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【名古屋覚書】

会場が陶芸会館みたいなところで石造りのホール。特にステージサイドからステージのセットが自然に馴染んでた印象。

2階からは照明のこだわりなどがよく見えて良かったけど、構造的に客席でのシーンが見えなかったのが残念。

なんだかフェデリコの狂気が増しているように感じました。

また、教皇とハインリヒのやり取りの場面では、ハインリヒの教皇に対する応答の声色に畏怖のようなものを感じました。東京では気付けなかった…。

【久留米覚書】

久留米は木造のホール。

これもまた木造教会のイメージもあって温かみと音響の良さを感じた。

21日夜は1階前方、最終日公演は3階前列での観劇。自分、舞台全体を見たいから双眼鏡は使わない主義なので、ここにきてようやくの前方席で、今まで気付かなかった表情に気付けたり、熱を間近に感じたりできてよかったです。

そして3階席から見たエルサレムに入ったときの石畳の演出がもう美しくて。多分久留米のあの角度のあの位置から見たからこそだったんだと思うんだけど、あの瞬間、私も十字軍と一緒にあの時代のエルサレムに連れて行ってもらっていました。

あと最後の場面は照明としずしずと玉座に運ばれる様子からやっと葬儀を意味してるのかなって気付いた。遅いよ私。

そして最終日は声の迫力がすごかった。特に蔵之介さんの声。地獄の場面とか、ハインリヒをやりこめる声とか、バチカンに侵攻してグレゴリウスって叫ぶところとか。説得力があって好きだった。一番怖くて一番好きなフェデリコだった。

みんなの最後の公演を全力で楽しもうという気概も素敵だった。

さて、私にとっての感想を集約するならば、世界を学びたくなる舞台だと感じました。

自分の知っていることと、知らないこと。知りたいこと。きっともっとたくさんの知識を持って見ると、解像度や理解が深まって楽しいんだろうなと感じた。

好きな場面の一つに、カーミルがしみじみと噛みしめるように言う、「平和は誠尊いな」という言葉があって、あのときのカーミルの表情や声色に胸が締め付けられるんだけど、じゃあ自分には何ができるんだろうって考えさせられた。

私は現在教育関係の仕事をしていて、成し遂げたいことの一つに一人でも多くの若者たちが多くを学び、身の回りや世界で起きていることに関心を持ち、多くの経験を通して自分の目で見たり自分の頭で考え、自分の芯をしなやかに育てていってほしいというものがあって。まあ、そんな高望みしなくてもみんな元気で健やかに生きてくれるのなら何でもいいんだけれども。でも、そういったことが平和への一歩につながるのではないのかなと感じました。身近にあふれている情報と、SNSによって剝き出しにされた、本当は知らなくてもいい他人の内面。そういうものに踊らされるのではなく、自分という軸をどう育てるか。自身を充実させ、満たし、周りを思いやったり大切な人を支える地力を養うことへの力添えができたら…。ほんのささやかだけど、それも平和への一歩なんじゃないかなって思いました。

様々な文化が国境を超えて世界中で親しまれている反面、貧困や紛争は未だに続いていて。いいことも悪いこともあるけれど、それでもよりよい未来になるといいな。

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さて、2日目。
睡眠時間はそこまで長くなかったけれど、熟睡して目覚めは爽快!

6時ぐらいに目が覚めました。

足裏の樹液シートを剥がし、お風呂に入ります。樹液シート、しっかり疲れを取ってくれるんだけど、その代償に足裏がベトベトのネトネトになります。シャワーで流せば取れますが。

そうしてお風呂から上がると、ゆっくりぐだぐだ片付けと出掛ける準備をします。

そして8時過ぎにホテルを出て、向かうはロンドンレストラン。

ホテルのエレベーターで、白人の紳士に会って、軽〜く挨拶を交わします。

やあ、元気?いい天気だね、どこから来たの?日本行ったことあるよ、良いところだね。よい旅を。

そんな感じのやり取りです。ちなみに紳士はサンフランシスコから旅行で来たみたい。

これ、相手の紳士がスマートだったっていうのもあるけど、同じ階で乗って1階に着くまでに一連の流れを完結させて、扉が開くと同時にバーイで切り上げられたの我ながらかっこよかった!笑

英語力あるわけじゃなく、ざっくり意思疎通が図れる程度ですが、やっぱり英会話って楽しいなって思います。

違う言語を話す人同士が、機械とかに頼らず自分の頭で考えて言葉を喋って、それで意思疎通ができるのって達成感があると言うか。楽しいんですよね。

そういえば昨日のトラブル対応で思ったんだけど、大陸の人って「ねーねー〇〇なんだけど!」って率直にグイグイ自己主張できるんよね。イメージは大阪のおばちゃん。

それに対して日本人の「あの、すみません…」って控えめなアプローチ、向こうの人にとってペースを乱されてイラッとされることもあるかもだけど、大体の場合かわいいんだろうなって思うんよ。

自分で言うのも何だけど、保護欲をかきたてるというか、「あんたどしたん?困っとるん?おばちゃんに言うてみ?」みたいな。

だから、困ってるときは困ってます感を全面に出して積極的に主張すべし!

