『マッキンゼー 勝ち続ける組織の10の法則』読んだ (original) (raw)
新しい大きな発見があったというわけではないが、本書で出てくる内容は改めて大事よなーという感想。
新しい発見ややってみたいことをメモ。
第1章 優れた人材を獲得し、定着させるには?
- データはいつでも人間に勝つ
- マネーボール
* 人の目ではなくデータを活用すべし
- マネーボール
第2章 勝つために必要な人材を育成するには?
- 継続的に成長する機会を得た社員は、その会社でキャリアを積む確率が2倍となっている。
- 弱みよりも強みにフォーカスした研究の方が、2倍成長する
- ex.
* 有能な企業には、尖ったリーダー(秀でた強みがあり、他は平凡または足りないくらい)が多い。強みを伸ばしたということ。 - 📝 KPTやFBにおいても、いいところをより構造的に伝える&深堀りしてみる。Problemはかなり具体で深ぼって振り返るけど、Keepはあまりしてない。なぜうまくいったのか?言語化してもらう。
- ex.
第3章 潜在能力をフルに引き出すためには、どのようにパフォーマンスを管理すればよいか?
- 優れたパフォーマンスマネジメントは業績向上につながる
- 会社と社員のモチベーションを一致させる
- 公平なプロセスを実現する
- システムやデータではなく、人と対話する
- 最新の人材管理システムを導入すればパフォーマンス上がるわけではない
- 📝 人間の本質的な原理原則(心理学の範疇かな)、普段は結構忘れちゃってるので、意識的に使えるようにしていきたい
- ex.
* 行動経済学(予想通りに不合理)
* プロセスに関わると目標達成度合いは高まる
* 外発的動機付けより内発的動機付け
- ex.
5 意思決定の質とスピードを高めるには?
- 意思決定のアプローチをどのように調整するか
- 関係者の広さ/重要度 x 発生頻度/内容への精通度合い の4象限で考える
- RACIモデル
- あらゆるバイアスに陥る
- 確証バイアス
- 楽観バイアス
- 社会バイアス
- 📝 意思決定はそれ単体で深堀したいので、別途本を買う
7 間接費を持続的に削減するには?
- コスト削減は、ダイエットと似ている
- 急激な削減(減量)は、大事なもの(筋肉)も多く失うことになる
- 必要なものまで削減してしまっては本末転倒
- 1%のレイオフ目標は、31%離職率を向上させてしまう
8 組織文化を競争力にするには?
- 企業文化とは、「その辺りでのやりかた」
- 企業文化は本質的にはコピーしにくい
- トヨタのやり方を真似すればするほどうまくいかない
* 手法を支える企業文化があってこそうまくいく
- トヨタのやり方を真似すればするほどうまくいかない
- 企業文化が強い会社に他社から入ってきてうまくいかないパターンは多い
- 企業変革の失敗は、七割が組織文化が原因
9 どうしたら組織全体を変革できるのか?
- 変革しつづける
- GoodからGreatへ(ジム・コリンズ)
- いいときこそさらに変革を起こさなければ、変化の激しい時代に取り残される
* 得てしてこういう時は現状を維持しようとする力学がはたらく
- パフォーマンスと組織健康度を両方改善させる
- 組織健康度の改善を中心に行い、パフォーマンスが大きく改善する例も多い