【空港探訪】20.新島空港(RJAN) (original) (raw)

訪問日 : 2023/09/xx
愛称 : なし

熱海から高速船に乗り、伊豆大島を経由して新島へ到着。復路は東京•調布にある調布飛行場行きの飛行機で帰る旅程になっていたのだが、その際に利用したのがこの新島空港

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com(自治体の空港案内はこちら)

niijima-info.jp■地図情報

新島というのは東京から南に約160km、静岡県の下田から約40kmのところにある離島。外周は約40kmほどで、宮古島石垣島の間にある多良間島の約2倍の大きさ。

(多良間島を上空から眺めたのがこちら)

biketourist.hatenablog.com

この日は新島港に12時前に到着し、そこから徒歩で新島空港までやって来た。直射日光のなかなか厳しい日ではあったが、徒歩でも1時間かからない程度の距離で12:45には空港まで辿り着いていた。

新島空港 ターミナル外観

新島空港/空港は島の中央あたりに位置する

新島空港は滑走路長こそ800mほどと比較的短いが、年間旅客数は約30,000人(2022年度)、日当たりに換算すると約80名が利用しているらしい。

この数字、ぱっと見少ないように見えるかもしれないが、日に3-4往復、各便には最大でも19名しか搭乗できない訳なので、運航されている便の半分以上は座席が埋まっているということになるだろうか。そんな高稼働の路線を支えるターミナルとあって空港の規模にしては立派で、奄美群島あたりのJACが就航している空港なんかよりも余程しっかりした建物。

新島空港 ターミナル外観

新島空港/割と大きなターミナルビル

ターミナル内は航空会社(新中央航空)のカウンターと売店、ちょっとした食堂と展望デッキの構成。ややもするとちょっとした町の公民館のようにも見える。中央奥に見える白い扉が保安検査場の入口で、搭乗の際にはここで保安検査を受け搭乗待合室へ入る流れ。

新島空港 ターミナル内

新島空港/公民館と言っても通じそうなレイアウト

2024年現在、新中央航空の路線にはオンラインチェックインなどというものはないので、搭乗に際しては出発30分前までに搭乗手続を済ませる必要がある。飛行機のサイズが小さいので手荷物の重量は厳しく、この日はいくらか超過料金を支払った。離島では現金しか使えないかと思っていたが、クレジットカードも利用できるようでその点は安心。

新島空港 ターミナル内

新島空港/窓口ではクレジットカードも使用可

ターミナルの出入口側の一角は売店になっていて、お土産などを販売中。港から空港までの道中にはお土産屋のようなお店は見当たらなかったので、何かお土産を買って帰るとすればここで買うことになるだろうか。ちなみに新島いちばんのお土産は「くさや」なんだとか。

新島空港 ターミナル内

新島空港/比較的充実している売店

調布飛行場からの飛行機が到着した頃に保安検査場の扉が開き、保安検査を済ませて搭乗待合室へ。このスペースは本当に「待合室」で、売店どころか自販機も設置されていない空間。

新島空港 搭乗待合室

新島空港/ラジカセからは救命胴衣の案内が流れていた

全員の保安検査が終わるとしばらくして搭乗機への通路が開放され、徒歩で飛行機へ。ちなみに小さな機体のバランスを取るために座席を指定することができないようになっていて、飛行機の前で順次名前が呼び上げられてようやく座る座席が確定する仕組みになっている。

新島空港 搭乗待合室から搭乗機

新島空港/飛行機の入口で座席が発表される

そんなこんなで滞在時間は3時間弱だったが、新島を離れて本土へ帰ってきた。圧倒的に時間不足だったが、東京都内とは思えないほど海が綺麗だったのが強く印象に残っているから、また機会があれば訪れてみたい島。

(同空港発の搭乗記はこちら)

biketourist.hatenablog.com

というお話。