Bloom Wind Orchestra 活動記録 (original) (raw)

初めまして!
Bloom Wind Orchestraクラリネットパートのわっちです。

↓前回の記事はこちら
【第6回】

bloomwindorchestra.hatenablog.com

今回はアニメ聖地に集まって、ファンが演奏をする....という奇跡そのもの


私の金沢のおすすめについてお話してみたいなと思っています。

■前段:古の聖地演奏オタクを紐解く
なぜ、聖地で演奏しようと思うのか??
その謎を探るため、まずはネットの海の奥底から、
これまでに同じ思想に至ってしまった方々を探してみましょう。

こういった活動は、「ニコニコ」や「SNS」が盛んになった
2010年頃から盛んになった
(興味がある人が気付けるようになった)と思っています。

ちょうどこの頃は『らき☆すた』『サマーウォーズ』などを通じて、
"聖地巡礼"という言葉が世間に広まった時期でもあります。

聖地があり、かつ作中音楽が盛り上がった作品の中で
ファンが聖地で演奏をした事例をいくつか挙げてみます。
(ラブライブ!シリーズ以外で)

滋賀県豊郷町(2009年~『けいおん!』シリーズの聖地)
演奏オフ会はもちろん、旧小学校舎の舞台をつかった文化祭イベントなど
幅広い展開をおこなっていた、聖地演奏のパイオニア的存在かなと思います。
「とよさと桜高軽音部」「とよさと軽音楽甲子園」などなど
10年以上続く活動が印象的です。

宮城県仙台市(2014年~『Wake up,Girls!』シリーズの聖地)
演奏オフ会のほか、地域のイベントへも参加する活動がいくつもあり
有志の吹奏楽団「わぐぶらす」の活動は今でも続いているそうです。

京都府宇治市(2015年~『響け!ユーフォニアム』シリーズの聖地)
演奏オフ会はあれど、聖地での活動はレアでしょうか、
公式のコンサートが豊富。
作品オリジナルの曲に限らず吹奏楽の定番曲も演奏対象になるので、
他の作品とは毛色が違いそうです。

※バンド系の作品でも聖地のある作品
(『Angel Beats!』『ぼっち・ざ・ろっく!』など)がありますが
バンドではコンサートの形式をなかなか取らないので、
今回の考察対象からは外れるかなと思っています。

近年では「ゲーム音楽」を中心に、
マチュアサブカル系楽団の数・集客規模が大きくなっていて、
「アニメ音楽」にもよい影響がたくさんありそうです。

■主張:ラブライブ!の演奏界隈は強い!! ラブライブ!シリーズの演奏界隈は
「聖地で音楽を演奏する」ことの最先端を歩んでいる
と言っても過言ではないかと思います。

Aqours
沼津にはいくつも、
ラブライブ!サンシャイン!!」の演奏を行う団体があります。
先駆けとなるバンド「音で沼津を照らしたい」、
吹奏楽団「浦の星吹奏楽部」などは2018年から活動しているほか、
オーケストラ「浦の星管弦楽部」の活動もありました。
今も商店街や沼津市民文化センター、狩野川沿いなどで
定期的に演奏が行われています。

筆者は、沼津での演奏・鑑賞の思い出が多くとても語りきれません。。
観客がブレードを持参し振ることをコンサートで実施し、
まるでライブ会場のような雰囲気を漂わせる試みは、
沼津から始まったかもしれません。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 通称ニジガクは近年お台場を飛び出し、猛烈に聖地を増やしています。
来年開催される
「ラブオケ!2nd」が、その聖地の1つでのコンサートを予定しています。

そして・・・・

◎蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
われらが「Bloom Wind Orchestra」はこの流れの先に立つ、
最先端の楽団になっているでしょう。
作品の発表は2022年末。
金沢駅フォーラス内にこんなイーゼルが置かれていたのを覚えています。

あっという間に、「ここでも演奏したい!」という気持ちになりました。
私だけでなく団員の多くは東京にいて、
沼津よりも全然遠いのだけれど、
みんな金沢に行きたい。

演奏するだけでもすごいエネルギーを秘めた活動のはずですが、
団や金沢自体を盛り上げようと
ブログやラジオなど、表現の幅が無限に広がっています。

アニメの聖地にわざわざ高価な楽器を持ち寄り、
演奏する(捧げると言い換えてもいいかもしれません。)ことが
こんなに楽しいとは。
聴くだけでも楽しいのに。

金沢にあつまれること、
受け入れていただけること、
表現の場があること、

全て奇跡としか言いようがありません。

みんな喜んでくれるかなっておもうと、
頑張れるんだなって、
ルリ思う。ゆえに、ルリあり。これに尽きます。
聖地での演奏から始まる、
新しい軌跡をこれからも追いかけていきたいなと思っています。

■筆者の金沢オススメ もうひとつのテーマ
【観光列車「花嫁のれん」】
金沢から七尾 ー 和倉温泉へと向かう観光特急です。

新幹線が敦賀まで通るようになって以降も
金沢に残る数少ない特急なのですが、
年始の地震の影響で、今は運休しています。

"花嫁のれん"とは、
幕末から明治時代にかけて加賀藩の領地内であった
能登・加賀・越中で始まった婚礼の風習の一つで、
嫁入りの時に嫁ぎ先の仏間に掛けられ、
花嫁がくぐる、のれんのことです。
(出典:https://hanayomenorenkan.jp/)

列車を乗る前に、乗客は皆
この、のれんをくぐります。
社内も、赤を基調とした雅な空間になっています。🌸

ここをくぐれば、アナタも花嫁になれるかも!
そして、加賀友禅コラボのアクスタを置いたら絶対映えます・・・!
蓮のグッズを携えて、この列車に再び乗る日を楽しみにしております。

皆さんもいつかのれんをくぐって、花嫁になって花咲きましょう!

金沢観光案内所ぶるーむをご覧の皆さん、こんにちは!

第6回はBloom Wind Orchestraのバスクラリネット担当、
ゆうづるが執筆させていただきます。

↓前回の記事はこちら
【第5回】bloomwindorchestra.hatenablog.com

今回は北陸鉄道浅野川線と、内灘(うちなだ)のグルメについてご紹介いたします!

“金沢”観光案内と謳っておきながら今回は金沢市を飛び出していますが、
蓮ノ空の聖地自体も市外に広がりつつあるので、
それに習って周辺地域の魅力もご紹介できればと思います。

1.北陸鉄道について

突然ですが皆さんは北陸鉄道という鉄道会社をご存知でしょうか。

北陸鉄道とは石川県金沢市に本社を設ける中小私鉄で、
バス事業を主体とした経営体制を行っています。
北鉄バスといえば金沢を訪れたら必ずと言っていいほど利用する路線バスで、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。

北陸鉄道はかつて、
松任や小松、石動、羽咋など石川県内に多数の鉄道路線を運行した歴史があります。
しかしながら経営不振により一時は全鉄道路線の廃止、
および路線バスへの転換が検討されるほどに。

沿線住民や自治体からの要請があり鉄道路線は存続することとなり合理化の末、
現在は浅野川線(北鉄金沢内灘間)と石川線(野町~鶴来間)の2路線を運行しています。

他にも列車の増発やIRいしかわ鉄道への直通運転など、
前向きな動きが検討されています。

そんな北陸鉄道の中でも、今回ピックアップするのは浅野川線です。

浅野川線北鉄金沢内灘間、全長6.8kmの鉄道路線で、
その名の通り浅野川沿いを走ります。浅野川といえばひがし茶屋街の前を流れる川なので、
川沿いを下って下流方向に)乗車すれば
実質「眩耀夜行」ですね(オタクの拡大解釈)

2.浅野川線に乗ってみよう

旅の始まりは北鉄金沢駅。鼓門のある金沢駅東口から出て地下に下ります。もてなしドーム地下広場を左に抜けるとそこが北鉄金沢駅です。

北鉄金沢駅掲示

北陸鉄道では**SuicaPASUMOなどの全国交通系ICカードは利用できません。** ただし北陸鉄道が発行するIca(アイカ)というICカードは利用可能です。
Icaは北鉄バスでも利用可能なので
頻繁に金沢を訪れる方は購入しておいても良いかもしれませんね。

私も北鉄グループヘビーユーザーなので購入を検討しています。

今回利用した切符

乗車するには紙の切符を購入する必要がありますが、
今回は「1日フリーエコきっぷ」を利用しました。
こちらは土日祝限定のフリー乗車券で、
500円で浅野川線が乗り降り自由になる魔法のカードです。

北鉄金沢から内灘の片道が400円なので、
小まめに乗り降りしなくても終点まで往復するだけで元が取れてしまいます!!

こんなお得な切符、土日祝に利用するなら使わない手はない……

北鉄金沢駅に到着する03系(2023年8月撮影)

というわけで浅野川線に乗車。

地下ホームに03系が入ってきます。

この03系という形式の車両は、
数年前まで東京メトロ日比谷線で使われていた車両で、
老朽化した車両を置き換えるために譲渡されました。

私の中で日比谷線と言えばこの車両なので、
ものすごく懐かしい気持ちになりました。

車内に貼ってあるプレート

メトロ車両が譲渡車両である証です。
2021年に譲渡に向けた改造工事が行われたことが分かります。

(さすがにマニアックすぎる写真かなと思いつつ書いています…)

北鉄金沢から内灘までは片道17分。住宅街の中を縫うように走ります。

三ツ屋駅で行き違いをする8000系と03系(2023年11月撮影)

浅野川線は全線単線のため、途中の三ツ屋駅で列車の行き違いが行われます。

上記の写真のように
2つの車両が並ぶシーンが見られるわけです。

ちなみに右に写っている水色の車両(8000系)も
かつて京王井の頭線で活躍していた車両で、
03系と同じように譲渡されてきました。

浅野川線では8000系の老朽化により順次03系での置き換えが行われており、
この形式も残すところこの1編成のみとなりました。

2つの形式が一緒に走るのもそう長くはないでしょう…

内灘駅

列車は終点の内灘駅に到着。

民家のようなかわいい駅舎が迎えてくれます。

待合室の様子

QRコードで改札を通過できるようにしようとしている現代において、
自動改札機がありません。

人通りも多くは無く、
閑散としていると言えば悪く聞こえますが、
実家のような安心感がここにはあります。

しばらくここでボーっとするのも良いかもしれません…

駅を出てどこへ行こうか考えていたら、
目の前の観光案内所のスタッフさんが出てきて
地図を片手に案内をしてもらいつつ談笑。

そして暑いからと塩分チャージまで頂いちゃいました。
本当にここが実家なのかもかもしれない……

3.内灘のグルメ

人の温かさに触れほっこりしたところで移動を開始。
内灘駅から歩くこと15分、昼食に訪れたのは らーめん la.la.la.」さん。

あ~ガツンとラーメン食べたいな~と思い訪れてみました。

こちらで私が頼んだのは………

内灘ミルクちゃんぽん」

鶏清湯と内灘産ミルク、塩ダレを合わせたスープがとても優しい味わい…

たっぷり盛り付けられた野菜が嬉しいです。
チャーシューも燻製、バラ、ロースが1枚ずつトッピングされており、
それぞれのこだわりを一度に味わうことができます。

麺は中太ストレート・固めで提供され、
食べ応えとスープとの共存を果たす美味しさです。

筆者も蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さんなので、
“ミルク”という言葉に引っ張られて注文した節はありますが、
純粋にオススメできるちゃんぽんでした!