もちろん変な人に当たって嫌な思いをすることもあるかもしれないけれど、それはそれ。

日本人だって職場に嫌な人もいれば、いい人もいるしね。

あ、あと嫌な思いをするのは相手に求める期待が大きすぎるのかもしれん。

丁寧に話しかけてるときって、無意識に相手にも丁寧な応対を求めてると思うんだけど、それに対してぶっきらぼうに返されたら、そのやり取りの釣り合いが取れておらず、損した気持ちというか、嫌な気持ちになるんだと思う。ので、期待しすぎないのも大事!

さて、ホテルを出ると地下鉄で尖沙咀駅から旺角まで移動します。

地下鉄を出て、目的地まで少し散歩。

ロンドンのダブルデッカーを模した2階建てバスが結構走っています。
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この両サイドが高層ビルで、その間を走るダブルデッカー。 香港らしくていいなと思います。
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そうこうしていると目的地に到着!
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タイミングよくやってきた他のお客さんに紛れて3階に行き、席を探します。

入り口付近は混み合ってたけど、奥はそんなことなかったので奥へ。

近くのスタッフさんが「こっちおいで~」と席に案内してくれ、お茶がなみなみと入ったポットと器を洗うボールを出してくれます。

でも、正直食器をお茶で洗うのって何か…味が混ざりそうで抵抗があり…

さらっと湯呑みをくぐらせ、適当にお茶で洗った感を出しておいたら、良きタイミングで撤去してくれました。

写真の奥のガラスの器が例のボールです。

結構お腹空いてたからとりあえず来たワゴンのエビ餃子?みたいなのとニラ餅みたいなのと、エビの何かを食べました。

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おいしかった!

ニラ餅みたいなの、中に具がいっぱいだったけど、周りの餅?が箸で持つとドロドロで崩れて不思議な料理だった。

おいしかったですよ!

そのうち全メニュー制覇したいな。

ロンドンレストランを出たあとはホテルに戻るのにバスに乗ってみました。

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地下鉄は分かりやすいけど町中の様子が見れないから、街の雰囲気を感じられるバスに乗れてよかった!

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バスの座席、ポップな模様付きで可愛かったです。

ホテルに戻り、最終パッキングをし、チェックアウト。

マカオへの移動は午後なので、荷物を預かってもらい散策します。

数時間なので、目的地を定めず尖沙咀付近で心の赴くまま、あてもなく移動します。

そうして何となく地下鉄に乗り、何となく降りたのはセントラル駅。

駅周辺を歩いていると、雑然としたイメージ昭和60年の雑居ビル(まだ生まれていないからほんとイメージ!)みたいなとこに興味を惹かれたので入ってみました。

調べてみるとどうやら香港在住で出稼ぎに来ているフィリピン人御用達みたいな、そんなビルでした。

日用品やお菓子、お土産、時計やアクセサリーなどが所狭しと売られています。

ちょっと照明も薄暗くて、怖いような、でも冒険感があってわくわくするようなそんな場所。ちなみに怖いってのは治安的な意味ではなく、未知のものへの恐怖っていうか圧倒される感じかな?

各店舗に割り当てられた売り場面積はイオンモールとかに入っている店舗とそう大差ない。

でもその売場内はまるでドン・キホーテの陳列をこう、ギュッと3分の1に圧縮したような感じで、通路幅は人がギリギリすれ違うかどうかのようなところに所狭しとものが並べられている。異文化を体験できて良かったです。

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さて、フェリーの時間が近付いてきたのでホテルに戻り、荷物を受け取ると上環駅と直結のフェリーターミナルに行き、青のコタイウォータージェットの乗り場に向かいます。乗り場、色々不安だったので早めに動いておいてよかった!

青の橋みたいなとこ通って、入場ゲートみたいなとこで事前にKlookで予約してたチケットをスマホで見せて発券してもらい、コタイウォータージェットのビル?へ。

出国ゲートはVisitorのところで案内してるスタッフさんにパスポート見せたら空いてる在留のゲートに案内してもらい、機械にパスポートを読み込ませて、顔認証してもらって終了。

スペースの広さに反して人が少なくがらんとしていたので、丁寧なエスコートをしてもらえて心強かったです。

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桟橋では停泊中だったためか結構揺れて、これ船酔いするんじゃないか、酔い止め持って来るべきだったかと不安だったけど、出航したら揺れないわけじゃないけど揺りかごレベルで普通に気持ちよかったです。

自分の予約したコタイファーストは2階。階段を上がるとスタッフさんがキャリーを預かってくれて、自分の座席へは身軽に移動できます。座席は広くて柔らかく快適。新幹線のこだまだっけ?各駅に停まる、座席が独立して間隔の広いふかふかの…学校の応接室みたいな。なので隣が体格の良い西洋人の紳士だったんだけど、全く気にならず…。

出発後少しするとスナックとドリンクまで配られました。サッポロポテトベジタブルとオレオ、ドリンクは各自のチョイスで私が頼んだのはコーヒー。ホットの紙コップコーヒーブラックを想定して頼んだら、アイスの甘々缶コーヒーでした。缶コーヒー苦手なんよな。

まあ移動時間も1時間ほどで短いし、その中で提供と回収の時間ってなると難しいよね。船上はきっと天候によって揺れるとも思うので、それらを考えると缶コーヒーがベストなんでしょう。これもいい思い出!

