續・ポルノグラファー プレイバック【特典付】 | ブックライブ (original) (raw)

絵が個性的で、なんとなくアメリカンコミックを連想した。
人物が少女漫画に登場するような風貌で描かれていないので、
男性の骨や筋肉、(+ちょっと脂肪)がわかるような気がするし、
エロシーンは女性漫画の男女のそれよりリアルに感じる。
エッチシーンは少なめ(少な目、私好み)。

作品に独特の雰囲気があり、「ポルノグラファー」本編は、
ふざけた作品だなという第一印象を持ったが、その独特の雰囲気が
強く印象に残って手放しがたく、全編無料で読めたにもかかわらず、
お金を出して買ってしまった・・・。

その続編である本作品は、本編よりコミカルになったが哲学的にもなった。
多分ね、BL漫画は哲学的でなくちゃいけないんだよ。
ただエロシーンがあればいいってもんじゃない(個人の感想)。
生きるってどういうことか、愛するってどういうことか。
誰と生きるのか、どう生きるのか。

そういう意味でアケミがすごくいい。
「飲み屋の女はみんな哲学者なのよ」というセリフも納得してしまう。
必死で生きてきたし、必死で生きているんだろう。
スナックアケミ閉店のくだりは、先生が嘘つきなことを思い起こすと切ない。

本編、續編のセットで読んでいただきたい。