「ニボパイタン」

こちらは同行してくれたクラリネットパートのともやんくんが頼んだものです。
煮干しのダシに鶏白湯を合わせたスープが特徴。

煮干しは8倍まで無料で追加できます。
これはリピートしてカスタマイズしたくなるねぃ…

そしてラーメン屋さんで欠かせないのといえば丼モノですよね?
ということで注文したのはこちらの…

「節(ぶし)めし」

チャーシュー丼に鰹節とマヨネーズを追加した、欲望を具現化したような丼モノ。

ちゃんぽんでお腹が膨れていたのでキツいかなと思ったのですが、
脳が欲する悪魔的な美味しさにみるみる箸が進みました。

他にも週替わりで日本各地のラーメンを楽しめたり、
季節ごとに趣向を凝らしたメニューを提供していて、
常に新しい一杯がいただけます。

内灘町「らーめん la.la.la.」さん、ぜひ皆さんも訪れてみてください。

g.co

らーめん la.la.la.
住所 石川県河北郡内灘町向粟崎5-245
営業時間 6:50~9:50 / 11:00~14:00 / 金・土は18:00~21:00
定休日 月曜日
※他の曜日も休みの場合があるため後述の店舗ブログをご確認ください
電話番号 080-2956-5520

↓お店のブログも発見したので合わせてご覧くださいませ。↓

blog.goo.ne.jp

次にご紹介するのは「ブリーズ・ドゥ・メール」というパン屋さん。

内灘駅から徒歩10分ほどの住宅街の中にあります。

今回こちらで購入したのは…

「マンゴーのクリームワッフル」

甘いクリームとマンゴーソースをふわふわのワッフル生地でサンド。
マンゴーソースは果肉入りでジューシーです。

とは言えクリームもマンゴーソースもくどい甘さではなく、
ラーメンと丼モノを食べた後でもペロッと食べられる美味しさでした。

他にもクランベリーのレーズンパンやあんぱんを購入し、
金沢から帰る車の中でいただきましたが、どれもとても美味しかったです。

www.milkuchinada.com

こちらのホームページでもわかる通り店内には多彩なパンが並んでおり、
いつ足を運んでも迷ってしまいそうです。

こんなパン屋さんが近所にあったらいいなと思ってしまう品揃えでした。
私自身も再訪して違ったパンを楽しみたいところです。

ということで「ブリーズ・ドゥ・メール」さんの紹介でした!

g.co

「ブリーズ・ドゥ・メール」

住所 石川県河北郡内灘町緑台1-306-29
営業時間 8:00~18:30
定休日 火曜日
電話番号 076-239-3018

※今回ご紹介した飲食店については、 あらかじめブログへの掲載許可をいただいております。 この場で改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

4.最後に(宣伝もさせてください)

浅野川線内灘グルメの紹介、いかがだったでしょうか。

鉄道は単なる移動手段と思われがちですが、地方の私鉄は特に個性が強く、
その雰囲気を肌で感じるだけでも立派な観光と言えると考えています。

また、金沢と言えば海鮮やおでん、ハントンライスなどが思い浮かび
グルメには事欠かない土地ではありますが、
地元の知られざるグルメを掘り下げるのも旅の醍醐味と言えるでしょう。

ぜひ皆さんも浅野川線に乗車して鉄道とグルメの旅に出かけてみてください。

そして最後に我々Bloom Wind Orchestraの宣伝を…

2024年11月23日(土)金沢駅もてなしドーム地下広場にて
「11月度StreetFes×LIVE! を開催いたします!!

ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 3rd Live Tour TRY TRI UNITY!!! with DOLLCHESTRA」の前日ということで、
金沢で蓮ノ空の楽曲を演奏して盛り上げていきたいと思っています!

金沢にお越しの方はぜひお立ち寄りくださいませ。

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ちなみに、演奏会場となる金沢駅もてなしドーム地下広場は
今回の記事で紹介した浅野川線が発着する北鉄金沢駅と隣接しています。

ということは我々の演奏の前後には浅野川線に乗れてしまうわけですね!?

ぜひ浅野川線内灘町へのお出かけと合わせて
我々の演奏を楽しんでいただければと思います!!

最後に宣伝も含んでしまいましたが今回の記事は以上になります。

次回の更新もお楽しみに!!!

皆さん、こんにちは!

Bloom Wind Orchestra(以下、BWO)に所属させていただいている北陸出身スタッフです。

さて、「金沢観光案内所 ぶるーむ」として、所属しているメンバーがこれまで3つほど金沢の魅力について紹介してくださいました。

bloomwindorchestra.hatenablog.com

bloomwindorchestra.hatenablog.com

bloomwindorchestra.hatenablog.com

今回は第5弾として、
私の方からは金沢市のアイスについて」ご紹介させていただこうと思います!

はじめに、皆さんは**金沢市が日本有数のアイスクリーム・シャーベットの年間支出額を誇っていること**はご存じでしょうか。

総務省が毎年発表している家計調査の中にアイスクリーム・シャーベットの1世帯あたりの年間支出金額というものがあります。

金沢市は2023年度 13,798円となり、残念ながら日本一とはなりませんでしたが、それでも47都道府県のなかで2位であり、2014年からの過去10年間で6回日本一になっており、根強いアイスクリーム人気が伺えると思います。

f:id:bloomwindorchestra:20240806094915j:image

www.icecream.or.jp

何故これほどまでに高い年間支出額なのかは詳細に解明されていませんが
諸説の中に1つ面白いものがあります。

それは「お茶文化が根付いていてお菓子に関心が高いことや食べ物にこだわりが強い県民性の現れではないか」というものです。

実際に金沢市民の知人宅には冷凍庫に年中アイスクリームが入っていたりしますし、
スーパーでは広い売り場で安売りしている光景を良く目にします。

実際に石川県に住む人で甘党が多いというのは「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ1st Live Tour ~RUN!CAN!FUN!~」で諸江屋さんの落雁を販売したところからも察することが出来ると思います。

moroeya.co.jp

情報が出た当時はとても驚きました。
そこまでしてくれるのかと……(閑話休題

また、市内には多くのアイスクリーム・シャーベットを販売している店舗が多く存在しています。

今回は、その中から是非この時期に金沢を訪れたら食べに行ってほしいお店を紹介させていただきます。

そのお店とは「甘納豆かわむら」さんです!

勘のいい「蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさん」であればお気づきかもしれません。

そうです。

「せーので!はすのそら!」#28 せーはす in 金沢③でスリーズブーケのお二人(当時)が訪れたお店です。

www.youtube.com

「甘納豆かわむら」さんは金沢市野町にし茶屋街にお店を構える甘納豆専門店さんと併設する「mame ノマノマ」にて営業をされています。

提供方法が少し変わっており、「甘納豆かわむら」さんにて注文、お支払いをしてそのまま店舗を通り抜けた先にある「mame ノマノマ」さんで品物を頂く形になります。

順路の掲示もありますので初見さんにもとても優しい配慮がなされています。

営業時間は、
「甘納豆かわむら」さん:[平日] 9:30~18:00、[日・祝] 9:00~17:00
mameノマノマ」 さん:[平日] 9:30~17:00、[日・祝] 9:00~16:30
定休日は第1火曜日と年末年始となっており伺いやすいかなと思います。

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このお店の魅力としてはやはり「賞味期限6分」と言われる新感覚モナカです!

まずアイスを包んでいる外側のモナカ。
作り立てを提供いただいているのでモナカに余分な水分を含んでおらず
サクサクかつふわふわで、噛んだ瞬間パリッと良い音を響かせます。

そして中に詰まっている餡は少し塩味があり甘さが控えめで
餡単体で食べてもおいしいのですがアイスと一緒に食べると
アイスの甘さ・コクと餡が合わさり口の中でなめらかな味となり、
この組み合わせ神すぎ……となると思います。

是非皆さんもモナカを食べてスリーズブーケのお二人を感じてみてはいかがでしょうか?

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更に「甘納豆かわむら」さんはモナカ以外にもジュースや夏限定かき氷の販売がありますので、散策の際の一休みとしてご利用頂くことが出来ます。

さて、ここまでアイスクリームの事を話させていただきましたが、
先に話したように金沢市内には他にも多くのアイスクリームを販売している店舗がございます。

ですので、皆さんが金沢に来られた際は「甘納豆かわむら」さん含め多くのお店を訪れて頂ければと思います。

その中で見つけた皆さん自身のお気に入りとなる店舗を今度はまた次の方へと伝えて、広めて下さったら嬉しいです!

それではまた次の金沢観光案内所でお会いしましょう!

P.S. HUM&Go#石川県立図書館カフェ内の能登ミルクジェラート、おススメです。

はじめまして。
そしていつもお世話になっております。
Bloom Wind OrchestraのTuba担当、はしゃがです。

↓前回の記事はこちら

【第3回】

bloomwindorchestra.hatenablog.com

この度、観光案内所ぶるーむの案内人を務めさせていただくことになりました。
スイーツを中心に、金沢の魅力を楽器からキーボードに持ち替え、
メンドクサイ言い回しでお伝えしていきます。
どうかおつきあいの程よろしくお願いいたします。
さて、ご挨拶も早々に本編に参りましょう。

*****
「ありがとうございます。」
運賃を精算機に落としバスを降りる。暑い。
容赦なく照りつける日差しを浴衣の袖で払ってみるものの、
この元気なお日様は私を逃がしてくれるつもりは無いようだ。

ここは、ひがし茶屋街。

大変な賑わいで、屋根の低い古い木造の街並みも相まって、
加賀の時代に戻ったような雰囲気に私の気持ちも浮き足立ってくる。

ここを訪れたのは、
もちろん私が「蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さん」の1人であり、
聖地巡礼を楽しみに来た、というのはご想像の通りなのだが、
それだけでは無い目的が今回はあるのだ。

小径を左に右にと折れ、街の奥へ奥へと進んでいくと、
かわいい筆使いで書かれた暖簾が見えてきた。これだ。

金澤ぷりん本舗

表の雰囲気を楽しむ余裕もなく、
暑さから逃がれようと、そそくさと軒下に逃げ込み戸を引いた。

「いらっしゃいませ」

軽く会釈し、中に進むとそこにはキラキラとしたショーケース。
中でぷりんたちが輝いている。

ケースの上側は色とりどりの小ぶりの瓶に入った見た目もかわいいぷりん。
下側はお盆に据えられたセットメニューが並んでいる。

そう、こちらのお店はカフェになっていて店内でもぷりんを楽しめるのだ。
察しのいい読者様は写真を見て、「ちょっとはしゃが~」と思ったに違いない。
そう、私の今日の目的は

the SAKEぷりん

である。

さて、もうメニューは決まっている。
さっそく店員さんにオーダーを伝え、カフェスペースに案内していただいた。
「お好きな場所へどうぞ」

この建物、古民家なのだろう。
畳敷きの床にいかにも古そうな建具を所々に残して、風情のある佇まい。
カフェというより「お茶」というような雰囲気。

この中で洋菓子を頂くというのも、大正のようなレトロ感が洒落ていてよい。
伝統の建物を現代の楽しみ方を見つけながら次世代に繋いでいく。
きっとそうして受け継ぎながら大事に残されてきた街なのだろう。
そんなことを感じながら写真を撮っていると…

「お待たせしました」

綺麗に飾られたお盆。和の器と洋菓子のカップリングも新鮮だ。
水引細工や鶴の折り紙で四角いお盆がキャンバスの様に彩られている。
おもてなしの心がうれしい。

「いただきます」

さて、ぷりんに注ぐのはこちら。「加賀鳶」だ。
その中でも、「**加賀鳶山廃純米吟醸**」というものらしい。
丁寧にお酒の紹介も添えられていた。

エリア限定。ヲタクなので限定にめっぽう弱い。
山廃とは…説明が大変なので、読者の知的好奇心に委ねることにする。(ググって)

まず、お酒をそのままいただく。

(ニチャァ)
お酒が好きな方にはこの口角の脱力、わかっていただけるだろう。
角のない口当たりと、優しく甘い香りでとても飲みやすい。
舌にしみこんで消える余韻が、「もうひと口」と煽ってくる。
きっと、食事の席ならゆっくり味わいたい気持ちも抑えられずぐいぐい飲んでしまっていただろう。