座席のおかげでほんとに移動が心地よかったです。

さて、あっという間にマカオに到着!

イミグレ、寒くてちょっと気持ち悪くなりました。

手続きはほんのちょちょちょいって感じ。サクッと外に出ると、各カジノ行きのバス乗り場が並んでいました。

ギャラクシー行きのバス、結構待ってるのになかなか来ないし、来てもギリギリまで人を乗せるしなかなか出発しない。

タイミング的に前のバスが出発直後だったり、ほかのカジノホテルより遠かったり、道が混んでたりしたのかな?他は回転早いのになー…って思って見てました。

もしや経営状態あまりよろしくない?

さて、見えてきたギャラクシーは、まじでギャラクシーすぎて笑うしかありませんでした。

いや、何カツンで1回見てるじゃないですか。見ていなければきっと圧倒されたんだけど見てるからさ。

うーわまじギャラクシー!って。

チェックインでは、最初カード決済がうまくいかず、何人かのスタッフさんが出てきてわちゃわちゃやり始めてさすがに焦りました。無事決済できてよかった!タッチ決済対応のカードなのにタッチ決済機能付きの機械で普通にカードを差し込んでたからっぽい?Can I try?って言ってカードを借りてタッチしてみたら一発でいけました。そんなことある?向きが違ったのかな?

わちゃわちゃしていて不安になっている間に優しいスタッフのお姉さんにチョコレートをもらいました。優しい…!

部屋まではスタッフさん2人がかりでエスコートしてくれて、あの、確かに奮発したのですが…

30階(KAT-TUN泊まった33階の1つ下、普通に並んでるボタンの一番上)が光ってて…

1番上が光ってるって言ってた上田くんの気持ちが分かった。笑

一人だったからにやにやで終わったけど、きっと誰かと行ってたら上田くんとのえるくんみたいに小さい声でぼそぼそと上が光ってるってやり取りをすることになったんだろうなって思いました。

眺めすご!

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そして部屋もすごかった。まるで富豪。部屋も広いし、アメニティや部屋に置かれているものの1つ1つがおしゃれで素敵。

そういえば噂の向かい合いトイレ&バスも体験しました。笑

気まずいね、これ。そして部屋とお風呂もブラインド下ろせるけどすけすけガラス状態。大人のホテルかと思ったよ。

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そうそう、枕レシピがあって。

好きな枕を選べるんですって。

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今回はラベンダー枕を選んだけど、次回があれば全身枕とかも気になるな。

さて、ここからは怒涛でした。

まず、大聖堂に行ってみようとして、タクシー代をケチった結果バス乗り場で迷子。

無事に大聖堂に着いたんだけど、今度は帰りにマカオタワーでポルトガル料理のビュッフェを食べようと思って乗ったバスが行き先が違うくてまた迷子。

やっと正しいバス乗り場に辿り着いたら車内ぱんぱんで乗れず…歩きながら2、3本見送り、諦めてその次のバスに身をねじ込みました。

マカオタワーで降車して、念願のポルトガルビュッフェ。

美味しかった。美味しくて食べすぎました。

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満足!そして満腹!

さて、食事も終わったのでホテルに帰ります。

バスで近くまで戻り、腹ごなしに少し歩きました。夜風が気持ちいい。そしてめちゃくちゃ目立つぎんぎらぎんのギャラクシーホテル。いまだに少し面白いです。

ホテルに到着後はもう、足の痛さとか死んでたのでもう必死にバスタブに浸かったりして全力で回復に努めました。カジノ体験したいとか、ダイヤモンドロビーのショーを見たいとか、そんなのどうでもいいほど疲れてた。一人旅って、こういう無茶を「いやいや、タクシー乗ろうよ」って止めてくれる人がいない代わりに無茶しても、疲れてゆっくりのペースになっても、気を遣ったりしなくていいのがありがたい。

そう、とりあえず自分の海外ホテルの鉄則ルールがあって。それがバスタブ付きのホテルにすること。海外に行くとついつい欲張ってたくさん歩いてしまうので、全身の疲労を翌日まで持ち越さないために、あったかい浴槽につかることはマストなんです。

広々としたバスタブで最高だったな。

自分は今回のこのギャラクシーマカオ、「大奮発」でした。1泊4万5000円。KAT-TUNが泊まったって付加価値があるし、そろそろリッチな旅も経験してみたいって思ってたからチャレンジしたけど、しばらくはいいかなあ。身の丈!

