阪急阪神東宝グループ (original) (raw)

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阪急阪神東宝グループHankyu Hanshin Toho Group

創業者 小林一三
創立 2006年
国籍 日本の旗 日本
中核企業 阪急阪神ホールディングス エイチ・ツー・オー リテイリング 東宝
会員数 221社5団体(2024年3月31日現在)
従業員数 34,624名(2024年3月31日現在)
中心的人物 角和夫(阪急阪神ホールディングス) 荒木直也(エイチ・ツー・オー リテイリング) 島谷能成松岡宏泰(東宝)
前身 阪急東宝グループ 阪神グループ
外部リンク www.hankyu-hanshin.co.jp/hankyu-hanshin-toho-group/ ウィキデータを編集
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阪急阪神東宝グループ(はんきゅうはんしんとうほうグループ、: Hankyu Hanshin Toho Group)は、阪急阪神ホールディングス株式会社(阪急阪神HD)、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(H2Oリテイ)、東宝株式会社の3社を中核とする日本企業グループである。旧・**阪急東宝グループ**。

大阪府大阪市北区梅田地区を本拠地とし、東京都千代田区有楽町日比谷地区)にも拠点を持つ。

なお、特記無き事業者は全て株式会社である。

いわゆる「阪急阪神」の経営統合が行われた2006年10月1日に発足。発足当時は「阪急阪神ホールディングスグループ」、「阪急百貨店グループ」と「東宝グループ」の3本柱から構成され、このうち、「阪急阪神ホールディングスグループ」については旧・阪急東宝グループの一翼「阪急電鉄グループ」に阪神グループを加えたもの、「阪急百貨店グループ」と「東宝グループ」については、阪急東宝グループ時代のものをほぼそのまま引き継いだものとなった。

いわゆる「阪急阪神」の経営統合では、阪神電気鉄道が阪急ホールディングス(阪急HD)の傘下に入る(同時に阪急HDは社名を阪急阪神HDに変更する)形での経営統合であり、加えて当時、阪急阪神HDと阪急百貨店とは資本的なつながりが薄かったため、阪神電気鉄道の完全子会社であった阪神百貨店は、業態よりも資本関係が重視され、この時点では阪急百貨店グループではなく、阪急阪神ホールディングスグループに分類された。

その後、2007年10月1日の阪急百貨店と阪神百貨店の経営統合(詳細はエイチ・ツー・オー リテイリングを参照)の結果、阪急百貨店グループの中核企業はH2Oリテイリングになり、グループ名「阪急百貨店グループ」も「エイチ・ツー・オー リテイリンググループ」に改称され、阪神百貨店は阪急百貨店とともにこのグループに分類されるようになった。ただし、この「阪急百・阪神百経営統合」の結果、「エイチ・ツー・オー リテイリンググループ」中核企業のH2Oリテイリング自体が、(阪神電気鉄道保有分を含む)株式の2割以上を阪急阪神HDに保有される関係になっている。

中核企業である阪急阪神HD、H2Oリテイ、東宝の3社はいずれも旧:三和銀行(現:三菱UFJ銀行)をメインバンクとしていた関係で、**三和グループの企業から構成されるみどり会に属する。阪急阪神HDは分社化前の(旧)阪急電鉄時代から三和グループの社長会である三水会**に所属していたことから、旧:阪急東宝グループ三菱UFJグループ三菱グループではない)内の企業集団と看做されることが多かった。一方の阪神電気鉄道は、歴史的経緯から旧:住友銀行(現:三井住友銀行)や旧:住友信託銀行(現:三井住友信託銀行)をメインバンクとし、住友グループ色が強い企業であった。また、阪急電鉄(旧・箕面有馬電気軌道)の実質的創業者である小林一三三井銀行の行員だった関係から三井グループとも関係が深い。

阪急阪神東宝グループの中核企業3社間の資本関係は次のとおりである。

なお、宝塚歌劇団阪急電鉄の内部組織の1つであるため別会社ではない。(阪神タイガースの運営法人は阪神電気鉄道の完全子会社である株式会社阪神タイガース)

