「チケット・トゥ・パラダイス」 2022 (original) (raw)

チケット・トゥ・パラダイス(字幕版)

★★★☆☆

あらすじ

離婚後は互いに憎み合っている夫婦が、卒業旅行先のバリで出会った男と結婚すると伝えてきた娘を思いとどまらせるために結託し、現地に向かう。104分。

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感想

不仲な元夫婦が一時休戦し、旅行先で出会った現地の男と結婚しようとする娘を思い止まらせようとするコメディだ。必死に勉強して大学を卒業し、弁護士として働き始めようとしていた娘が、卒業旅行先からいきなり「キャリアを捨てて結婚することにしました」なんて報告して来たら、両親が慌ててしまうのも当然だ。

しかし会えば罵り合う元夫婦なのに、子どものためには結託するのだからまさに「子はかすがい」なのだなと痛感する。子供がいなければ、そもそも二人は離婚後に二度と会うこともなかったはずだ。それに結婚は完全に失敗だったと思っていても、愛する娘が生まれたことを否定するわけにはいかないから、全否定も出来ない。子供がいるかいないかで離婚後の二人の関係は全く違うものになる。

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自分たちが卒業後すぐの結婚で失敗したこともあり、元夫婦はなんとか娘の結婚を妨害しようとする。だがこれも周囲の反対に頑なになってしまった自分たちの経験を踏まえて、表向きは賛成のふりをしたのは賢い選択だった。あとは意外な顔をする娘に、なぜ反対すると思ったのかその理由を自ら喋らせれば、勝手に不安になって結婚を取りやめそうな気がしたが、そんなタフな交渉術の見本みたいなことはせず、適度にドタバタしながら進行していく。

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娘たちを別れさせようと頑張っていたら、逆に自分たちがくっついちゃった、というコメディらしい展開だ。だが残念ながらそんなに笑えるシーンは多くない。それに舞台となるバリの魅力も伝わってこない。タイトルの「パラダイス」感があまりないなと思っていたら、どうやら撮影は現地のバリではなくてオーストラリアで行ったようだ。

ほどほどの出来だが、主演のスター二人の魅力を楽しめる映画にはなっている。

スタッフ/キャスト

監督/脚本 オル・パーカー

製作/出演

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出演 ケイトリン・デヴァー/マキシム・ブティエ/ビリー・ラード/リュカ・ブラヴォー

チケット・トゥ・パラダイス(字幕版)

チケット・トゥ・パラダイス - Wikipedia

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