動きまくり、疲れまくり、リッチなベッドのおかげでこの日はよく寝れました。

でも振り返ってみるとこんな奮発しておいてホテルへの滞在は寝るだけだったの、めっちゃもったいないことしちゃったな。旅のスタイルも含めて、身の丈!

でもいい経験になりました。いやほんと素敵なホテルだった。

まずは成田まで車移動。

今回は成田国際空港の駐車場ではなく、シャトルパーキングに駐車してみました。

毎回成田に帰着して駐車料金見るのちょっと精神衛生上よろしくなかったので。

何か周りの駐車場は鍵預けるタイプだし、信じすぎるのも良くないけど口コミが不穏すぎて。でもその不穏な口コミもさ、色々とレビューしてる人の中で「このサービスはうーん…」というのならまだ分かるけど、1件2件しかレビューしてない人の酷評は、よっぽど腹に据えかねた結果なのか、別の何かあれなのか。いずれにせよ不穏だったので、1番平和そうなところにしました。

事前に予約ネット予約をするタイプ。

受付・駐車場所の案内、バス移動もスムーズで良かったです!

7:10ごろ駐車場に到着、7:30ごろターミナル1に到着しました。

荷物を預けて手荷物検査、出国審査を抜けると8:00ごろ。

実は前日の昼食以降、ほとんど何も食べずにここまで来ました。

平日に2日休みを取るため、自分の分の仕事を終わらせることができたのが深夜1時前。

部署内全員が激務なのであまり他の人にお願いできないんよね。代休なのに代休とる前後に深夜までの勤務ってどういうこと…

と、愚痴はさておき、何かお腹に入れねばさすがに倒れる!ということで搭乗口近くの和食ごはん屋さんで鮭イクラご飯を注文しました。搭乗時間に間に合うよう、かき込むように食べ、8:15に食べ終わります。f:id:brotex:20231204002306j:image

充電用のUSBポート、結構待合室にありますね。充電しながら休憩し、8:30ごろ搭乗開始。

香港航空の小さな機体で、3-3の座席。

席は前後の間隔が大分狭いけれど、幅はこういうタイプの飛行機にしては意外と広い方なのかな?

見た限り満員でした。

シートは赤で中国!って感じ。

機内放送は中国語と英語。

乗組員の方の英語は訛が強く、うまく聞き取れませんでしたが、機長の英語は分かりやすかったです。

9:26離陸

10:00謎のパンが出ました。ほかほかのコッペパンみたいなのに、こしあん?いも?の甘いペーストが入っています。美味しくも不味くもない不思議な味…。

ドリンクは中国茶を頼みました。

おいしい!

機内食のときにお茶はシートベルトサインが消えてからって最初言ってたけど、リクエストが重なったからか他の人に働きかけてシートベルトサインを消してもらってました。

ゴミ回収も普通に回ってくれるし、言葉がお互いに通じなくてもジェスチャーなどで頑張ってくれるし、海外かつフラッグキャリア以外の航空会社のサービス、言うほど悪くないと思うけどなー。

ところで成田空港内も暑かったけれど、飛行機内も暑い!

秋冬用のワンピース1枚で、来ていったカーディガンを腰に丸めて置いてクッション代わりにしてたんだけど、暑くて暑くて…

体感Tシャツで丁度いいくらいでした。

暑すぎて全然寝れなかった…

空港内に入るまでは普通の12月の外気温だったから、調整できる格好がポイントになってきそう!

次は半袖に上着で行くかも。

14:15ごろ着陸。

飛行機を降りると、地下鉄?に乗って入国審査場に移動します。

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さて、ここでパスポートを駅に忘れる事件が。

職場から問い合わせの連絡が来て、わたわたと対応し、地下鉄に飛び乗ったら左手に持っていたはずのパスポートがない!

とりあえず入国審査の建物まで移動し、あっちだよー、こっちだよーと、案内しているスーツの男性に声をかけてみました。

すると、このめっちゃ親切なスタッフさん、さくさくと無線で連絡を取り、安心させようとめっちゃ気遣ってくださって、優しく的確な対応してくれた!

本っっ当に感謝です!!

さて、何とか無事に入国審査を終え、荷物を受け取るとATMでお金を引き出し、タクシー乗り場に向かいます。

ディズニーランド行きは緑のタクシー乗り場。

外もあっつい!

