憂鬱な朝 1 | ブックライブ (original) (raw)

Posted by ブクログ

スタイリッシュな作品が多かったので、時代物という趣向に驚きました。絵が精巧できれいな正統派なので、レトロな雰囲気も上手くはまっていて、うっとりさせられます。
雑誌で拾い読みしていたのですが、飛び飛びだとまったく話の流れが掴めず訳分からなくなっていたので、コミックス購入。
やっぱり、連載では話を追うのがやっと。フクザツな暁人と桂木の心情を理解するにはコミックスが正解でした。

二人の主従関係に食いつきました。時代といい身分差といい年齢差といい、ストライクど真ん中。しかも、暁人は初登場が10歳と幼い。桂木以外に頼る人がいない状態の小さな子爵です。腹に何を持ってるか、全く考えが読めない桂木の厳しい指導の下、爵位を上げ家の格を上げるため勉強させられる暁人。
そこからの彼の成長ぶりが丁寧に描かれています。青年になって男として逞しく、身長も伸びて桂木より高くなってたり、髪型が年齢に応じて変化していたり、そんな細かい描写に萌えます。対する桂木はあまり変化しないのもいいですね。髪形だけが激変。

そして成長して一層、桂木大好きになってる暁人の強引さや、色気垂れ流しで体は開くくせに心は閉ざしきっている年上クールビューティー桂木に萌えまくり。小さい時にはあんなにかわいかった暁人が、立派な攻になって桂木を押し倒すとは…悶え死にました。