しかし、これとぷりんのカップリングは全く想像がつかない。
いよいよ頂くことにしよう。
そっと加賀鳶を注ぐ。
ぷりんの上で金箔が踊った。

一つになった瞬間 もう何も怖くない さあ行こうよ

『永遠のEuphoria』蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ より

一つになったぷりんと加賀鳶、
金箔に背中を押されながら、最初の一口をを頂く。

「お…」

正直、言い方は悪いが過度な期待はしていなかった。
面白さ半分の色物だと高をくくっていた。が、とんでもない。
これは完全な芸術である。

プリンの甘さと苦さ、日本酒の甘さと辛さ。
その複雑なピースがぴったりとはまり、一つのユニットが結成されている。
まず、日本酒の香りが鼻に抜け、ほどよい甘さ、苦さ、辛さが、
まるで開いて色を変えて消えてく花火のように口の中を彩る。
これは思っていたより鮮烈だ。

加賀鳶を足しつつ、匙ですくって口に運んでいく。
できるだけゆっくり。
そんなこの時間を終わらせたくない、
「時間を止めてよ」という思いとは裏腹に、
最後の一口も儚く消えていった。

「ごちそうさまでした。」

こちらでしか味わえない特別なスイーツを、
浴衣を纏い和室で雰囲気たっぷりに頂く。
素敵な時間はあっという間だ。

季節が変わればまた違った気持ちで楽しめそうだ、
などともう次の旅のことを考えつつ店を後にした。
皆様にも、この歴史と伝統の街並の中に生きる今を、
ぜひ味わっていただきたい。

金澤ぷりん本舗
https://kanazawa-pudding.com/
〒920-0831
石川県金沢市東山1-13-10(ひがし茶屋街)
TEL:076-225-7749
FAX:076-225-7759
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜日

金澤ぷりん本舗様にはブログと写真の掲載許可を頂きました。
誠にありがとうございます。

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はじめに

皆さんは、蕾が開く音を聴いたことはありますか?

「蕾が開く音なんか、あるわけないじゃないか」

そう思う方もきっといると思います。

だから、耳ではなく心で聴いてほしいのです。

ほら、どこからか……蕾が開いた音は聴こえませんか……?

……と言われても難しいかもしれませんね。

では、少しだけその音を聴くためのお手伝いをさせてください。

本記事は、2024年5月25日(土)に横浜市港北公会堂にて開催されました「Bloom Wind Orchestra Opening Concert」のコンサートレポートとなります。

www.youtube.com

アーカイブ配信もございますので、ぜひお時間ある際にご覧ください。

また本記事は吹奏楽経験のないライターが、「目指すはみんなハッピー至上主義!」精神でなんとかしている記事ですので、温かい気持ちで読んでいただけますと幸いです。

とは言ったものの……皆さんは、コンサートというものに行ったことはありますか?

私は、ほぼ経験がありません。若干敷居が高いとすら感じています。そんな私と同じような想いをしている方々に朗報です。

www.youtube.com

ほぼ3分で分かる楽しみ方動画なるものがあります。ぜひ合わせてご覧ください。有り得ないくらい拘りが詰め込まれ、笑いあり、涙ありの楽しみ方動画となっております。

バックで流れている演奏がオシャレすぎて、動画とのギャップをこれでもか!というほど生み出している。最早愛おしいレベルです。(どういう感情)

さて、話は変わりまして……会場となった横浜市港北公会堂ですが、最寄り駅は、大倉山。街並みに少し懐かしさと温かさを感じます。

改札を出て、左側の通りを真っすぐに進み、突き当たって交差点を右へと曲がると、レンガ建ての会場が見えてきます。

その会場こそが、私が「蕾が開く音」を聴いた場所です。

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先程簡単な自己紹介をしましたが、私、蓮ノ空のこと好き好きクラブの一人であると同時に、Bloom Wind Orchestraのこと好き好きクラブのライターです。

”一応”Bloomの公式ライターではあるのですが、目線はお客様として足を運んでくださった、配信を視聴してくださった皆さんと気持ちは同じです。

温かい目で見守っていただけますと幸いです。

開場は12時。夏の匂いを感じる季節の中、その瞬間を今か今かと待ち望む方に溢れ、沢山の方に興味・関心をもっていただけていることを感じます。

ライター兼スタッフの役割を全うしながらではありますが、私も受付にて皆様の訪れを心待ちにしておりました。

想像以上のお客様に足を運んでいただき、大変嬉しく思います。入場時にプレゼントさせていただいたチケットにも、細かい拘りが詰め込まれていました。

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Fes×LIVEを想起させるデザインから感嘆の声が漏れ出ることもしばしばあり、きっとこちらのチケットをデザインした方にも、その言葉が届いていたらいいな、と思います。

本公演に加えて、今回のオープニングコンサートでは、プレコンサートがありました。こちらは、配信はなく、現地の方のみが味わえるライブならではのセットリストとなっております。

今回は、少しそのプレコンサートについて触れていこうと思います。

芽吹く音〜プレコンサート〜

プレコンサートは、ステージ……というよりは、花道で演奏が行われました。どこか客席との距離の近さを感じるのも、醍醐味の1つだと思います。

そもそもプレコンサートってなんだろう、というのが率直な意見なのですが、調べると「Pre」という言葉には「あらかじめ」「……以前の」「……の前部にある」といった意味合いをもちます。

つまり、このコンサートはいわば演奏の世界へ誘う序章である、と私は認識しました。

本編が楽しい、と思う方は多いかもしれませんが、とある有名なRPGも壮大な音楽が必ず奏でられていますよね。

あの沸き立つような感覚を味わえるのも、プレコンサートならではですね。現地でしか味わうことのできないこの魅力を、少しでも皆様にお裾分けできたらな、と思います。

水彩世界/スリーズブーケ

youtu.be

「4月度Fes×LIVE」に、初めて披露された楽曲でもあり、スリーズブーケの始まりの楽曲でもある『水彩世界』は、活動記録第1話「花咲きたい!」で梢センパイが花帆ちゃんへ向けてアコースティックで演奏されていたのが印象に残っています。

www.youtube.com

「ららら~~」
〈活動記録第1話「花咲きたい!」より〉

活動記録15話「夢を信じる物語」でも、花帆ちゃんの気持ちに寄り添うように歌われたこの歌は、皆さんの心にはまた違って聴こえているのかもしれません。

www.youtube.com

「~♪」

〈活動記録15話「夢を信じる物語」より〉

どこまでも優しく、柔らかい歌声の梢センパイの唄を奏でるのはフルート。胸の高鳴りを秘めつつ、花咲こうとする気持ちの花帆ちゃんを表現したクラリネットの音色が、プレコンサートに相応しいと感じました。

柔らかく、温かさに包まれた空間。このまま時が止まってしまいそうな流れに身を任せつつ、その演奏に強張っていた身体が解れていくのを感じました。時間が有限であることは分かっています。

それでも……それでも、二人を想う音色をずっと聴いていたいと思いました。

Yup!Yup!Yup!/蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

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2曲目を飾ったのは『Yup!Yup!Yup!』

イントロからスキップでもしているようにも聞こえてきます。

こちらは、「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 1st Live Tour~RUN!CAN!FUN!~」でも2曲目に披露され、可愛い振り付けは思わず真似したくなります。楡井希実さんの曲名の言い方が好きなのですが、同志はいますでしょうか?

真夏の煌めきに反射して輝くのは、金管八重奏。トロンボーンの前奏から始まり、低温を支えるチューバが支えます。高めの音を出す瑠璃乃ちゃんの声は、トランペットでしょうか。

全体的に、小気味よい音が刻まれ、そのポップな曲調が表現されています。

クラップを煽る奏者に合わせ、会場の拍手が重なっていきます。コンサートライブならではの景色に、思わず顔が緩んでしまいますね。

Kawaii no susume/スリーズブーケ

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「叫ばせてほしい、俺の推しが可愛すぎると。」

……失礼しました。私欲が出てしまいました。スリーズブーケの可愛さがこれでもか、と詰まっている曲です。

なんとなくせーはす!(公式YouTubeチャンネルで更新されている企画番組「せーので!はすのそら!」の略称)を楽しませてもらっている民としては、「のんちゅけー!」と叫びながら踊り狂うキャストさんの背中が思い浮かぶのですが、それに似た気持ちを抱きながら血が騒ぐのをどこかで感じていました。

イントロから可愛らしい音が鳴るのですが……待ってくださいね。この楽器は……と、吹奏楽経験のない私はとにかく調べます。

最初に高い音で刻んでいたのは、ソプラニーノクラリネット(E♭クラリネットという楽器でした。

www.nagae-g.co.jp

通称エスクラと言うそうですが、この楽器はまさしく『Kawaii no susume』を演奏するために生まれてきたと言ってもいいでしょう。(異論は認めます)

一際大きい楽器、バスクラリネットがベースラインをなぞるように演奏を支えていて、更に2人の可愛さを生み出しています。

クラの愉快な仲間たちが奏でるKawaiiをこれでもか!と堪能してください。

青春の輪郭/DOLLCHESTRA

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澄み渡る青空の下、駆け抜けるDOLCHESTRAの2人が思い浮かびます。

ベースラインの強いこのユニットにしては珍しく、爽快感と疾走感のある楽曲です。

実は……個人的には一番好きな曲でして、3月に卯辰山を自転車で登りながら聴いたのですが、更に2人の心情を感じることができて、おすすめです。

感じるだけでなく、まるで自分が高校時代に戻ったかのような「青春」を想起させ、あの頃の情熱や若さ故の無謀さが、胸に灯っていきます。

原曲を聴くと、イントロの背景で坂道を昇り降りしているようなピアノの音色が印象深いのですが、吹奏楽となるとどんなアレンジになるのか。

期待を胸に、鼓膜を揺らした一音目のソプラノサックスに、膝から崩れ落ちそうになりました。曲自体は勿論なのですが、この『青春の輪郭』を奏でる一体感がずっと続いてほしい、と願ってしまう程の青春がそこにはありました。

限られた時間、誰もが平等に失っていく瞬間を刻むために、彼らの演奏はきっと聴く人を惹きつけるのかもしれません。

サックスの愉快な仲間たち、と称してしまうのですが……テナーサックスがピアノのパートを奏でていて、「あのパートって、弾くんじゃなくて、吹けるもんなんですか?」と疑問を抱いてしまいます。

それぞれの音を重ねて、6人のハーモニーからDOLLCHESTRAの感じた青春を垣間見たような気がしました。

第一部~ユニットが咲かせる音~

開幕を告げる音とともに、一人花道へと登壇してきました。その人こそが……

「みなさん、こんにちは!当楽団主催のるみえると申します。」

我らが団長です。会場へと足を運んでいただいたことへの感謝と、この楽団の活動について話し、今回のオープニングコンサートの趣旨について想いを伝えます。

「ユニット活動が中心の原作に倣って、今回は第一部のアンサンブルステージで計9チームが演奏します。第二部では、アンサンブル単位で分かれていたメンバーが一つになり、全体合奏でお届けしますので、どちらも楽しんでいただけたら嬉しいです。」

第一部はアンサンブル、第二部は全体合奏、とコンセプトに合わせた楽しみ方ができるのも、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブであり、Bloom Wind Orchestraの楽しみ方のひとつだと思います。

その言葉ひとつひとつに、当楽団全員の想いが乗っていると言っても過言ではありません。何かひとつでも、読者の皆様に伝われば幸いです。

第一部のアンサンブルステージでは、それぞれ自分たちでチーム名を決め、曲もチームで話し合って決めているとのこと。

演奏前の司会で各チームからのコメントを紹介していきますので、是非それぞれの個性に注目して聞いてほしいということで、まずは最初に演奏される1曲目について紹介されます。

「それでは、オープニングを飾る1曲目のご紹介です。103期4月度Fes×LIVEで初披露されたこの曲は、卯辰山公園ふれあい広場の会場にて、満開の桜の下で披露されました。綺麗で儚く、未来への希望が見え隠れしている幻想的な雰囲気が印象的な曲です。」