日本との温度差がやばいです。
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これは間違って並んだ赤レーン。f:id:brotex:20231204003204j:image

案内のお姉さんに目的地を伝えると、あのタクシーに乗りなと案内してくれ、タクシー情報や料金の目安の乗ったレシートのようなものを渡してくれます。

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空港周辺の開発すごくて驚きました。人のたくましさ、景気の良さを感じさせられます。

やっぱり少し不安でマップ起動しながら見てたんだけど、普通に時速120キロくらい出ててびっくりした。確かに飛ばして早く次の人乗せたほうが儲かるよね。

山は南国感なく、西日本の高速沿いっぽい雰囲気でした。

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15分ほどで目的地に到着。

荷物をパーク入口手前にある有人のクローク?に預けると、事前に予約しておいたチケットのQRコードで入場します。

香港ディズニーランド、一人で来たけどめっちゃ気楽でびっくり!

平日ということもあってか、人もそんな多くないから一人で乗れるし、スタッフさんもいい意味でざっくり。乗り物に乗せて無事に捌くことだけに集中してる感じ。過剰に気遣ったり話しかけて来ないのが気楽で良い!

さて、スペースコーナーからアトラクションを回ります。

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大体どの乗り物も5〜15分くらいの待ち時間で、回転が早いです!

スペースマウンテンみたいなのに乗って、アントマン?のシューティングアトラクションやって、アイアンマンのやつ。ざかざか回ります。

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まって、あの4人凄すぎない?

自分がへぼすぎるだけ?

やっぱり男の子なんだと実感しました。

こういうさ、ジェンダー的な考えに問題意識の向くご時世だけどさ。でも個人的には一般論ではなく、シューティングゲームに対する興味の向き方や積み重なった経験、技術の差に自分との性差を感じたって話。

あと彼らは男の子って年齢ではない。

アイアンマンのやつは脳内で何カツン再生しながら見ると、楽しさも倍に。

USJのときもそうだったけど、キャラクターと一緒に盛り上がるKAT-TUNかわいいですよね。

このあたりで園内のWi-Fiにも繋がってることだし…と何カツン見ようとしたのですが、日本以外の国からは閲覧できない仕様になっていました。無念…

さて、すごく久しぶりの遊園地なので絶叫マシンに乗ることに対して不安がありました。

なのでグリズリーマウンテンに乗るの、正直少し怖かったです。でもまあ、中丸くんも乗れたんだし大丈夫だろう!

と思い、チャレンジしました。

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何これ、めっちゃおもろい!!!

あの、普通にジェットコースターとして面白い。んだけど、何カツンの4人の様子を見てたら尚更面白い!

確かに自分も1回目の裏切りで上に登っていくとき、無意識に前髪整えてて笑いました。

あれだけぶん回されたらそりゃ1回整えるわ。

2回目の裏切りも、これか〜!って。事前に予測できて、それがKAT-TUNの2人の反応込みなの贅沢だなって思いました。

ほぼ徹夜状態でなければ、あと3回は乗ってたはず…。

ホーンテッドマンションみたいなやつ、並んでたら故障?で外出されました。残念だけど、次に来たときの楽しみですね。

待っているときの列の飾りが自分好みでした。

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世界一周とかしたいよね。

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ドラゴンがいました。こういうときがアクスタの出番なんですね。慣れてないからパッと出てこないや。

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できたばかりのアナ雪コーナーが気になったので、ちらっと寄ってみました。けど、アナ雪見てないし、何なら自分が今住んでるところ年間で3mくらい雪が積もるとこなのね。

だから、なんの思い入れもなくて「お、おう。」となった。ちなみにめちゃくちゃ混んでました。

そうよね。ほぼ常夏の香港の人たちにとって雪山はロマンだよね。

旅行会社と提携してうちの町に香港の人たち呼ぶか…?

まあでもアジア圏をターゲットとしたインバウンドは色々と難しいよな。国の文化・風土的背景の違いによるマナー問題とかね。

向こうの人だけじゃなくて、私も気をつけないと、多分普通に地下鉄でお茶飲んじゃいそう。なんかそういうの、相手の文化や慣習をお互いに尊重できればいいんだけどなー。

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さて、日も暮れてきたのでそろそろホテルに向かいます。

ライトアップの雰囲気も素敵。

お土産屋さんでは、ダッフィーと愉快な仲間たちモチーフが多くありました。日本でも人気だもんね。

ダッフィー関連、会社のお世話になってる先輩に赤ちゃん用のお箸、親に膝掛けとクッキー缶を買いました。
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お土産屋さんを出て、出口に向かうとドローンを使った夜空へのライトアップがされていました。

ミッキーモチーフ、楽譜、キラキラマークなど。Honeyで蜂ドローンにお世話になってからというもの、エンタメの演出のために働くドローンを見ると応援したくなります。

個人的にはパレードや花火よりテンション上がったかもしれない。
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今回グローバルWi-Fiレンタルするか迷ったけど、空港、ディズニー、地下鉄、ホテルはFree Wi-Fiあるから借りなくて良かったです。

セキュリティとか個人情報とか抜かれるんじゃと気になる人は借りていったほうが無難だと思いますが。

ディズニーからホテルまでは地下鉄を使いました。

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途中の地下鉄の駅、スーツケースを持っているとエレベーターに案内されました。
なんか前SNSで車椅子の方に配慮しないエレベーター利用者のことが話題になっていましたが、香港のエレベーターの手前にはこのように分かれて待てるようになっていました。