阪急阪神ホールディングスグループは、阪急電鉄阪神電気鉄道阪急交通社阪急阪神エクスプレス阪急阪神ホテルズ阪急阪神不動産の6社を中核とする企業グループ。都市交通、不動産、エンタテインメント・コミュニケーション、流通、旅行・国際輸送、ホテルを主たる事業として幅広く展開している。

その企業グループは、純粋持株会社である阪急阪神ホールディングスを中核に、子会社152社(うち連結子会社103社)及び関連会社19社(うち持分法適用関連会社9社)で構成されている(2011年3月期現在)。その営んでいる主要な事業内容、および事業の種類別セグメントとの関連は、次のとおりである。

阪急電鉄阪神電気鉄道阪急阪神ホテルズ阪急交通社阪急阪神エクスプレスの5社を主な事業内容に持つ純粋持株会社として、これらグループ全体の事業戦略の策定や経営管理、経営資源の最適配分を行っている。

駅関連施設管理運営業(阪急電鉄/神戸高速鉄道)

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自動車整備業(阪急バス/阪神バス/阪急タクシー/阪神タクシー)

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※阪急電鉄の100%子会社だった阪急ファシリティーズと、阪神電気鉄道の100%子会社だった阪神エンジニアリングを合併(阪急ファシリティーズを存続会社とする吸収合併)し、2007年10月1日付で設立された阪急阪神ホールディングスのPM(プロパティ・マネジメント)事業と、BM(ビルメンテナンス)事業を統括する企業。阪急電鉄・阪神電気鉄道が50%ずつを折半出資している。かつては傘下に警備事業子会社として、阪急阪神ハイセキュリティサービス(大阪市北区)が置かれていたが、2024年7月1日付で直営常駐警備事業をセントラル警備保障へ吸収分割し、その他の外注警備管理、機械警備、集配金業務、駐車場事業は親会社の阪急阪神ビルマネジメントに吸収合併された。

エンターテイメント・コミュニケーション事業

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ホテル阪急インターナショナル

ホテル阪神

関西テレビ放送

その他(39社)

エイチ・ツー・オー リテイリンググループは、純粋持株会社であるエイチ・ツー・オー リテイリング(2007年10月1日に阪急百貨店から商号変更)を中核に、その子会社53社(うち連結子会社52社)及び関連会社4社(すべて持分法適用関連会社)で構成されている(2017年3月期現在)。その営んでいる主要な事業内容は、次のとおりである。

帝国劇場(東宝直営)

東宝グループは、東宝を中核に、その子会社62社(うち連結子会社38社)、及び関連会社15社(うち持分法適用関連会社4社)で構成されている(2011年2月期現在)。その営んでいる主要な事業内容、および事業の種類別セグメントとの関連は、次のとおりである。

連結子会社

非連結子会社(「持分法」適用)

連結子会社

※特定子会社。

連結子会社

非連結子会社(「持分法」適用)

「持分法」非適用関連会社

演劇の製作・興行、入場券の販売、大道具の製作

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連結子会社

「持分法」非適用関連会社

連結子会社

※特定子会社。

連結子会社

※特定子会社。

「有価証券報告書」提出会社。

非連結子会社(「持分法」非適用)

「持分法」適用関連会社

連結子会社

非連結子会社(「持分法」非適用)

「持分法」非適用関連会社

連結子会社

「持分法」非適用関連会社

非連結子会社(「持分法」非適用)

非連結子会社(「持分法」非適用)

※「有価証券報告書」提出会社。

(2013年10月1日現在)