その紹介文を聴いて、私はすぐに気付きます。あの曲が来る、と。

初めに申し上げておきますと、実は……私、敢えて練習で録音されて格納された音源を聴いておりません。それは、現地で直接感じた感動や感情をそのまま落とし込みたいという想いがあるからです。

若干は確かに把握しているのですが、敢えてそこまで研究しない、というのがモットーです。そのため、新鮮な気持ちでこちらの文章を書かせていただいております。

「そんな私たちのチーム名は『花咲初桜(はなさくういざくら)』です。曲名から連想される桜を奏者に見立て、始まったばかりの私たち、つまり咲いて間もない桜が満開に咲き誇って欲しいという願いを込めてチーム名を決めました。そんな私たちが、皆様の心の中に満開の桜を咲かせられていたら幸いです。」

はなさくういざくら。

口の中で、その言葉を転がすと、とても心地良い気持ちになります。チーム名に込められた想いは、紡がれた音楽からも感じ取ることができました。

M1 謳歌爛漫/花咲初桜

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本公演、第一部の幕開けは『謳歌爛漫』

儚くも、美しい歌声に惹かれるスリーズブーケの楽曲は、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに受け継がれてきた 伝統曲」でもあります。春の訪れを表現するかのように、音が重なり合っていきます。

フルート、クラリネットオーボエ、アルトサックス、ホルン、ファゴットコントラバスの音色が咲かせた桜は、会場で満開に咲き誇ります。

編成と実際にその音色を聴いてみて、悠久の時の流れを感じました。

遅咲きの桜から感じる生命力を、この曲とそして奏者の皆さんの音色からも感じ、身体の内側から活力が溢れ出てくる感覚があります。これが、音楽の力なのでしょう。

どことなく楽器の音色も「和」に近くて……木の温かみと言えばよいのか、木霊していくような響きは、安らぎを与えてくれます。

スリーズブーケの温かさに寄り添うような響きは、木管楽器と弦楽器にしか奏でることは出来ないと思います。

「こんにちは。 ここからは、スタッフの蒼都が司会を務めます。どうぞよろしくお願いいたします!さて、早速ですが、次のチームからのメッセージをご紹介します。 私たちのユニット名は『STRIGHT』です。」

ここからは司会進行とともに、各チームの名前の紹介がされていきます。声は割と低めなのか、その落ち着きぶりがまた演奏の熱との温度差を生んでいて、相乗効果があるなと思いました。

このチームの名前は、S.T.R.I.G.H.Tとかいて「STRIGHT」は、これから演奏する曲から連想した「string」と、サックス、 ベース、ドラムという編成の華やかさを表す「bright」という2つの単語を組み合わせて名付けたとのこと。編成も確かに変わっているな、と感じますね。

「皆様...…お手持ちのペンライトを**"氷青色""ボク”たち”の赤"**に変えてお待ちください。」

”たち”、と言い間違えを訂正していましたが、あながち間違いではないのかもしれないなあ、とぼんやりと考える自分がいました。

奏者と、スタッフ、そして観客が一体となって作り上げる芸術……と綴理先輩の言葉を借りるとそうなりますが、この日私が聴いた景色は、そんな”ボク”たちの赤があったように感じます。

その熱に負けず、氷青色も輝き始め、チューニングがされます。静かにその始まりを待つ静寂が、どこか緊張感を抱かせるのですが、その時間がまた愛おしいと思えるのもコンサートの醍醐味かもしれません。

「これからお届けするのは、DOLLCHESTRAにとって大事な一曲です。 2人の掛け合いと熱い叫び、ラストまで続く息をつかせない熱量を。昨年行われた ラブライブ!地区予選......DOLLCHESTRAのステージを。いまからここで!この6人で!"夢を叶える舞台"を"再現"します。それではお聴き下さい.........『KNOT』」

ステージの再現が、この瞬間に、この場所で。

M2 KNOT/STRIGHT

www.youtube.com

ラブライブ!地区予選、北陸大会出場をかけて選ばれた勝負曲『KNOT』

昨年12月9日、10日に開催された「異次元フェス」でも東京ドームを沸かせた、言わばDOLLCHESTRAの魂の叫びの象徴でもあるのかもしれません。

高音を出せるさやかちゃんの声をソプラノサックスが、低音に近い綴理先輩の声をアルトサックスで奏でるパートが完全に決まっていて、例えが難しいのですが、所謂オタク的に言えば「解釈一致」です。

低音を支えるテナーサックス、バリトンサックス、そしてやはりベースとドラムが入ると、また迫力が違いますよね。

ベースとバリトンサックスの方々が、身体を揺らしながら演奏されているのがバチバチだなあ……と考えていると、突然バリトンサックスの方がマウスピースを取り出したではありませんか。

原曲でも、歌い方も音色も変わっている2番Aメロを、まさかこのようなアレンジにするとは……というか、マウスピースだけで演奏する方法もあることが新鮮で、鳥肌が立ちました。

「ありがとうございました。続いて、『Fun×Tasy』の7人による演奏です。チーム名は、みらぱらしい楽しさを込めた「Fun」と、今回演奏する曲の世界観を表現した「Fantasy」の2つを掛け合わせています。」

再び司会が登壇し、次のチーム名について紹介します。チーム名にも趣向が凝らされていて、そのセンスの良さに脱帽します。

「とびきりに可愛くて、私たちをいつも夢中にしてくれるみらくらぱーく!ですが、この曲を初めて聴いたときは曲調のギャップで少しびっくりした人も多いのではないでしょうか。日常を過ごしていると楽しいこともダメージを受けることもありますが、リセットできない一度きりの人生を楽しんでやる!という二人のパワフルさがとても格好良くて、元気がもらえます。今回演奏する7人もこの曲が大好きで、練習では全力を出しすぎて充電が切れかけたメンバーも いるみたいですよ。いよいよ演奏会当日の今日、チームメンバーも気合十分です!」

楽曲に対する紹介文だけでも、次に何の曲をやるのか分かってしまう絶妙な言葉選び、この団体はどこを目指しているのかと疑ってしまいます。

司会から「準備はどうですか?」と投げかけられると、「私たちのテンションは、ここから~」「ここまで!」「私たち」「Fun×Tasyです!!!!」と息のあったコーレスを返します。今日この瞬間を、全力で楽しんでいくための充電はバッチリのようです。

フルパワーの7人が奏でるファンタジーの世界の幕開けです。

M3 ココン東西/Fun×Tasy

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数あるみらくらぱーくの曲の中でも、飛びぬけて曲調が独特な『ココン東西』は、先日大盛況で終えた「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜」では、初めて振り付け込のパフォーマンスをされていましたね。

アップテンポな曲で、言い回しの速いこの楽曲は、月音こなさんも苦労したといいます。RPGに見立てた歌詞と、どこか強気な言葉遣いのこの曲が来ると誰が予想できたでしょうか。

イントロのベースのスラップから既にゾワリと湧きたつ気持ちがあったのですが、トランペットの歯切れのよい演奏が、更に疾走感を生み出しているようにも思えます。

何食わぬ顔でサックス2人も演奏しておりましたが、この曲って相当難易度の高い曲に見えるのですが……いつか機会がありましたら、編曲者に話を伺ってみたいですね。

「ありがとうございました。続いては雰囲気が変わって、金管アンサンブルです。チーム名は『ナニトーツォ』。 チーム名決めに苦戦する中、メンバーの一人が「何卒(なにとぞ)って、ローマ字で書いたらイタリア語っぽいな」と、シャワーを浴びながらノリと雰囲気で思いついたそうです。」

続いて紹介されたチーム名の由来を聴いて、会場からも笑いが零れました。「何卒~」と言えば、夕霧綴理先輩の口癖のようなものですからね。シャワー中に思いついたノリと雰囲気、私にも経験があるのでよく分かります。

金管アンサンブル、ということは金管楽器のみでの編成ということで、他のチームとはまた違った雰囲気を味わえるというのも、このBloom Wind Orchestraの魅力の一つですね。

「さて、今回演奏するのは、蓮ノ空では珍しい""がテーマの曲です。 少し冷めた目で恋を語る一面と、やっぱり恋に憧れる乙女心の間で揺れる、DOLLCHESTRAの 二人らしい繊細な歌詞が魅力です。一方で、DOLLCHESTRAはピアノや電子楽器が多く使われ、演奏難易度の高いユニットでもあり ます。一筋縄ではいかず、全体練習以外でもこのチームだけで集まる日を作るなど、今日まで練習を重ねてきました。繊細なリズムと金管楽器ならではの華やかな音で、お洒落なひとときを演出できたら幸いです。奏者の皆さん、最高のハーモニーを奏でる準備はバッチリですか?」

DOLLCHESTRAの世界観というには、また他の2つのユニットとは違って、繊細かつ少し大人びた歌詞が多い楽曲ですが、「恋」というテーマでも色んな捉え方がありますからね。

演奏難易度の高さ故の音色であり、その音を聴けるこの瞬間は贅沢かもしれません。人生でもそう何度あるか判りません。そのハーモニーを聴けるのは、ここBloom Wind Orchestraだけ。

「それでは、夜空に浮かぶ名月を思い浮かべながらお聞きください。DOLLCHESTRAで、『ツキマカセ』」

その言葉に、私たちは闇夜を照らす月あかりの世界に惹き込まれたのでした。

M4 ツキマカセ/NANITOZO

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DOLLCHESTRAの楽曲の中でも、風変わりな曲だと言えるでしょう。MVを見るだけでも、黒を基調としたクール系の衣装纏う綴理先輩に対し、白のゴスロリで着飾ったさやかちゃんという組み合わせが、またなんとも言えない感情を表現していますね。

アレンジを見ると、様々な楽器と掛け合いをしているような様子が見られました。特にメロディーを担当する楽器が、目まぐるしく変わっていき、誰が何を吹いているの!?と思ってしまいます。

そのメロディーラインを吹くパートが変わっていく様が紹介でもありましたように、「少し冷めた目で恋を語る一面と、やっぱり恋に憧れる乙女心の間」を表現しているようにも感じました。

「続きまして『dolcestore(ドルチェストア)』の登場です。 DOLLCHESTRAは、ドールとオーケストラを掛け合わせた言葉のユニット名です。」

ユニット名から「DOLLCHESTRA」のユニットなことは推測出来るのですが、センスの良さに脱帽です。

「そして次に披露させていただく楽曲も語感のよく似た2つの単語が並んだタイトルです。《dolcestore》はイタリア語と英語を掛け合わせながら DOLLCHESTRAに語感を似せた言葉遊びに由来しています。 そんなユニットと楽曲に寄り添った本日限定のお菓子屋さんが今ここに開店いたします。」

オシャレなチーム名を思い付きましたよね。イタリア語のdolceは甘い、やわらかい、やさしいなどを意味します。dolceはラテン語甘美な、甘いといった意味を持つdulcisに由来。日本で甘みのある果物やお菓子類を甘味というのと同じように、イタリアでも甘い食べものをドルチェと呼びます。

また、音楽用語として「甘美な」という意味で使われています。その言葉通り、柔和でやさしい表現が求められるときに登場するとのこと。そこも狙っていたのでしょうか。

storeは、英語で「お店」という意味ですから、2つあわせてお菓子屋さんの開店と例えたのでしょう。どのチームも紹介文への拘りが大きくて、好きです。(語彙力)

「さて、披露させていただきます楽曲は"蜃気楼のように、目的地が見えず、未来が靄がかっていたとしても後悔したって、何度だって自分自身を信じて頑張っていく" という思いが込められている伝統曲です。」

楽曲の説明文からも、その曲に対する理解度や想いを感じられるのも、このBloom Wind Orchestraの凄いところ。一人ひとりが、チームが、その曲に対して真剣に向き合っている証とも見えます。