これ、めっちゃいいなと感じました。

日本って島国だったからか、「暗黙の了解」というか、察して動くことが美徳みたいなところがあると思うのね。

でも多様性が認められる現代、結構そういうのって限界を迎え始めていると思うの。

だからこういうふうに誰が見ても分かる、はっきりとしたきまりを作るの、すごく良いなと思いました。

地下鉄の中の様子は、路線図が入口にあって、点滅などで現在地分かるようになっています。人多くて立ちっぱなしだったから、うーん…疲れてるときついかも。

ディズニーに行く場合、香港市内ではなく、近場かオフィシャルホテルを取ったほうか良さそうですね。

19時半ホテルにチェックインして1時間休憩。

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クリスマスツリーが素敵です。
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ホテルの場所は、尖沙咀駅から直結の九龍ホテル。ペニンシュラの真裏のホテルです。

あわよくば港のシンフォニー・オブ・ライツがホテルから見れないかなと思い、この部屋を取ってみました。
これ以上港に近付くと料金が10万円レベルになるので、便利さ、風景のオプション、バスタブ付きを考えると2万円のここが妥協点。

肝心のシンフォニー・オブ・ライツはうっすら見えました。

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いいホテルでした。私は好き!

さて、一休みすると、ランガムプレイスで中丸くんのボディーソープで有名なBath and Bodyworks、女人街で中華街みたいな感じの買って帰りました。

ショックだったのが、女人街の品物に全然心が惹かれなかったこと。

2020年のお正月、コロナ直前に行った西安で回民街を見た後だったからという理由が大きいんだと思います。回民街はイスラム人街なのですが、シルクロードの起点らしく、西アジアのような雰囲気も感じさせる未知の世界でショールや切り絵、版画、緑檀の香り広がる細工をされた櫛など。すごく異国感あってわくわくして心が満たされて楽しかったんだよね。

もうちょいディープな場所を攻めるべきだった…。

1つ学んだのは、注文したとき普通に上乗せを勧めてくるの。これはどう?これは?って。

でも普通に買った分は支払わないといけないので、あまり乗せられないようにしましょう。最初普通にいいやん!って乗っかったのですが、途中で我に返りました。笑

この日の最後、尖沙咀駅でオクトパスカードが弾かれて出れない、しかも駅員さんいないし書かれてる電話番号に電話しても繋がらないというトラブルに見舞われました。

心折れながらセブンイレブンの店員さんに泣きついたらカード使って外に出してくれて、そのまま有人のコーナーに連れて行ってくれて、駅員さんに事情説明までしてくれました。女神か…

実は別の出口から上に上がると有人のコーナーに行けたみたい。そんなん初見では分からんよな。

原因は磁気不良?だったみたいで、残高とかもちゃんと反映されていました。

これ、我ながらファインプレーだと思っていて。まず、あの場で助けを持ってても誰も助けてくれなかったと思うの。やっぱり自分から行動に移すの大事だと思う!

あとは店員さん2人いるところに行ったから良かったのかもしれん。1人だったら持ち場を離れるの難しいだろうしね。

これがうまく行かなかったらって考えると、そのへんの人を必死で捕まえるか、終電で駅が閉まるのを待つか、人通りがなくなったのを見計らって強行突破するか、他の駅で出れるかチャレンジするか、そうこうしてるうちに何だかんだ有人の窓口ある出口に辿り着くか…

いずれにせよ、心折れてたと思うので良かったです。

そうよね。最後にゆっくりしたの36時間前だもん。限界よね。帰国後日曜に休み取りたいから木曜発にしたけど、金曜発にすればこんな無理することなかったかもしれん。

とりあえずホテルで串食って風呂入って寝ました。

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お風呂は疲れを癒やすためにバスタブ付きは必須です。入浴剤もしっかり使って身体をほぐし、寝る前に樹液シート、足爽快シートがあれば完璧!

前日100だった疲れが15くらいまでリセットできます。

そこまで長い時間じゃないけど爆睡しました。

2023年、夏からずっと悩んでいたことがありました。

海外に行きたい。

けど、猫を飼ってるから長期で家を空けられない。渡航費用と距離、滞在時間、行きたい場所や経験を考えると場所は限られる…。

どうせ行くならシンガポールベトナム、中国内陸部〜西部に行きたい。

でもタイパとコスパが微妙…

そうなると香港台湾韓国…全部行ったことある国(地域)だし…いやでも春秋航空使えば大連ハルビンは気になるし…

と考えていたら、KAT-TUNが香港マカオに行ってて、これだ!となりました。

そうと決まれば航空券をとり、ホテルを決め、行きたい場所をリサーチし…

そうこうしているうちにあっという間に出発の日になりました。

この記録が、海外に行きたいけれど怖い…と感じているファンの方の背中を押す手助けになりましたら幸いです。

【下準備編】

成田発着の香港航空で、9:05発14:30着、14:55発20:05着の便にしました。期間は2泊3日

1泊目は九龍ホテルのハーバービュー、2泊目はギャラクシーホテルにしてみました。

九龍ホテルにした理由は、あわよくば部屋からシンフォニー・オブ・ライツが見れないかなーと思ったのと、ディズニーだけでなく市内でも遊びたいと思ったからです。

ただ、さすがにシンフォニー・オブ・ライツががっつり見れるホテルはお高すぎて手が出ないので、値段・場所・その他条件を満たす場所が九龍ホテルだったという感じ。ほんと、シンフォニー・オブ・ライツはあわよくば見れたりしないかなー?っていうおまけです。

