コヨーテ I | ブックライブ (original) (raw)

人狼(ヴァラヴォルフ)であることをひた隠しに生きるコヨーテ(リリー)と、彼を口説くピアニストのマレーネ。コヨーテはマレーネの誘いを断り続けていたのですが、ある日突然、発情期がきてしまったコヨーテをマレーネが見かねて娼館へと連れて行きます。

発情期のコヨーテとマレーネ、そして両性具有の娼婦ヘルマを交えた3Pは、ため息が出るほど官能的。娼館を出たあと、耐えきれずにエッチしまくる2人も、エロくて可愛くて愛に溢れてて、思わず叫びたくなるほど!マレーネと関わりすぎないようにと、ひとり発情期を耐えるコヨーテもまた色っぽくて可愛くて、マレーネでなくとも抱きしめたくなります。
運命的ともいえる強さと激しさで惹かれ合う2人ですが、その関係にも影が差し始めます。マレーネが実は人狼を狙うマフィア・ガーランドファミリーの跡取りだと判明するのです。

ヨーロッパ映画のような雰囲気を持つ本作。ロミジュリのような2人を待つのは悲劇か、それともハッピーエンドか。後者であることを願ってやみません。