極主夫道 4巻 | ブックライブ (original) (raw)

―不死身の龍(たつ)。
元・最凶ヤクザにして、今は自分の家庭(シマ)を守る最強の主夫。

いやもうほんと、この設定考えた作者さんブッ飛んでますよ。
ガッチガチのコワモテ兄さんが、テカテカの黒背広が普段着でグラサンかけて入れ墨してるような人が、ですよ。家でキャラ弁作って写真撮ったり、スーパーで買い物して野菜が安いとか驚いて、真顔でフツーに主夫してるとか…シュール過ぎて爆笑です。しかも画力も凄いので、日常のリアルな風景とのミスマッチが余計笑いを誘います。
ヤクザ気質が抜けていないのか、言葉のチョイスがもう一般人のそれではない。包丁を“ヤッパ”、小麦粉を“白い粉”、さらには血が付いた刃物持ちながら「ちょっと捌いとったもんで」とか言っちゃうお茶目さん(当然ですが魚の話です)。
顔面の圧も凄いので笑顔がもう怖い怖い。見知らぬ人が見ようもんなら、別の意味でアルカイックスマイル(怖すぎ昇天)。そんないちいち意味深な言動も笑えるポイントです。

内容も各話完結なので、あっという間に読めちゃいます。でも電車や外で読む際はご注意を。あまりに唐突な龍さんのダイナミック主夫っぷりに、思わず吹き出して変な目で見られても責任はとれません。

(余談ですが。本作の実写PVで龍を演じられた声優の津田健次郎さん。まさに声もお姿も龍そのもので面白い以上にカッコ良すぎでした…)

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