Booking.comのアプリを用いて、私は星と値段、市内からの距離を検索→Mapで具体的な場所の確認

って感じで探し、予約しました。

さて、ホテルと航空券が取れたら、次は行きたい場所をざっくり固め、必要な準備があればしていきます。

ちなみに動き出したのは9月下旬からでした。

自分は、香港ディズニーに行くことを考えていたので、公式サイトでチケットを事前購入、マカオに行きたいからマカオ行きのフェリーチケットを事前購入していました。

旅行当日の出費を減らすのが目的なのと、個人旅行だからある程度事前準備ができるなら当日窓口であわあわしないかなっていう意図です。

ちなみに今回行きたい場所は、

香港

・ディズニー、女人街、男人街、ランガムプレイスかハーバーシティのBath and Bodyworks(中丸くんのボディーソープのところ)、ロンドンレストランの飲茶、ウォールアートのところ、九龍城跡

です。他にも色々あったけど、行動範囲と限られた時間から絞っていきます。行きたい場所はGoogleMapのフォルダーにどんどん保存して一覧と地図で見れるようにしておきました。

マカオ

・ギャラクシーマカオ、周辺ホテル(ベネチアン、パリジャン、ロンドナー)、周辺エリアのマーケット、セナド広場等世界遺産周辺エリア、マカオタワーでポルトガル料理のビュッフェ、セナド広場付近のミャンマー料理屋さん

でした。

情報収集は、ネットとKindle unlimitedの香港旅行誌

あとは当日を待ちます。

これ、随分前に下書きに入れっぱなしだったので時間立ってるけど上げちゃいます。

ずっとマーニーって存在が不思議だった。
何で「そういうこと」になると分かってポールの部屋に行ったのかとか、何でそんなに「ジョニーに言わないで、言えるはずない」と秘密にこだわるのかとか、果てには自らの命を断ってしまったのかとか。

けど、久しぶりにYouTubeでBirdlandの映像を見ているうちに、ぼんやりと、

マーニーは元々ポール狙いでジョニーに近付いたのかなと感じた。同様のことは過去にもあっただろう。そして、ジョニーを踏み台にしてポールに近付くような女性は、ポールへの憧れや恋心なんていう可愛いものではなく、彼の持つ富や名声のためという人が多かったんじゃないかな。だからポールはジョニーがマーニーへの愛を語ることをなんとも言えない気持ちで聞いていたのではないかと感じた。

だからカフェ・プーキシンでマーニーに会いに行ったときはマーニーの真意を探るつもりだったし、色んな方面に適当な言葉を並べながらアナリサも連れて行ったんじゃないかな。
で、酔いつぶれてピエロになってアナリサにお金のためにジョニーにキスできるかという話題を振った。
夫がいたり、ポールに媚びることなく自分の考えを伝える芯の強さを持ち、不快感を隠そうともしないアナリサに反して、マーニーは自分の恋人が悪趣味な遊びの引き合いに出されているにも関わらず、にこにことしており嫉妬したり憤る様子を見せない。
ポールはそれに気付き、ジョニーに「マーニーは楽しそうだ」と言うも、ジョニーは気付いているのか気付いていないのかといった態度。
そうなると、おそらく、ポールがマーニーを自分の部屋に誘ったのはその最後の確認のつもりだったんだと思う。

私は恋愛体質じゃないし、その辺のセンスが欠落してるから、マーニーの言った
「あなたの顔、素敵だった」
から始まるピロートークにぎょっとしたんだけど、世の恋愛体質の女性ってみんなこんなもん?
まあ、でもそうか。好きでもない人といちゃいちゃして、とうとう本来の目的の人と関係持ったらそうなるんかな?
でも、その後自らジョニーの話題を出すっていうのは個人的には罪悪感よりも背徳感を興奮のスパイスにしているような印象もあるんよね。秘密の関係を楽しむ、もしかしたらトップスター2人と関係を持ってるという優越感。
そう考えると、ポールがジョニーに真実を話すと言ったのは意趣返しのつもりか、自分たちから離れろというつもりだったのかな?
でもマーニーはジョニーにバラされちゃうとこの生活も終わっちゃう、それは嫌だってなったのかな?

