休養学 あなたを疲れから救う 片野秀樹 著 (original) (raw)

休養学―あなたを疲れから救う

1.はじめに

最近、自分でも疲れてるな、と感じることが増えました。

そこで、今日くらいゆっくり寝たいな、と思ったとしても、年齢を重ねていくと長時間寝られるものでもないし、夜中に目が覚めてしまうこともしばしばあります。そんな中、表紙に”「休むこと=寝ること」ではありません。”、と大きく書かれた本書が気になり手に取りました。

以下では、自身が強く関心を持ったところだけ引用していきます。

2.内容

(1)日本人の8割が疲れている

(2)科学でわかった!疲労の正体

(3)最高の「休養」をとる7つの戦略

  1. 自分で決めた負荷であること
  2. 仕事とは関係ない負荷であること
  3. それに挑戦することで、自分が成長できるような負荷であること
  4. 楽しむ余裕があること
①生理的休養その1:休息タイプ
②生理的休養その2:運動タイプ
③生理的休養その3:栄養タイプ
心理的休養その1:親交タイプ
心理的休養その2:娯楽タイプ
心理的休養その3:造形・想像タイプ
⑦社会的休養:転換タイプ

大事なのはここから。実はそれぞれのタイプを複合的に行うことで、疲労回復効果が2倍にも3倍にもある。複数のタイプを自由に組み合わせていく。

(4)眠るだけでは休養にならない

(5)新しい「休み方」を始めよう

3.教訓

本書を読んでまずよかったのは、疲れを感じている、夜中に目が覚めてしまうのは、自分だけではないとわかったことです。感覚だけではなく客観的なデータから見てもそうだということがわかると、安心できます。

「土日に休んだ分で平日働く」という考えにも納得感が得られました。土日に何をするかで、次の1週間の質が決まるということだと思います。例えば、土日にこれからキャリアコンサルタントの資格取得を目指している受験生の支援活動をしています。その面談練習が「親交」にも、一緒に資格合格を目指して勉強してきた社外の友人とサポート役として定期的に集まり、勉強会後に食事をすることが「転換」にもなっています。10kmくらい先の会場まで自転車で行くことが「運動」であり、自分でも知らず知らず、複合的に休養学を実践できていた、ということがわかりました。

実際には木曜や金曜になると、日中に眠気を感じ電池が切れかかっていると感じることが多いです。その時には良くないこととは認識しつつもどうしても栄養ドリンクに頼ってしまっています。しかし、疲労回復しているわけではなく、疲労感をマスキングしているだけ、というのは確かになと改めて認識を新たにしました。そこでこれから栄養ドリンクに頼らない、と短絡的に考えるのではなく、疲れのサインが出ていることを認識し、うまく疲労と休息と活力のバランスを考慮しながら、うまく自分の体調やストレスに向き合っていく必要がある、という学びにつながりました。

休養学―あなたを疲れから救う

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