美術展評 / 上野の森美術館・大阪中之島美術館『モネー連作の情景』展 (original) (raw)

クロード・モネの作品が豪華に展示される『モネ連作の情景』展

こんにちは。り📚書評家です。

みなさまいかがお過ごしですか。

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本日の独自美術展評はこちらです。

上野の森美術館と大阪中之島美術館で開催される『モネー連作の情景』展をレビューします。

www.monet2023.jp

こちらの『モネー連作の情景』展は2024年1月末まで東京展を上野の森美術館で開催し、

www.ueno-mori.org

2024年2月からは大阪展を大阪中之島美術館で開催する予定の美術展となっています。

展示室内はどこまでのクロード・モネの作品ばかりです。とても豪華な展示をぜひお楽しみください。

nakka-art.jp

『ザーン川の岸辺の家々』クロード・モネさん

かの有名なモネの『睡蓮』を思わせる水辺の絵です。

綺麗な空に佇む綺麗な家柄。

のどかなしあわせを象徴するように、画面左にはおしゃべりをたのしむ人たちが描かれています。

【もっと効率よく読書したい本物の読書家へ捧ぐ革命】

『昼食』クロード・モネさん

とても大きなカンヴァスに描かれている絵です。

モネが実際にサロンに出展したという力作でしょう。

女性と子どもと食事を摂る様子が描かれています。

【日本に「おいしい紅茶」を届けるお店】

テーブルクロスのつやつやとした上品さは「お金を持って家族を守りたい」「家族と暮らしたい」という願いが見えるようです。

この作品『昼食』はサロンに落選してしまったようで、ここからモネは印象派にシフトをします。

【1年の幕開けに本物のグルメを】

理想を家庭を描いた、家族を支えるための意志を思わせる作品が落選したことで、家族を守るために、描きたいものよりも商業的価値のあるジャンルへシフトしたのかもしれません。

クロード・モネという画家にとっての「描くこと」がどのような所業であったかを観る人によく理解させる作品とエピソードだと思います。

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『サン=タドレスの小屋』クロード・モネさん

エメラルドグリーンがとても綺麗な作品です。

観る人を深いところから和ませる絵だと感じました。

画面手前に緑が生い茂る、豊穣の絵です。

そのあたりは細やかで乾いたタッチをしていますが、対照的にみずみずしい海の奥側の画面が置かれています。

『ヴェトゥイユの春』クロード・モネさん

「モネのピンク」が空気に混じっています。

しあわせや、恥じらいを感じさせる小さなピンクです。

ピンクは青と紫でできているのだなあと、この『ヴェトゥイユの春』を観て感じました。

画面左の木の幹の繊細さと、空に同化するような葉が見事です。

【自分好みのコーヒー、ちゃんとわかってる?】

『桃の入った瓶』クロード・モネさん

円形の筒の透明の瓶の中に、プリッとした色合いの桃がびっしりと入っています。

瓶の両端は反射しているようで、実際よりもたくさんの桃が見えるようになっているのかもしれません。

【1年の幕開けに本物のグルメを】

モネのピンクが凝縮された、かわいらしい砂糖漬けです。

きっときゅんとする程よい甘さだろうと思います。

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『ラ・マンヌポルトクロード・モネさん

荒れた波にごつごつごつとした岩肌に、画家・クロード・モネには珍しく力強さを感じさせます。

もっとよく絵に近づいてみれば、案外タッチも色使いも柔らかいものでした。

線もごく緩やかです。

遠くからほわんと感じさせるももと、実際の画面のギャップには本当に驚きました。

ごれぞ本物の印象派かもしれません。

『ヴェンティミーリアの眺め』クロード・モネさん

とても綺麗で可愛らしい1枚です。

あちこちに「モネのピンク」が散らされているなと感じました。

紫に混じるピンクと、青に混じるピンクを一度に楽しめる絵です。

小さく家はあるものの、人の気配を感じさせない作品は異様に住んでいる夢景色のようです。

【もっと効率よく読書したい本物の読書家へ捧ぐ革命】

『ジヴェルニーの草原』クロード・モネさん

乾いた筆でぽんぽんと載せたような色合いをしています。

しかし近づいてみると結構ウエットなベタ塗り画面です。これも印象派巨匠の実力でしょうか。

早朝のように漂う「モネのピンク」は自由に空を遊んでいます。

【日本に「おいしい紅茶」を届けるお店】

『睡蓮の池』クロード・モネさん

睡蓮を何枚も描いているモネは、地続きな連作ではなく様々なアプローチで睡蓮を描いているのではないかとわたしは思います。

画面右手前にある、ぺらぺらした睡蓮の葉がとても魅力的でした。

スライスきゅうりみたいに薄さを感じさせて、ふわふわと自由に水に浮かぶことができる質感をしています。透明感のある着色もかわいらしいと思いました。

【1年の幕開けに本物のグルメを】

うねる池の水面。ところどころには黄金色が垣間見えます。

この金は決して淡くないのに、淡くやさしいモネの画面とは反発しない色ではないでしょうか。

「調和」という単語を思い浮かべながらいつまでも眺めていました。

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終わりに📚

今回のブログでは『モネー連作の情景』展の独自美術展評をお届けしました。

いかがでしたか?

お腹の奥深くまで、フーッと空気が入ってくるような展示だと感じました。

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今日のブログはここまでにしたいと思います。

このブログも日々、たくさんの方に読んでいただけているようでありがたいです。

おかげさまでアクセス解析を見るのがとても楽しいです。

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以上、り📚書評家でした~!

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