ボーイミーツマリア | ブックライブ (original) (raw)

BL漫画という枠組に囚われない

初めに、作者であるPEYO先生の23歳というあまりにも早すぎる訃報に接し、心よりご冥福をお祈りいたします。

軽い気持ちで試し読みを読んだところ、緻密に描き込まれた綺麗な絵と、繊細に描かれるストーリーに引き込まれて購入しました。
人に求められる自分と自信が望む姿の乖離と、自分の心を守るために本質を知らないままでいようとすることの2つが本作品の大きなテーマでした。痛々しいシーンも少しあるので苦手な方は注意です。主人公2人のエロはありません。
自分らしく生きるということは、理解が進み始めた今の世の中であってもとても難しいですね。自分にも他人にも、その人がその人であることにもっと寛容になれたらと思います。先生がお伝えしたかったことを少しでも汲み取り、毎日を精一杯生きられたらいいなと感じました。

とんでもない完成度。ストーリーも、絵も。
ずっと大事にしたい作品です。

人生を摘み取られた子の復活劇

これはもうBL漫画の範疇ではない。読んでよかった。

匿名

よき1冊でした。

語り継がれている、PEYO先生の作品をずっと読みたかった。2017年「ボーイミーツマリア」商業デビュー。
ストーリーが、繊細でびっくりしました。これを、20歳頃に描いたなんて〜本当に才能がある作家さんだったんですね。
BL枠ではなく、広く読んで貰いたい作品の1つです。素敵な作品をありがとう。ご冥福をお祈り致します。

匿名

もはやBLではないかも、、

紙で購入しましたが、こちらにレビュー失礼します。

BL要素はほぼないに等しいですが、
作品としてはとても良い漫画だと思いました。

絵がイラスト感強いので、絵を見てるだけでも楽しいです。

そして作者の方が3年前に亡くなっていたと知りました。ストーリーも面白く、絵も上手い。このような才能を持ち、きっとこれからも面白い物語を、より多くの面白い作品を生み出すはずだったんだろうと思います。

惜しいなと、心から思いました。

素晴らしい作品をありがとうございました。
またたまに読み返します。

ご冥福をお祈りします。

#笑える #アツい #深い

Posted by ブクログ

1度手放したが読みたくなって再購入。とても丁寧で綺麗で美しい話。BLが始まるぞー!みたいな作品だからライトで誰でも読みやすい。ただ話がライトかというとそういうこともなくシリアスもしっかりある。だからこそ情緒が動かされるし読み終えたあとの満足感が半端ない。
主人公くんの明るくて前向きな様子に救われるマリアに心打たれる。高校生同士の青くて眩しいブロマンスて感じ。素晴らしい
読むのは3回目。

Posted by ブクログ

少年漫画のような絵柄でBL要素は薄め。
でも、とってもよかった!

主人公の大河が一目惚れしたマリア様は、本当は男で……?という始まりから想像したジェンダーレス的な男の子に恋するものではなく救い、救われる話だった。

こういう助けようとしての行動でなく、成長する姿を見てだったり生き様に触れて、掬いあげられるような話が大好き。

重い問題を取り扱ってはいるけれど、コミカルに進んでいくからとても読みやすい。
有馬くんはきっと元々は男の子として生きていくことに抵抗のない子だったんだろうな。
お母さんが望むように、周りのみんなが望むように、生きやすくしていくために。少しずつ少しずつ女の子であることに決めて生きていった結果があんなキモイ男に襲われることに繋がるなんて……あまりにも辛い。

BLとしては、ボーイミーツエトセトラが可愛かった〜!メッチャ肩抱く計画立ててた大河が肩抱かれてるシーンが好きすぎる。私の妄想では優×大河!

Posted by ブクログ

今、言葉を失っている。。。
有名な作品だったけど今まで読んでいなくて(エロなしと聞いてたから)お安く手に入ったから読んでみたらめちゃくちゃよかった。
キャラクターもお話も描写も。
特にキャラクター設定が今までのBLで出会ったことないキャラ設定で、
かわいらしい表紙とは裏腹に心の奥底の黒い部分に悩む人たちのお話だった。

この作者さんの他の作品も読みたい!と調べてみたら2020年に亡くなっていたなんて…

悲しい。23歳。
美大在学中に出版社の目に止まりボーイミーツマリア、
それが他の出版社の目に止まりキミオアライブ。
順調に夢を叶えていっている所だったのに…。

たった一作品読んだだけでも悲しみが抑えられないくらい素晴らしい作家さんでした。
もっと読みたかったよ…

ご家族のされてるTwitterも見て…
15歳の頃の作品とか自画像とか素晴らしすぎるから…

読み終えて3時間は経つけどまだTwitterみたりpixiv見たりして泣いてる。。
本当素晴らしい世界ばかり…