「今回は木管アンサンブルという括りですが 本来木管アンサンブルでは今回のフルートやクラリネットファゴットに加えて オーボエやホルンなどと演奏することが一般的です。しかし今回はパーカッション、ピアノ、コントラバスといったパートが参加します。この楽曲の小刻みかつメロディアスな特性を活かし 本来のユニットらしくかっこよく披露できるのではと思い選曲させてました。通常の木管アンサンブルでは味わえないサウンドをお楽しみください。それではお聴きください、dolcestoreによる演奏で『Mirage Voyage』」

木管アンサンブルには、様々な編成があるようで……人数の違いで、楽器の違いも生まれてきます。今回メンバーが8人いるのですが、本来であれば「オーボエ×2、クラリネット×2、ファゴット×2、ホルン×2」というような編成になるようです。

それをあえてせず、パーカッション、ピアノ、コントラバスを入れるというのは新しい音楽の味わい方をしているような気がして、お得なセールのようですよね。

一夜限りのバーゲンセール……と例えるとなんだかしっくりきませんが、今日しか味わえない音をしっかりと噛み締めたいと思います。

M5 Mirage Voyage/dolcestore

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イントロのピアノとカホン、そしてスプラッシュシンバルのリズムの刻み方から、もうこの曲の魅力がこれでもか!と詰まっていますよね。

パーカッションの方の手札の数の多さに驚きます。上記2つに加えて、シェイカーとウィンドチャイムまで出てきて……目が離せません。

ボサノバに近いような感覚、アレンジに思わず身体を揺らしたくなりますね。

フルートとクラリネットの掛け合いが、どこか2人の熱量を体現しているようで、肌がピリピリと突き刺さるような感覚に陥ります。

「ありがとうございました。次のチームからも、熱い意気込みが届いています!」

司会はそう話すと、一呼吸間を置いて、次の紹介文を読み上げました。

「私たちのチーム名は!【はい!横浜にめぐ党さんとルリかっけーみんなと会場のみなさんでJust do it‼して最高の演奏会を作ります!】です!!」

司会の方へ、素直に称賛の拍手を贈りたいです。会場にもより一層大きな拍手が鳴り響いておりました。

「聞き取れなかった方もいらっしゃるかもしれないのでもう1度言いますね。私たちは!【はい!横浜にめぐ党さんとルリかっけーみんなと会場のみなさんでJust do it!して最高の演奏会 を作ります!】略してめぐルリのみなさん!です!」

今度はゆっくりとその言葉を話してくださいましたが、あの短い文章の中にこれでもか!と情報量が詰め込まれていて、みらぱらしさを感じるチーム名ですよね。

「名前の通りめぐルリを愛してやまない8名が揃った私達ですが、めぐルリを愛しすぎるが故に今日までに幾つもの困難がありました。「これじゃめぐちゃんの可愛さが伝わらない!!」「ここのルリちゃんはもっと濁点つけないと!!」思い入れが強すぎるがあまりぶつかる私達。」

思わず吹き出してしまいました。いや、これは誰でもクスッとしませんか?

めぐちゃんの可愛さ、はまだしもルリちゃんの"濁点"への拘りの強さには、声を抑えきれませんでした。

「それでも"皆さんに楽しんでもらいたい、そして"私達も皆さんと一緒に楽しみたい" その一心で練習の日々を重ね、やがてひとつの音楽を作り上げることができました。今日は我々も、もちろん皆さんも大好きであろうあの曲を元気に!楽しく!演奏します。と、その前に奏者の皆様、充電を始めてください。」

楽しむための充電という名のチューニングが始まり、パワーが溜まっていきます。そのパワーをこれから音へと変えて、私たちの心へと届きます。

「充電はバッチリですか?それではお聞きください、『アイデンティティ』」

M6 アイデンティティ/めぐルリのみなさん!

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「伝統曲」として、代々蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに伝わってきたこの楽曲は、本年度では104期Verとして披露されました。今回のアレンジ的には、103期Verでしょうか。

元々この楽曲は、このオープニングコンサートが決まった時点では、2人の曲でしたからね。恐らく吹いている、弾いている皆さんにとっては、思い入れが深い曲ではないでしょうか。

皆さん、考えてみてください。1年後、同じメンバーで、同じ曲を、同じアレンジで演奏をするのでしょうか。

「伝統」というのは、カタチを変えても引き継がれる想いであり、あの瞬間を閉じ込めておく魔法の言葉でもあるな、と私は思うのです。

2人だけのパフォーマンスを、8人だけの音楽を大切に抱きしめておく。そんな演奏にも聴こえました。

メロディーの移り変わりも、この楽曲も激しく『アイデンティティ』の力強い演奏を更に表現していますよね。

驚いたのは、低音パートでもあるチューバやトロンボーンもメロディーを吹いていたことです。まさしく**瑠璃乃ちゃんの"濁点"**を表しているかのようにも思えますね。

「ありがとうございました。続きましては私達、チーム『金木九星』による演奏です。**金管木管が9人でキンモクセイ**。そう。スリーズブーケたち3つのユニットが蓮ノ空の伝統であるならば、金木九星はラブライブ!シリーズの伝統の『名前に数字を冠したユニット』......になる途中なのかも知れません。」

語られた紹介文の綺麗さにため息が出ます。金管「金」木管「木」、そして「9」という数字に導かれたチーム名に心が躍ります。この作品における「9」という数字には、皆様にも少なからず想うことがあると思います。

乙宗梢役の花宮初奈さんも、先日の2ndライブでこの数字について触れていましたね。

「梢ちゃんとしても、私としても、凄い9人というものに憧れがありまして……梢ちゃんはどうかなぁって感じなんですけど、私は9人に憧れがあるので、今回9人で披露させて頂けて本当に嬉しかったです。」

〈2024.04.21 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜千葉公演Day2〉

その言葉が脳裏に過りました。

大切なこの数字を見かける度にきっと私たちは……彼女たちを思うのでしょう。

伝説を刻んだ9人を、海辺の街で足掻き続けた9人を。

「そんな無限の可能性を秘めた私達9人からは、103期7月度Fes×LIVEにて初披露された""がテーマなあの曲をお届けいたします。」

その言葉に、身体が強ばります。もしや……あの曲が来るのではないか?私が、心奪われ、魅了され、この蓮ノ空と歩みを進めることとなった、言わば私にとっての「始まり」の曲です。

まさかこの場所で、このタイミングで聴けてしまうのか。

未知の体験をする前の恐怖でしょうか。いや、歓喜に身体が震えているだけかもしれません。手に持つペンが、プルプルと震えていました。

するとここでハプニングが起こります。

どうやら準備に時間がかかってしまっているようです。そんなこの状況をどうするのか……と考えていると、司会の方のアドリブがその場を繋げました。

「前からBloom Wind Orchestraのことを知ってるよ」「関東から来たよって方」「金沢から来たよって方」と、観客とのやり取りを通じてこの時間をもひとつの演出としてしまうその即興劇に舌を巻きました。

全員が、この公演に対して真剣に向き合っているからこそ、お互いを支え、助け合い、より良い演奏会へと作り上げていく

その熱量は、きっと観客の皆さんにも伝播しているはずです。

「始まりは金沢駅東広場鼓門。 金管楽器の眩しい光と、**木管楽器のせせらぎの音**。 9つの楽器が儚くも情熱的な夏の景色を奏でます。 私達に背を向けて橋の上に佇むのは、スリーズブーケの2人。ここじゃないどこかへ行こう。綺麗な夜は君とならこんなに眩しい。 硬く手を握った2人が今夜、願いを叶える為に駆け出します。」

その言葉選びのあまりの美しさに鳥肌が立ちました。まるで梢センパイが語り部としてそこにいるような……そんな感覚。

脳裏に浮かぶ満点の星空。

ライトアップされた鼓門を背に、駆ける2人の姿。

金管楽器が反射した光を「眩しい光」と、木管楽器の柔らかい音色を「せせらぎの音」と例えた天才はどなたでしょうか。

ぜひ、ボクと握手してください。

その技術、盗ませてください。

「それではお聞きください。 金木九星で『昡耀夜行』」

そっと誰にもばれないように、私は息を吐き出しました。この後、私の身に降り掛かるであろう出来事に備えるために、心を新たにするのでした。

M7 眩耀夜行/金木九星

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静かなピアノのイントロから始まる本楽曲は、私が蓮ノ空と歩みをともにするきっかけ、言わば最推し曲です。

もう既に何も語りたくない気持ちでいっぱいではあるのですが……曲良し、ストーリー良し、リリックビデオよし、すべてが神すぎると言っても過言ではありません。(私欲が混ざっていますので、ご注意ください。)

水面を駆け抜けるように音たちが跳ねていく。

そう表現するのが相応しいほど、このチームの演奏は、とても楽し気に聴こえました。

Aメロの花帆ちゃんはクラリネットが、梢センパイはフルートというのは、私が想像していた声音と重なるので、とても好きです。(語彙力)

トランペットのバッキングのカッコ良さがサビでは更に光り、『眩耀夜行』の華やかさと重なりますね。

2番は、トランペットの2人が花帆ちゃんと梢センパイの歌声を表現していて、まるで活動記録15話を経て、隣に立っているような感覚でした。

_「綺麗な夜だね」の花帆ちゃんことクラリネットの1音1音の綺麗さにうっとりしたのも束の間、息を合わせた「ここじゃない」_からの梢センパイの躍動感溢れる演奏に、涙が零れそうになります。

最後のピアノの音は、和音ではない……というのがこの曲の特徴のひとつとして挙げられまして。

レ、ファ#、ラを弾くのが本来な所、 とラの2音しか敢えて弾いていないのも、この曲の物語がハッピーエンド、バッドエンドなのか……という表現に繋がっていくのもこの曲が好きな理由の一つです。

最後列で、そっと天井を見上げた所を他のスタッフに見られていたのは恥ずかしいのですが……その余韻を噛み締めるようにグッと、握っていた手を緩めるのでした。

「おかしランド。そこはまるで、屋上からお菓子をばら撒いたような不思議な世界。 全宇宙でもここでしか味わえない、この瞬間限定の夢を見たい、そんな人たちが訪れる舞台。ここで演奏される曲はみなさんへのチョコっとレイトなバレンタイン。 とってもキュートで甘酸っぱい。パステルカラーで可愛さ全開。恋のレシピで皆様を夢中にさせちゃいます。」

突然の語り。これまでとは全く違った紹介文に「そういうパターンもあるのか!」と、逆に予想ができなくてワクワクしてしまいます。

チョコっとレイトなバレンタイン”という言葉遊びに、脳から歓喜の汁がドバドバと溢れてきます。(語彙力)

「そんな曲を今日は木管アンサンブルで楽しさいっぱい、甘さは3倍で作りました。ただいま最後の 仕上げをいたしますので少々お待ち下さい。それでは昼下がりのお茶会、どうぞ1人残らず世界中、1つ残さずご賞味ください。」

先程とはまた変わったアンサンブルの編成でしょうか。7人での編成というのも珍しく、フルートとクラリネットの人数が変わった他、ファゴットコントラバス、ピアノに代わり、オーボエ、ホルン、バリトンサックスが入ってきました。

最後の仕上げと称して、チューニングが入るのもいいですよね。ここから甘い甘いひとときが始まるのだと、予感させます。

M8 ハクチューアラモード/東京おかしランド

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かわいい。みらくらぱーく!のかわいいが、これでもかと詰まった一曲でもある『ハクチューアラモード』

