【乗車記】青梅•羽村•福生-羽田空港線(羽田空港(第3)/河辺駅北口) (original) (raw)

便名 : 便名なし
日付 : 2024/07/xx
区間 : 羽田空港第3ターミナル(19:50)→河辺駅北口(22:10)
所要時間 : 02:20
乗車クラス : 普通席
運賃 : 2,000円(クレジット決済)
運行 : 西東京バス

www.nisitokyobus.co.jp

同路線は河辺駅を早朝に出る空港行きと、夜間に羽田空港を出る河辺駅行きの日に1往復のみしか運行しておらず、下手な中長距離の路線よりも乗車難易度の高い路線。運行は京王電鉄グループの西東京バスが担当している。

羽田空港第3ターミナル 4番乗り場

羽田空港T3/京急バス側4番乗り場から出発

第3ターミナル到着階のバス乗車券券売機でチケットを購入し、乗り場に到着したところで京王バスと同じカラーリングの車両が乗り場に着車。行き先表示がフルカラーになっているように、割と新しい車両の模様。

青梅•羽村•福生-羽田空港線 行先表示

羽田空港T3/路線名には含まれるが行先に青梅は含まれない

今回は最前列を陣取ると、窓側と出入口前のパーテーションとの間には少し空間があり、ここにUSB電源が設置されていた。その他、ドライバー異常時対応システム(EDSS)なども設置されていて、この点からも比較的新しい車両だということが伺える。

青梅•羽村•福生-羽田空港線 バス車内

バス車内/各座席にUSB電源が設置されている

バス停の電光掲示板に表示されている丸印や三角印はその便の空席程度を表しているのだが、第3ターミナルで乗車した時点では丸印(空席多数)だったにも関わらず、最終の第1ターミナルに到着するときには三角印(残石僅か)に変わっていた。普段からこの程度混雑しているのかと思えば、停車中に漏れ聞こえてきた乗り場の係員さんと運転士さんとの会話を聞くと「(三角印に変わったのを)初めて見た」とのことで、ずいぶん珍しい日に乗車したらしい。

羽田空港第1ターミナル バス乗り場

羽田空港T1/この路線では「空席僅か」は珍しいらしい

時間帯によっては各乗り場にバスがずらっと並ぶのだが、このバスが出発する第1ターミナル20:10の枠はあまり便がないようで、だいぶ前方の乗り場に木更津駅行きの小湊鉄道のバスが停車しているのみ。それにしても、乗車に時間のかかる高速バスタイプの車両にも関わらず、よくこれだけの本数を捌けるなと思う。

羽田空港第1ターミナル バス乗り場

羽田空港T1/時間帯によっては全ての乗り場がバスで埋まる

バスは第1ターミナルを出発すると、空港中央から首都高速湾岸線に入り、大井ジャンクションから中央環状線西新宿ジャンクションから新宿線を介して高井戸から中央自動車道のルート。中央自動車道八王子インターチェンジまで走ると一般道へ下り、その後は終点の河辺(かべ)駅まで一般道を走る。

青梅•羽村•福生-羽田空港線 液晶モニタ

青梅•羽村福生-羽田空港線/JR五日市線青梅線沿いを進む

最初に停車する秋川駅停留所以降、各バス停ともに利用者は多く、停車するごとに1/5ずつ乗客が降りていくようなイメージ。青梅線沿線はこの路線の他にも昭島駅を経由する路線なんかもあり、羽田空港からそれなりに距離が離れているにも関わらず、ずいぶん空港アクセスが充実しているなという感じ。

ともあれ、各バス停とも気持ち定刻よりも早めに到着し、最終の河辺駅北口バス停には定刻よりも10分ほど早い22:00頃の到着。同駅前には割と新しめのイオンの店舗なんかもあり、想像よりも栄えていた。

青梅•羽村•福生-羽田空港線 河辺駅前バス停

河辺駅北口/思ったよりも駅前は栄えている

今回は特に現地に用事があった訳ではないから、到着したのちは都心へ戻る必要がある。河辺駅から乗車した列車は中央線直通の東京行きでそのまま乗車していても帰ることはできたのだが、調べてみれば西武拝島線経由のルートでも終電前に都心に戻れることが分かり、これまで乗車したことのなかった同線を乗り潰しながら帰ることに。

拝島駅でJRから西武線に乗換えてホームに停まっていた列車に乗り込んでみると、L/Cカータイプの車両が停車していた。どうやらこれは西武新宿駅21:15発の「拝島ライナー」の折返し列車だったらしい。

西武拝島線 急行列車の車内(L/Cカー)

西武拝島線/どうやら「拝島ライナー」の折返し便

乗り物の乗車時間が長くなってきて、少し居眠りでもしようかと座席の仕切りにもたれようにも座席と仕切りの間には若干の隙間があり、微妙な収まりの悪さを感じながら拝島駅を22:28に出発。これが拝島駅から西武新宿駅まで直通する最後の列車で、高田馬場駅には23:11に到着。

いかんせん便数が少ないので、なかなかバスに都合を合わせるというのは難しそうだが、立川駅までのバスはこれよりも多い本数運行されているから、この便に合わないタイミングで羽田空港に戻ってきたときには、立川に出て五日市線青梅線に乗換えるという感じだろうか。

というお話。