読書のやり方を変えてみたら知識の吸収速度・引き出し速度が上がった話 (original) (raw)

最近以下のような記事や本を読み読書法を変えてみたところ、知識の吸収速度・引き出し速度が上がったと感じるので紹介。

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知的戦闘力を高める 独学の技法

やり方

以下のような流れで読書している。

学びたいと思った知識が書いてありそうな本を2~5冊選ぶ

自分の中で学びたいテーマがあって本を読むはずなので、そのテーマについて書いてありそうな本を数冊選ぶ。例えば最近自分が「プロジェクトマネジメントのCCPM」について学びたいと思った時は

あたりを選んだ。

1冊ずつざっくり読みながら、面白かった部分・気になった部分はKindleで黄色にハイライトしておく

次に読む。この時あんまり熟読しようとすると疲れるので、ざっくり読むくらいの気持ちでいる。少しでも心に残ったことがあればKindleで黄色でハイライトしておく。

全冊読み終わったら、ハイライトした部分だけ眺めて、やっぱり面白いと思ったところは赤のハイライトを付け直す

ざっくり全冊読み終わったら黄色のハイライトがたくさん付いていると思う。そこで次にもう一度ハイライトした部分を眺め、もう一回読んでみても面白いと思ったところはKindleで赤のハイライトにしていく。

この段階では数冊分の背景知識が頭になんとなく入っているので、最重要部分がどこか判断しやすくなったり、逆にもう一回見てみたらそんなに面白くなかったというのが分かったりと、より本質を見つけやすくなっていると思う。

赤のハイライトを眺めて、読書ノートに転記する

ここまで来てようやく赤色のハイライトの部分だけ自分の読書ノートにメモしていく。最初に黄色でハイライトした量と比べて赤色のハイライトはかなり少なくなっているはずなので、転記のコストはそこまで多くない。

例えば「リモートワークの達人」を読んだ時は、https://blog.shibayu36.org/entry/2020/12/01/183000でも公開したように、こんな感じで読書ノートができている。

特に面白い部分については、自分の知見まとめノートにカテゴリごとに整理する

読書ノートの段階ではまだ自分の中で整理できてないので、必要な時に知識を引き出すスピードが遅いという問題がある。そこで特に面白かった部分は自分の知見まとめメモにカテゴリごとにまとめ直している。例えばプロジェクトマネジメントの本を読んだ後は、自分のプロジェクトマネジメント知見メモに自分で知識を整理してまとめ直す。

プロジェクトマネジメントメモの一部を抜粋するとこんな感じ。f:id:shiba_yu36:20210105100624p:plain:h600 f:id:shiba_yu36:20210105100651p:plain:h600

ちなみにこの知見メモは読書から学んだことだけでなく、Webの記事から学んだことや自分の経験談から学んだことなど全てをまとめている。

このやり方の良さ

昔はちゃんと一冊ずつ読んで読書メモを書いて満足していたのだけど、このやり方に変えてから知識の吸収速度や知識の引き出し速度が上がったと感じる。

まとめ

今回は最近の読書法についてまとめてみた。このやり方で最近はアジャイルやプロジェクトマネジメントを再学習している。知識を効率的に吸収し、さらに知識を引き出しやすくなったと感じているので、この調子で続けていきたいと思う。