個人的にはわたあめみたいにふわふわしている衣装が可愛すぎて、好きです。付き合ってくだい……と流れるように告白してしまうくらいには、性癖をえぐってきます。

衣装だけが好きなんでしょ。とこのままだと言われてしまうので、きちんと話をしていきますが、歌詞もまたいいですよね。

甘いお菓子やお菓子づくりになぞらえながら、恋する乙女の気持ちを表現しているのが、またあざといと言いますか。

思わずフレーズが脳裏にこびりついてしまうくらい、リピート必須の楽曲とも言えます。

1番Aメロのオーボエクラリネットの掛け合いが、キュートな2人を奏でていて、メロメロになってしまいますね。

これまた奏者の遊び心があったのですが、2番Aメロでオーボエの方が楽器を置いて(置いて!?)、クラップをしている姿からも「全力で遊んでやるぞ!」というステージの上の皆さん自身の気持ちを感じます。

落ちサビのパーカッションの動きも必見です。カホンを叩いて、ウィンドチャイムを鳴らしていたかと思えば、まさかのトライアングルでリズムを取るとは想像もつきませんでした。

東京おかしランドによって、甘い甘いひとときを過ごしてしまったので、なんだかコーヒーを飲みながら映画でも見たい気分になりますね。

「ありがとうございました。 いよいよ、アンサンブルステージも最後のチームです。」

そんな気持ちを抱えながら次のチームの紹介が始まりました。「最後のチームです。」という司会の言葉に、思わずバツを作りそうになってしまったのは、私だけではないはず。

長いようで短いような……そんな時間が続いていたことに、今更気付きました。

「第1部最後は私たち『Inconnue(アンコニュ)』がお届けします。Inconnueとはフランス語で"未知の"という意味で、2人の運命の出会いというシナリオの存在しない2人のストーリーから連想しました。この1年間で、リリース当初には明かされていなかったこの楽曲の背景がカードのボイスやメンバーの配信などで何度か明かされました。そのたびに深みが生まれたこの楽曲を何度も好きになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。」

「未知の」という名前のチームはまた他のチームと違った名付け方ですね。

単語ひとつで、そのチームが表現しようとしているものを感じられるのも、ステキです。

この先は、私たち観客にとっても未知の景色、未知の音楽ということでしょうか。

「平凡な日常に舞い込んできた運命の出会い。 今日のこのステージも、それぞれの場所に立っているメンバーそれぞれの運命の出会いが交わって今というステージが形作られているのだと思います。原曲でもホーンセクションが印象的なこの楽曲。ステージに立つ全員が主演のビッグバンド風アレンジでこの会場を銀幕へといざないます。タイトルは『フォーチュンムービー』。もうまもなく開演です。」

そのタイトル名が公表された瞬間、身体中に電撃が走ったような感覚がありました。気付けば今まで以上に口角は上がり、その幕が上がるのを今かいまかと待ちわびていました。

おひさま色とマーメイドグリーンにペンライトの色を変えた方々も、きっと同じ気持ちなんだと思います。

「さて、ステージの準備も出来たようです。第1部、楽しいひとときをどうぞ最後までお過ごし下さいませ。」

まるでこの第一部がひとつの映画であり、そのエンディングを飾るかのような流れに、鳥肌が立ちました。まさしく「未知の」体験になることは間違いないでしょう。

M9 フォーチュンムービー/Inconnue

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皆様の記憶にも新しい『フォーチュンムービー」』は、控えめに言っても強すぎる、強すぎるのだけれど。

振られる梢センパイ……ではなく、相思相愛であることをついに公言した本楽曲は、2ndライブでめ大きく爪痕を残した楽曲のひとつでもあると思います。

前奏からクラップで煽る楽曲。まるで映画のワンシーンが始まるかのようにドラムスティックのカウントから始まり、ベース、そしてピアノのグリッサンドと畳み掛けるようなイントロから顔がニヤけてしまいます。

奏者の演奏に感化され、観客の皆さんにも手拍子に力が籠っているように聴こえます。

とにかくこの楽曲は、メロディーを刻む印象が強いのですが、サックスが魅せていきますね。

原曲もかなりホーン隊が目立つので、トランペットの引けを取らない輝きも、クラリネットのパキッとした音も、何一つ欠けてはいけない。

どこか未知の世界観を味わっているような気分です。

間奏パートでは、ピアノがその様変わりしていくシーンを彩るようにステップを踏んでいきます。それに続くように、アルトサックスのソロがバチッとハマり、物語はラストシーンへと変わっていきます。

エンディングを迎えるその最後の一音まで、余すことなく体感した心は、幸せに満ち足りていました。

余談ですが、こちらの「Inconnue」の皆様で演奏した『眩耀夜行』が、公式YouTubeチャンネルの方でもアップされておりますので、お時間ある方は視聴してください。というか、しましょう。(強制)

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夢見る花びら

第一部が終了し、20分の休憩というアナウンスが流れます。

第一部の熱量は、冷めるどころか益々熱くなっているように見えます。ロビーで歓談するお客様の表情を見ていると、とても満足気な表情をされていて、スタッフとしても嬉しいですね。

第二部が始まるまでの時間の過ごし方は人それぞれ。演者と話す人、休憩をする人、その余韻を噛み締める人、次の演奏へ向けて心構えを作る人……様々な人たちが、その一瞬で繋がる。

しかも「音楽」という世界共通語とも言える力を通して繋がれるって、これ以上素敵なことはないなって思います。

第二部は、果たしてどんな蕾開く音が聴けるのでしょうか?

そんな期待を胸に、またホールへの扉を開けるのでした。

夢見る花びらを、ひとつ握り締めて。

M10 Dream Believers

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始まりの花の音がホールに鳴り響いていく。「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」を象徴する『Dream Believers」』のイントロは、静かな幕開け、これからを予感させます。

第二部は、やはりこの曲からですよね……と、自身のメモを取る手に気合いが入ります。

1音目を聴いた瞬間、ホールを中心に花が広がっていくような気がしました。ひとつひとつの花が、咲き綻び大きくなっていく様がとても綺麗で、この曲を聴くたびに6人のシルエットが浮かび上がります。

見えないはずの景色や匂い、想いが、奏でられる音たちから想起出来る。

それって幸せなことなんだなぁ……と、頭の片隅でぼんやりと考えていました。

観客の皆様の拍手が重なって、いつも以上に完成された『Dream Believers』を聴いているような気がして、凄く胸が熱くなりました。

これだ、これを待っていたんだ。

全身が喜びで震えるのを感じます。

個人的に好きなポイントがありまして、2番のAメロなんです。ここ、音数がググッと減っているのですが、メロディーと重なるようにハモるフルートの綺麗さにいつも惚れています。

Cメロのメロディーラインのバトンも、またアレンジがずるいですよね。一人一人の想いが重なって、繋がって、ラスサビで花咲くためにもっていく奏で方は、目頭を熱くさせます。

ですが、まだ泣くのはここではないと自分を奮い立たせながら最後の一音を受け止めるのでした。

「ありがとうございました。第二部、全体合奏のオープニングを飾ったのは作品の表題曲「Dream Believers」です。この曲は、蓮ノ空の3ユニットが揃って歌う伝統曲であり、始まりの曲です。私たちBloom Wind Orchestraにとっても、今回が初めてのホール演奏のため、全体合奏のオープニングに選びました。」

司会が登壇し、この曲が全体合奏のオープニングとなった選曲理由が語られます。

気持ちは、やはり同じでした。始まりだからこそ、大切にされてきたこの曲を、この第二部というタイミングにもってきたことに、力強い握手をしたいです。

「さて、続いては、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ1stアルバムの表題曲、『夏めきペイン』です。暑さで気持ちが浮き足立つ夏、""に憧れて背伸びする歌詞が甘酸っぱく可愛らしいこの曲は、休部していた藤島慈ちゃんの復帰直後に初披露されました。夏を感じさせるパワフルなブラスと切なさを帯びたメロディーのコントラストを、吹奏楽アレンジで お届けします。6人が揃った"あの夏"を思い浮かべながら、どうぞお聞きください。」

『夏めきペイン』という選曲に、驚かれた方も多いのではないでしょうか。私たちの夏を感じさせる、ここでしか味わうことの出来ない暑さを、私たちは肌で感じるのでした。

M11 夏めきペイン

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AKB48指原莉乃さんが作詞をされた、真夏の女の子の青春を切り取った歌詞に注目してほしいこの『夏めきペイン』は、なんと言っても金管楽器が光りますね。

特にイントロのトランペットのバッキングが、あまりにも気持ちよすぎて、高いところに当たる当たる。……もうこの音無しでは、楽曲を語れなくなってしまいました。

疾走感、爽快感のある楽曲なので、走り気味になりそうな演奏かと思いきや、当てるところは当てる、決まるところは決まる

そんなメリハリのある演奏に、更に魅了されていきます。まさしくBloom Wind Magicと言ったところでしょうか。

観客を、その世界へと呼び込むのが上手すぎて、ずるいですね。

「ありがとうございました。 第二部、2曲目にお送りしたのは、『夏めきペイン』でした。さて、早いもので次が最後の曲です。次に演奏する曲は、Fes×LIVEでも何度も披露されている、とても大切な曲のうちの1つです。オープニングコンサートを締める曲は、この曲しかない。そう思い、Dream Believersと同じく団体立ち上げ当初から、演奏することを決めていました。」

「最後の曲です」というコールに、必死にバツを作る客席と同様に私もバツを作ります。 まだ聴いていたい、終わらないで欲しい。

ですが、いつかその時はやってくるものてす。立ち上げ当初から演奏することが決まっていた楽曲。オープニングコンサートを締める曲、それは。

「もう何も怖くない さあ 行こうよ」

「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 1st Live Tour ~RUN!CAN!FUN!~」も、「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜」も、その最後を飾った大切な楽曲です。

吹奏楽は1人では成り立ちません。みんながいるから、みんなで同じ歌を歌うからこそ成り立つものです。そして、私たちだけではこのコンサートは成り立たず、聴きに来てくださった皆様がいるからこそ、今日このコンサートを楽しく終わらせることができます。最後に、本日聴きに来てくださった皆様に感謝を込めて、この曲を演奏します。蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブで、『永遠のEuphoria』」

吹奏楽は、みんながいるから、みんなで同じ歌を歌うからこそ成り立つもの」

この言葉に、全身が雷に打たれたかのように痺れました。吹く、演奏する、ではなく……歌う。

その言葉に、この団体の想いが込められているような気がしました。私の認識が浅く、なんだか自分が恥ずかしくなりました。

続いた「聴きに来てくださった皆様がいるからこそ、今日このコンサートを楽しく終わらせることができます。」という言葉。

本当にその通りだな、といちスタッフとしても思います。

1人、また1人とチケットを受け取り、会場へと足を運んで下さる度に、その笑顔の花が咲きますように……と願っていました。

それぞれの人生の中で、自分の心の中に蒔いた種を芽吹かせてきたと思います。

もしかしたら他人に誇れるような花でもなく、まだ咲いてすらいない蕾の方もいれば、種のままだよ……という方もいると思います。

そんな何か胸に引っ掛かる気持ちや、「好きだ!」という気持ちをぶつけて貰えたら、一緒に花咲かせて貰えたら、それが1番なのかなと思います。

きっと……花咲いていたと私は信じています。

この目に映る光の花が ……その証だと私は信じています。

M12 永遠のEuphoria

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ラストを飾るのは、やはりこの曲。数々のライブのラストを務めてきたこの曲を聴くと、「終わってしまうんだ……」という実感が湧いてきます。

明るい曲なのに、どこか寂しさを感じる曲。けれども、その寂しささえも次へと繋げてしまうBloom Wind Orchestraさんの演奏に、そう遠くない未来で逢えるんじゃないか、と錯覚してしまいます。