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京セラドーム大阪(大阪ドーム

立川駅とグランデュオ

以下に、かつて(過去)のグループ会社、過去に資本関係があった企業、および事業を列挙する。

資本関係や密接的な関係はあるが、グループではない企業

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資本関係はないがグループの企業と関係がある企業・社局

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  1. ^ 東宝株式会社 有価証券報告書
  2. ^ 「株式会社エイチディ・プランニング・ウエストの株式取得に関するお知らせ」 南海電気鉄道の発表したプレスリリース。2012年(平成24年)3月29日発表。
  3. ^ 近鉄グループホールディングス株式会社京阪ホールディングス株式会社阪急電鉄株式会社阪神電気鉄道株式会社北大阪急行電鉄株式会社南海電気鉄道株式会社泉北高速鉄道株式会社、、https://www.osaka-monorail.co.jp/company/corporate-info/info/
  4. ^ テレビ東京・テレビ愛知テレビせとうちTVQ九州放送テレビ北海道
阪急阪神東宝グループ
持株会社 阪急阪神ホールディングス エイチ・ツー・オー リテイリング
鉄道事業 阪急電鉄 阪神電気鉄道 西大阪高速鉄道 北大阪急行電鉄 神戸電鉄 能勢電鉄 神戸高速鉄道 神戸六甲鉄道
バス・タクシー事業 阪急バス 阪急観光バス 大阪空港交通 阪神バス 神鉄バス 丹後海陸交通 阪急タクシー 阪神タクシー
旅行・運送事業 阪急阪神交通社ホールディングス 阪急交通社 阪急阪神ビジネストラベル トラピックス 阪急阪神エクスプレス 阪急阪神ロジパートナーズ
ホテル事業 阪急阪神ホテルズ 阪急阪神レストランズ
不動産事業 阪急阪神不動産 阪急阪神エステート・サービス
エンタテインメント・コミュニケーション事業 宝塚歌劇団 東宝 オーエス コマ・スタジアム 国際放映 関西テレビ放送 阪急コミュニケーションズ 阪急文化財団 阪神タイガース 阪神コンテンツリンク Billboard JAPAN アイテック阪急阪神 ベイ・コミュニケーションズ 姫路ケーブルテレビ BAN-BANネットワークス エフエム・キタ 六甲山観光
リテール事業 阪急阪神百貨店 阪急百貨店 / 阪神百貨店 エイチ・ツー・オー食品グループ 関西スーパーマーケット / イズミヤ阪急オアシス / 阪急デリカ / 阪急フーズ / 阪急ベーカリー アズナス エキ・リテール・サービス阪急阪神(阪急阪神HD傘下)
金融事業 阪急阪神カード ペルソナ
関連施設 宝塚大劇場 阪神甲子園球場 大阪梅田ツインタワーズ・ノース 大阪梅田ツインタワーズ・サウス 阪急グランドビル 阪急三番街 ちゃやまちアプローズ 阪急電鉄本社ビル ハービスOSAKA ハービスENT グランフロント大阪 茶屋町あるこ 阪急西宮ガーデンズ 太閤の湯
関連項目 山陽電気鉄道 神宝線 京阪電気鉄道 新京阪鉄道 阪鶴鉄道 箕面有馬電気軌道 北神急行電鉄 阪急村 梅田 阪急・阪神経営統合 池田泉州ホールディングス ブックファースト 阪急電車 (小説) フジニュースネットワークフジネットワーク オリックス・バファローズ 阪急杯 スルッとKANSAI ラガールカード らくやんカード PiTaPa hanica 小林一三 三和グループ 三水会 みどり会
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東宝
取締役 島谷能成 代表取締役会長 松岡宏泰 代表取締役社長・社長執行役員 市川南 取締役専務執行役員 角和夫 取締役
連結子会社 映画 TOHOスタジオ 東宝東和 東宝ポストプロダクションセンター 東宝サウンドスタジオ 東宝コスチューム 東京現像所 関西共栄興行 TOHOシネマズ 東宝映像美術 東京楽天地 アニメ TOHO animation STUDIO サイエンスSARU その他 東宝舞台 東宝芸能 国際放映 スバル興業
運営サービス 映画館・劇場 TOHOシネマズ 有楽町スバル座 帝国劇場 シアタークリエ その他 日比谷シャンテ 札幌シャンテ 東京夢の島マリーナ 東宝スタジオ TOHO animation
関連項目 阪急阪神東宝グループ 阪急阪神ホールディングス 阪急電鉄 阪神電気鉄道 エイチ・ツー・オー リテイリング 阪急百貨店 宝塚歌劇団 NBCユニバーサル ユニバーサル・ピクチャーズ パラマウント・グローバル パラマウント・ピクチャーズ 三和グループ みどり会
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