ってあげるよ。」

お客たちが列を作って待っているのを見て焦った私は、同僚に迷惑をかけたくないと思い、新しいものを作ってくれると言ってくれたのにも関わらず、それを無視して別の容器に再度盛り付けてみる。

それほど見た目は悪くなっていなかったので、同僚に確認してもらう。

同僚「うーん・・・。」

曖昧な返事が返ってきたので、それはOKのサインかと思った。

時間がないので、とりあえず再度盛り付けした料理を袋詰めして、それを注文したお客に渡した。

同僚と意思疎通ができていなかったようで、数分後に同僚が先ほどの料理と同じ物を新たに作ってくれた。

せっかく忙しい中作ってくれた料理が余ってしまった。

この気まずい雰囲気から思考がショートしてしまう・・・。

その後も列に並んで待っていた別のお客の注文を伺う。

待たせられてイラッとした顔のお客が、私にプレッシャーをかける。

私の中では全速力のスピードで働いていたのだが、なかなかお客をさばけない。

また別のオーダーの袋詰めをしていたのだが、後になって商品の入れ忘れに気がついた。

完全に私のミスだ。

そのお客の連絡先も知らないので、追いかけて届けることもできない。

どーんと罪悪感が私にのしかかり、私のテンションを底まで沈ませる。

『ミスした。どうしよう。お客さんに怒られる。店長に怒られる。店長に知らせたくない。もし怒られたら、泣かないで我慢できるかな・・・。』

そんなことを考えていたら、呼吸が浅くなっている感じがした。

それからも忙しい状況は変わらず、あっちこっち行ったり来たり。

数時間、人息つく暇もない。

それからも小さなミスがポロポロと出てくる。

『テキパキした行動ができず、他のスタッフも私にイライラしているだろうな。本当に申し訳ない。』

私は直接聞いたわけでもなかったが、同僚がイライラしていると決めつけていた。

やっと営業終了し、ホッと一息をつくと同時に私の頭の中は、どうやって同僚のご機嫌を取ろうかということを考えていた。

今日は私が慌てふためいて、迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいだったからだ。

何か面白い話はないか、相手を笑わせて私にイライラしている気持ちをふきどばしてもらいたい。

でもそんな笑える話ができるわけでもなく、言葉少なくその日の仕事は終わった。

一日中、お客の顔色、同僚の機嫌ばかりを気にして、精神的に疲れてしまった。

ミスをしたくないのに、忙しいとミスが出てパニックになってしまう。

それが他のことにも悪影響を及ぼして、また新しいミスを生んでしまう。

なんで自分はうまく素早く働けないんだろうと、自分を責める。

こんな思いするならば、働くことを今すぐにでもやめたい。

最近ストレスが溜まっているせいか、ちょっとしたことで泣いてしまう。

①電話の恐怖

最近体調が良くないので、医者に会って薬をもらおうと考えていた。

私の住んでいる国では電話での診察ができるので、オンラインで予約をした。

医者から電話がかかってくる時刻が近づくと、そわそわしてしょうがない。

電話をとると、女医さんが私の名前と生年月日を確認し、症状を聞いてくれた。

うまく聞き取りができず質問の意味がわからなかったので、何度も聞き返す。

なんとか薬を出してもらえることになり、電話診察が終了。

電話を閉じると、今まで気を張って医者と話していたストレス、言葉がうまく通じなかった後悔、電話恐怖症が入り混じって涙がポロポロ。

怒られたわけでもないし、処方箋をちゃんと出してもらえて目的は果たせたのに、涙がなかなか止まらない。

②死別を想像

たまに人生の終わりを考える事がある。

自分はどんな最期を迎えるのだろうか。

年老いた私は自宅にいるのか、それとも病院か。

家族に見守られるのか、それとも孤独に死んでしまうのか。

彼と私、どちらが先に死んでしまうのか。

彼が先に死んでしまったら、どうやってその先生きて行けばいいのだろうか。

昔、パートナーの死別が一番辛いと聞いた事がある。

確かにそうだなと、イメージが膨らんでしまって、涙がボロボロ流れる。

まだまだ先のことで今考えることではないが、うつ状態の時はそんな事が頭に浮かんでしまう事が悲しい。

③嬉しい気持ち

夜に同棲している彼氏と家で話をしていた。

彼「数年前は母国で働いてたし、違う国で働くなんで考えてなかったな。」

私「私もいつか海外で暮らしたいと思ってたけれど、まさかこの国に来るなんて思ってもいなかったよ。数年で生活が大きく変わったね。」

彼「そうだね。昔の僕だったら、こんなに1人の人を好きになるなんて思いもしなかったよ。」

照れくさいので口には出さなかったが『そんなことを言ってくれるなんて嬉しいな。』と思っていたら、なぜだか涙が出てきた。

人生で嬉し泣きなんてほとんどしたことないのに、これが情緒不安定というやつだろうか。

悲しいことだけではなく、幸せなことでも泣いてしまうなんて、なんかいつもと違うし調子がおかしい。

泣くと疲れるし、体もだるくなるので本当は泣きたくないのだが・・・。

今日だけで3回も泣いてしまうなんて、こんなことは初めてだ。