終わりはお別れではなく、始まりなんだと。

真っ直ぐにそう教えてくれるような音でした。

そんな風に聴こえたのは、あくまでも私のイメージでしかありません。ですが、あの日『永遠のEuphoria』を演奏する彼らから貰った気持ちは、嘘ではありません。

鳴り止まない拍手。奏者の皆さんにに贈られるそのひとつひとつの音は、きっと心に響いていたと思います。スタッフとしてもこれ以上嬉しいことはありません。

ピンスポットが花道へと当たり、るみえるさんが登壇します。

「皆さま、アンコール誠にありがとうございます!」

アンコールをいただく、というのは当たり前のことではありません。私は以前ここではない別の記事で、アンコールについてこう綴ったことがあります。

「カーテンコール…それは演劇やオペラ、ショーなどで、終わって幕が下りた後、観客が拍手喝采して出演者を幕の前に呼び出すこと。そして、演者への最大の賛辞。」

「演者への最大の賛辞」

その気持ちは今も変わっていません。素晴らしい演奏をして下さったBloom Wind Orchestraの皆さんへ、割れんばかりの拍手が贈られます。

「ありがとうございます!改めまして、Bloom Wind orchestra主催のるみえるです。本日、本当にたくさんの方にご来場いただき、そして配信でも先程拝見しまして沢山の方からコメントをいただいております。本当に多くの方に聴いていただけることを嬉しく思っております。本日、なんとプレコンサートから合わせると16曲お届けしたんですけれども、いかがだったでしょうか?」

プレコンサートも合わせて16曲。まるでライブのような曲数に、驚きを隠せません。同時に、「え?16曲もやったんですか?」という時の流れの早さを感じます。

「ありがとうございます。皆さんからの温かい拍手とコメントが、奏者とスタッフにも届いて、喜んでいると思います。えー、主催挨拶としてこの後少しお話をさせていただきます。」

るみえるさんも話しておりましたが、届いています。皆さんからの温かい拍手が嬉しくて、胸がいっぱい、という感覚を久しく忘れていました。こんなにも嬉しいことがあっていいんでしょうか。

「今日、この日までを振り返ると、私たちは昨年8月にメンバー募集を開始しまして、11月の初回練習で本格的に活動を始めてから、まだ1年も経っていないんだな、という風に濃密な時間を過ごしている、と私もびっくりしています。それほどまでに、やはり蓮ノ空という作品、そしてBloom Windのメンバーと歩んできた時間が、本当に学生時代に戻ったかのような、そんな日々のように密度の濃い時間だったなと感じております。」

発足から1年も経っていないという発言に、私も驚きを隠せません。そのくらい時間を歩んできたように感じるのに、そう感じさせないメンバーの絆の深さを見てきたからかもしれません。

蓮ノ空という作品を通して、音楽という力を通して、密度の濃い時間を過ごす今この瞬間も、私たちBloom Wind Orchestraにとって大切な時間。「リアルカレンダー」へと刻まれていると思います。

「先月の金沢でのストリートライブに続いて、私たちが"位置についた"大切なこの演奏会をこうして無事に開催できたのは、多くの方の支えがあってからこそだと思っております。まずは、こうして私たちの活動を応援してくださる皆さま。先ほども司会でもありましたが、演奏会というのは本当に奏者だけでは成り立たないものです。私たちの音にこうやって耳を傾けてくださる皆さんがいるからこそ、"不完全でも熱を持った芸術"が完成する、と私は思っています。」

少し時間を巻き戻しますと、実はBloom Wind Orchestraさんは、4月に金沢でストリートライブをしております。その時の様子も合わせてご覧いただけたら嬉しいですね。

www.youtube.com

るみえるさんも話していましたが、"不完全でも熱を持った芸術"というのは綴理先輩も話していました。

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「不完全でも熱を持ったボクたちで作る、芸術。」

〈活動記録13話「追いついたよ」より〉

ここで語ったるみえるさんの言葉には、きっと皆さんも含まれているのだと思います。

開催にあたって、金沢の皆さんにポスターを張らせてもらったり、応援をして頂けたそうです。

そんな感謝の気持ちを伝えるための演奏会でもあったと話してくださいました。

「開催にあたっては、舞台である金沢の皆さんにも、ポスターを張らせていただいたりですね、本当に温かく迎え入れて、背中を押していただきました。こうして応援いただけることを絶対に当たり前と思わず、期待に応えられるようにこれからも、そして感謝をお返しできるようにですね、堅実に進んでいきたいと思っております。そして、何より私たちの原動力であるこの蓮ノ空。Link!Like!ラブライブ!という作品ですね。花帆ちゃんたち9人とキャストの方々9人と、そして作品を支えるクリエイターの方々のそうした輝きが、私たちの二度目の青春を照らしています。作品を愛する気持ちを私たちにできる形で精一杯表現して、少しでも多くの方々にこんなに蓮ノ空っていいんだよっていうことを知っていただければと思います。」

そして、蓮ノ空、Link!Like!ラブライブ!のメンバー9人とキャスト9人、クリエイターの皆様を愛する気持ちを知ってもらえればと強く語っていました。

「ちょっと長いんですけども、すみません。最後に、一緒に活動している仲間にも感謝を伝えさせてください。今日この場にいるメンバーも、残念ながら参加できなかったメンバーもいるんですけれども、Bloom Windのメンバーとしてこの日を共に迎えてくれて、本当にありがとうございます。」

そんな作品への愛を語っていたはずなのに……るみえるさんは、メンバーにも秘密で感謝のメッセージを用意していました。

なんとなく……私はなんとなくそんな予感はしていたのですが、突然のメッセージにきっと驚きを隠せない表情を見せるメンバーもいました。

心の中ではしてやったり……という気持ちと、心の底からメンバーに感謝を伝えようとする主催としての姿がそこにはありました。

「それぞれ仕事だったり、学校だったり、その他の活動だったり、あった中でですね、良い音楽を作りたいという思いでみんな活動に参加してくれています。中には本当に全国各地からですね、東北から来てたり、東海から来てたり、関西から来てたり、本当に色んな地域から、練習のたびに「蓮ノ空が好きだ!」っていう想いで関東まで駆けつけてくれているメンバーもいます。」

「蓮ノ空が好きだ!」

その気持ちだけで、 活動へと1歩足を踏み入れること、全国各地から集まること。それって生半可な覚悟では出来ないことですし、一筋縄で行かないことも多々あったと思います。

当然、人数が集まればぶつかることや、上手くいかないことも多くあると思います。これに関してはるみえるさんもこの後話してくれました。

「こうしてこれだけの人数が集まって活動していれば、納得がいかないなとか、もっとこうして欲しいのにな、とか思うこともきっとあったと思うんですけれども、それでも、思いを一つに、同じ夢を信じて走ってくれていることを、私はとても感謝しています。本当にありがとうございます。」

それでも……思いはひとつ。

夢を信じて走ってくれていることに感謝の気持ちを述べていました、そのるみえるさんの言葉に、ボロボロと表情を崩されているメンバーがいたのを、私は知っています。

なぜなら私も……かなり危ない状態でしたからね。覚悟はしていました。ですがレポートを書くという使命がありましたから。必死です。歯を食いしばって、集中させて頂きました。

「ありがとうございます。ということで、なんだかまるでこれが最後かのようなMCをしてしまったんですけども……これが私たちのスタートになります。来年の1月4日、舞台である金沢の石川県立音楽堂コンサートホールで、全ての皆さんに、作品に感謝を込めた演奏会、Grateful Conertを開催致します。奇しくも、この日は横浜の方ですね……。凄い笑いが起きてますけど、心当たりがあるんですかね、皆さん。」

会場中でドッと笑いが起こります。

来る1月4日、私たちは憧れの舞台へと立ちます。その日はなんと……ラブライブ!シリーズのイベントと重なっていることがつい先日判明しましたね。

「スクールアイドルの礎が音を奏でるということで、私たちもですね、ラブライブ!に紡がれてきた伝統とこれから作られていく伝統を、ファンという立場から全身全霊で表現したいと思っています。今回はアンサンブルがメインで、全体曲は少し少なめだったんですけれども、自分たちでもこんなにやって大丈夫なのかっていう曲数を恐らく演奏することになると思いますので、ぜひ私たちが音楽堂で八重咲きの花を咲かせる姿を見に来ていただけたらと思っております。

「伝統」はこれまでとこれからを結ぶもの、と私は解釈しています。

今日の「Opening Concert」がこれからのBloom Wind Orchestraへと繋がっていく「伝統」に変わるのは、きっともうすぐそこです。

八重咲きの花を咲かせるために、また新たなスタートを切り始めたBloom Wind Orchestraは、止まりません。

「それでは最後にですね……花は満開に咲くと種を蒔いて、新たな花を咲かせます。私たちの演奏が、聴いてくださる皆さんの心に眠っている何かを芽吹かせて、蓮ノ空と、そこから生まれる新らしい物語の輪を広げるきっかけになればと思っています。最後にもう一度、この曲を演奏して終わりたいと思います。本日は本当にありがとうございました。またお会いしましょう!」

「私たちの演奏が、聴いてくださる皆さんの心に眠っている何かを芽吹かせて、蓮ノ空と、そこから生まれる新しい物語の輪を広げるきっかけになればと思っています。」

そう笑顔で語るるみえるさんの表情は晴れやかで、その姿を見守るメンバーの姿も清々しくて、眩しく見えました。

暗転していて、顔はよく見えないはずなのに、どこか笑顔が花咲いていて。あぁ、もしかしたら嬉し涙なのかもしれないなぁ……とか、終わって欲しくない気持ちもあるのかなぁ……とか、考えたら切なくなってしまう。

それでも願わずにはいられません。

この先、彼らが満開に花咲ますように、と。

EN Dream Believers

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アンコールに答えて披露したのは、もちろん『Dream Believers』です。なんとなく予想はしていました。きっとこの曲なんだろうって。

彼女たちにとっても、私たちBloom Wind Orchestraにとっても、大切な始まりの曲です。

「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 1st Live Tour~RUN!CAN!FUN!~」の愛知公演2日目。

千穐楽を飾った当楽曲は、この先何度聞いても色褪せないのだろうと思います。

曲が演奏される度に、私たちは別れがあって出逢いを感じることでしょう。

行年も巡りながら、「伝統」として歌い継がれるように、この歌も少しずつ形を変えながら、でも想いを重ねながら演奏されていくのかな、と思います。

が訪れ、の匂いが香り、色づくを眺めながら、の音が木霊する。そしてまた出会いと別れのを迎える。

私たちは、その限られた人生を移りゆく景色と共に、これからも過ごしていきます。

その人生の中で私が選んだ道の先に、この記事を書く未来があるとは飛び込む前の私には想像もつきませんでした。

「リアルカレンダー」と同じように、今綴る言葉は1年後は全く別物になっていると思います。

そして、今聴いている演奏も……1回目とは全く違います。

指揮者は代わり、るみえるさんがその想いをぶつけます。それに応えるようにメンバーの演奏にも熱が篭もり、想いは弾けていく。

まるで空中で音が溶け合って、会場を満たしていくような……そんな不思議な感覚。

後の話です。

これはメンバーから聴いたのですが……ステージ上に煌めく汗が光っていたそうです。誰が流したかは分かりませんが……きっとそれは……皆さんのご想像にお任せします。

あれ……?おかしいな、ちょっと目頭が熱いな。

文字がぼやけて見えますか?

それはきっと……蓮ノ空が大好きで、Bloom Wind Orchestraの演奏に感動したからですよ。同じ想いを共有することが出来て、私は嬉しいです。

終わりに

そのアンコール後、明かりがついた後の観客の様子を私は知る由もありませんでした。すぐに、パンフレットを手渡すための準備に向かってしまいましたからね。

少しの切なさと、新しい門出を迎えたような複雑な心境を抱えながら、このなんとも言えない感情と向き合ってきました。

ですが、その気持ちは今は受け入れることができています。

なぜなら……あの日観客の笑顔の花が咲いたこと、そして何よりもステージに立つ奏者にも笑顔の花が咲いていたからです。

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「別れにはつらい気持ちになることもあるけれど……未来は意外と明るいんだってことを憶えておいてほしいな」

〈活動記録第18話「いずれ会う四度目の桜」より〉

3月に卒業していった沙知先輩は、そんな言葉を残していきました。

小さくも大きなその背中には、沢山の苦悩や責任が圧し掛かっていたような気がします。

そんな多くの困難を乗り越えてきたからこその先輩の言葉には説得力があり、新しい門出を踏み出す勇気をくれました。

寂しい気持ちがあるからこそ、また逢えた時に、音を重ねられた時に、喜びを分かち合うことができます。

それが吹奏楽の魅力であり、節目を迎えることの素晴らしさを感じる瞬間でもあります。

だから、敢えて私はここで一スタッフとして、少しだけ自分なりの言葉を贈るとするなら……。

オープニングコンサート、おめでとう。

無事閉幕、おめでとう。

みんな、おめでとう。

そんな祝福の言葉を贈りたいです。

寂しい涙ではなく、嬉しい涙が、どうか皆さんの心に寄り添えますように……メンバーだけじゃなく、運営、関係者、スタッフ、観客、この記事を読んでくださった皆様に御礼申し上げます。

もう一度皆さんに聞いてもいいですか。

蕾が開く音は聴こえましたか……?

本日、8月17日はBloom Wind Orchestraが結成されて1年となります。

1年前の私たちと比べて、少しは成長できたのかなと思います。

その1周年を記念して、運営メンバーから団員へと「ありがとう」の気持ちが込められたとあるサプライズがあったのですが、秘密です。なんて。

いつかその「ありがとう」を、皆様に届く日を楽しみにしていただければな、と思います。

私たちBloom Wind Orchestraは蕾が開いたばかり。小さな蕾が、やがて大輪の花となり、皆様の心へと花を咲かせる機会がございます。

来年1月4日。

場所は、あの憧れの舞台「石川県立音楽堂コンサートホール」です。3月度Fes×LIVEを行った「八重咲ステージ」に私たちは立ちます。

その小さくも大きな背中を追い掛けて、6人の紡いだハーモニーに負けないくらい、私たちらしい演奏をしたいと思います。

そして9人の奏でるメロディーに寄り添っていきたいと思います。

ぜひ、期待だけして待っていてください。

新しい物語の種は蒔かれました。

また蕾開く音────いや。

満開に花咲く音を聴きに来てください。

文:Bloom Wind Orchestraのこと好き好きクラブのライター

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蓮空祭 一般参加チケット販売中

8月18日 金沢勤労者プラザ にて 11:00~

ただいま一般参加チケット販売中です。(8/16まで)
前売 700円+LivePocket手数料

※炎天下が予想されるため、イベント開会時の入場はLivePocket整理番号順(購入順)に一定数を区切って入場します。… pic.twitter.com/MDP5YvntFC

— 蓮空祭 (@hasusorasai) 2024年7月6日

金沢という街に住む少女たちを知り、実際にその目で、耳で、足で体感してからもうどのくらい時間が経っただろうか。

彼女たちと共に歩みを進めるたびに、新しい魅力に気付いてもっと好きになってしまう。まるで、魔法にかかってしまったかのように。

そうして時を重ねていたある日、突然私の元に知らせがやってきた。

「蓮空祭……?」

蓮ノ空オンリー同人誌即売会を8月18日に聖地金沢で開催します。(金沢勤労者プラザ)
好き好きクラブのみなさんと楽しいイベントができたら嬉しいです。
現在、サイトの公開に向けて準備中です。
よろしくお願いします。

— 蓮空祭 (@hasusorasai) 2024年3月8日

この夏、金沢で開催されるという祭り。

蓮の名をもつイベントに、強く惹かれた。その時はただぼんやりと、なんかやってみたいなぁ……という気持ちだけだった。

4月に入り、9人となったあの子たちを想う気持ちを形にし、誰かと分かち合う。

そんな経験を、彼女たちが生きる街、金沢で経験することなど人生でそう何度あるか分からない。

飛び込むのが怖いのは、初めだけ。その一歩が踏み出せたら、あとは花咲くのみ。

震える指先で、参加表明のボタンを押したのだった。

それからしばらくして、とある団体へと所属した私は、インタビューをさせてもらえることになった。そのインタビューの相手こそ今回の主催の方だ。お時間を作ってもらい、今日は蓮空祭についてのお話を掘り下げていこうと思う。

──この度は、インタビューに応じていただきありがとうございます!

「初めまして!蓮空祭の主催です‼どうぞよろしくお願いします!」

──はい!よろしくお願いします!今回は、お忙しい中時間を作っていただき、誠にありがとうございます。【出張版】金沢観光案内所ぶるーむでは、蓮空祭直前ということで、蓮空祭さんにインタビューをさせていただきます。インタビューを通してより蓮空祭を楽しめたらな、と思います。それではまず初めに……ついに18日、Link!Likeラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブオンリー同人誌即売会・交流会「蓮空祭」が開催されますね。本当におめでとうございます。

「ありがとうございます!」

──そんな素敵なお祭りが開催される金沢という街は、蓮空祭さんから見るとどんな街に見えますでしょうか?

金沢市は、加賀100万石の城下町という事で、歴史と文化が色濃く残っている素敵な街ですね。私は太平洋側に住んでいるので日本海側に来ることはあまりなかったので見るもの全てが新鮮で楽しいですし、外食文化も発達しているので美味しいお店がたくさんあって、まったく飽きないです。そこに、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのメンバー達を聖地で感じる事ができて最高です!!」

──確かに、食べ物がおいしいという印象が私も強いですね。この蓮空祭をきっかけに、金沢の食文化に触れて堪能していただきたいですね。そんな可能性を秘めた蓮空祭は、一言でいうとどんなイベントでしょうか?

「"蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさん"と大好きな聖地"金沢"で一緒に花咲けるイベントです!」

──人と場所、その全てが合わさって花咲けるイベントということですね。改めてお伺いしますが、蓮空祭を開催しようとしたきっかけを教えてください!

「蓮ノ空が始まって1年ちょっと経った時に、沼津や他の賑わっている聖地みたいにファン同志が気軽に交流できる場って少ないから、微力ながらも作れたらいいなと思ったのがはじまりですね。」

──聖地と言われる場所の盛り上がりを感じることのできるイベント自体少ないですからね。そういった機会を設けてくださり、サークル参加をさせていただく身としても大変うれしく思います。そんな私たちを繋ぐ「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」「Link!Like!ラブライブ!」は、蓮空祭さんにとってどんな存在ですか?

「そうですね、僕たちにとってはイベントのテーマです。なくてはならない存在ですが、金沢とラブライブ!ヲタクを繋げる潤滑油に今後もなっていって貰えれば、僕たちの目的も果たせるのかなと思ってます。」

──なるほど、その目的を果たす一歩目となる今回の意気込みはありますか?

「開催を発表した途端、皆様からたくさんの応援をいただく事ができてうれしいです。また、多くの方にも協力していただいてここまで来れたので参加してくださった皆さんが"花咲いて"帰っていただけるよう頑張ります!」

──花咲けるイベント、私も大変楽しみにしております。今回は、蓮空祭さんをお呼びしてインタビューさせていただきました!私の所属する「Bloom Wind Orchestra」も配信にて蓮空祭さんを盛り上げさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いします!

【🎥配信ライブ開催🎺】
8/18(日) 16:30〜
Bloom Wind Orchestra
『Online×SUMMER LIVE!』
YouTube LIVEにて配信📣⚡️

蓮空祭様アフターパーティーにて演奏予定だった楽曲を別の形でお届けできるよう、配信ライブの形で調整しました。
ぜひイベントの余韻に浸りながらお楽しみください!#BloomWind

— Bloom Wind Orchestra (@bloom_wind817) 2024年8月10日

「蓮空祭を、音楽と共に楽しみましょう!」

──蓮空祭さん、今回はありがとうございました!以上、【出張版】金沢観光案内所ぶるーむでした!次の記事まで、しばしまたれよ。

こんにちは!

『金沢観光案内所 ぶるーむ』第3回は

Bloom Wind Orchestraのホルンパート、ひーが担当致します!

↓前回の記事はこちら↓

【第2回】

bloomwindorchestra.hatenablog.com

みなさまの中には、蓮ノ空の活動に触れて初めて金沢を訪れる方、

また1年のうちに何度も出向かれる方もいらっしゃるかと思います。

金沢は金沢駅兼六園まで連なるメイン通りが距離的にも観光しやすいが故に、

しっかり下調べして予定を決めていかないと

やがて、どこを観光するべきか旅の旅程に困ってしまいがち。

(何度も訪れていると尚更です)

みなさまご存知かもしれませんが、

金沢には、数多くの名所やおいしい食べ物など

本当にたくさんの魅力で溢れています。

今回はそんな

金沢で新たな魅力を開拓したいという方向け

の記事になります。

個人的に金沢に感じる印象のひとつに

『どこを撮っても絵になる』

というものがあります。

金沢は風情ある街並みや

兼六園を始めとしたさまざまな伝統ある

文化的建造物だけではなく

少し目を向ければ自然あふれる山々が見え

山と逆方向へ足を伸ばせば豊かな日本海

金沢駅からほど近い小さなエリアに

本当にたくさんの景色、

見ているだけでも楽しめるような街並みが詰め込まれています。

これらをしっかり下調べして

旅程を決めていくのはなかなか難しい........

という方にオススメなのが

レンタル自転車(まちのり)を使った

あえて予定を決めない』金沢旅です。

↓まちのりホームページ↓

www.machi-nori.jp

金沢の素敵な街並みをゆっくり見て回りたい.......

でも歩きで回るのはちょっと......

という方にはこちらのレンタル自転車がオススメです。

金沢の主要な観光地付近をはじめとした

あちこちにレンタルポートがあり、

好きなところで借りて好きなところで返せます。

(現金で決済できる1日パスもあります。)

金沢はおしゃれなお店やオススメでトップに出てくるような

有名なお店や名所が多すぎて、

どうしても埋もれてしまう素敵な場所がたくさんあると感じています。

予定をあえて決めずに自転車で気になったお店に入ってみたり、

目に入った風景を撮ってみる。といった

何かに縛られない、デジタルデトックス的体験を味わうのも

面白いのではないかと思います。

しかし、石川県は天気の移り変わりが非常に激しいため、

たまたま雨の日程になってしまった時は

1日フリー乗車券を使用したバスによる観光もオススメです。

金沢市内1日フリー乗車券↓

www.hokutetsu.co.jp

金沢のメインどころはしっかり回れる上、

バスならではの景色を楽しむことも出来ます。

(足や体力が不安な方もこちらがオススメです。)

予定をしっかり決めて回るのも当然楽しい旅になるかと思いますが。

もし、

「時には違った楽しみ方をしたい。」

「金沢の良さをもっと感じたい。」

と思った際には

あえて予定を決めない

そんな旅路も金沢においては

いつもと違う良さと思い出を生み出してくれること間違いなしです!

筆者は初めて金沢に降り立った日から金沢に惚れ込み、

かれこれ10年ちょっと足しげく通うようになりましたが

何年たっても変わらないと感じたものは

人の暖かさ

絵になる街

という点です。

金沢には関東や関西のようにテーマパーク的な大きく分かりやすい

娯楽施設は無いですが、

街全体がひとつの映画のセットかと思うような

とても情緒あふれる街並みと、生活感ある景色が広がっています。

また、そこで暮らす方々もとても観光客に暖かなのも印象的。

観光地や聖地を一通り周りきった後には

『あえて予定を決めない』

金沢をそのまま感じる旅も

また素敵な思い出になることかと思います。

"のどぐろ"も

"温泉・銭湯巡り"も

"夜の市内を散歩する良さ"も

能登半島のまた違った魅力”も

オススメしたい点はそれこそ無限にありますが、

訪れる度に

また来たい

と思えるような街

金沢の良さを読者様自身の感性で感じて

筆者にもお教えいただけると幸いです。

それでは!

いつか金沢でお会いしましょう。

次回もお楽しみに。

ご読了ありがとうございました。