マーニー、飛び降りちゃったけど。

これは、外国の映画とか見てて感じることだけど、外国の一部女性は感情的すぎたり、その感情の振れ幅も0か100みたいな極端なところある気がする。うわー、ヒステリックだなと思う反面、感情を素直に出せて羨ましい、かわいいといった思いもある。
あと日本の若い子でもそうなんだけど、本来「死」って、身近なものでありながらも、生きることとは対極の部分で、究極のところにあるはずのものなのに、言葉が強烈で分かりやすいからこそ簡単に口にしちゃうのかなって思う。
それこそ「死ね」という言葉は相手の尊厳を傷つけるためのものから軽口としてまで幅広く使われているし、「恥ずかしい」=「死にたい」、「萌え」=「死にたい」、「怒られて気分が落ち込んでる」=「死にたい」、「寂しい」=「死にたい」などと濫用されてる感じがある。
何が言いたいかというと、さっきの感情的、感情の振れ幅が極端ってことと、死という言葉の身近さが、マーニーをあんな思い切った行動に移させちゃったのかなって。マーニー、何ていうかその、頭軽そうだしね。

でもやっぱりマーニーって、ポールにとって特別なんよね。
パリではマーニーの両親に会いに行くし、ジェニーにはマーニーと名乗らせるし。
そして最後の死に際?でもマーニーの幻みたいなものと会話する。

マーニーの死後、ポールの破滅的な生き方が一気に加速したけど、ドラッグとかの表面的なインパクトに惑わされて、あれ全部マーニーに対する罪悪感の表れだったりしたのかな?
それか最後のマーニーの幻みたいなの、ずっとポールにだけ見えてたとか?

そういうの踏まえてもう一回見たい作品だと思いました。
映像が残ってないのが悔やまれる…。

Birdlandについて、色んな下書き整理してたら見つかったものをぽろぽろ書いていこうと思います。

Birdland、嘘についての話。

前に働いていた職場に入りたてのころ、聞かれたことについてその職場での知識や経験が不足していたことで起きた認識のズレで、答えたことが結果間違ってたことがあったんだけど、

「違うじゃん嘘つき、分からないなら聞けよ、プライドが高い嘘つき女」

って糾弾されたトラウマが蘇った。

今思えば野良犬に噛みつかれたようなものだけど、当時は苦しかったなー。

もう1つ思い出した。最初に入った職場の話。その人は自分より数年後に入ってきた年上の男性。最初は何かやたら表面的な言葉で褒めちぎってきて、怖かったからあまり関わらないようにしていたんだけど、ある日突然豹変して、

「僕の悪口言ってますよね」「こんなことしてますよね、上司に言います」「こんな嘘を言ってましたよね」って粘着された。

もちろん全て事実無根。なんだけど、次第に自分がおかしいのか、その人がおかしいのか分からなくなってきたし、その、いつか新聞に載ることが起きるんじゃないかって、ずっと怖かった。

それらの経験から、人によって目に見えている世界、場合によっては住んでいる世界も違うんだろうなと思った。

そういう人と人との世界を繋ぐものが言語を始めとするコミュニケーションで、昔学んだ国語の授業で「要旨を掴む勉強」や、「言動から登場人物の心情を考える勉強」は社会で生きる上で欠かせないなと。

でも、そういう勉強を積み重ねても脳の信号1つでそういうのが意味をなさなくなるんだろうなと漠然と考えたりしてました。

上記2つの話、それ以外にも色々あったんだけど、全て塾業界での話。

塾業界は支配欲の強い地雷の人が少なからずいるので、通塾を考える人はほんと、見学したりその塾に行ってる人からしっかり話を聞き出して、もし通塾時にトラブルがあったら信頼できるその塾の先生に相談してほしい…。し、塾講師の道を目指す人は一人でも多くその職場で味方を作っておいてほしい…。

とまあ、私の話は置いといて。

ポールについても客観的に見たら嘘つきのクズ男かもしれないんだけどさ、ポールにとっての世界はどう見えていたんだろうって思うと深いなって思って。

いやもちろん普通に生活をしていて実際にポールみたいな人と関わることはないし、報道とかを見て「うわぁ…」って思うんだろうけど。

でも、作品のキャラクターとして考えると、何というか、ポールの目にはポールなりの世界が見えていて、その中の道理に則った言動をしていたんだろうなと思いました。

マーニーの件とか、マーニーの実家を訪ねる件とか、14歳とのあれこれとか。

その話も途中まで書きかけてるから、また書き上げよう。

10月9日のBirdland刈谷公演

この日、ちょっとした事件が起こりました。

元々持っていたチケットは、17時開始のもの。

ですが、いつの間にか自分の脳内では12時開始にすり替わってしまっていました。

これ、ほんと逆じゃなくてよかった、まじで。気付いたの、半分くらい来てからだったんですよね。

もうせっかくだし、これで最後だしと、ダメ元で当日券の列に並びました。並ぶっていうか、把握している限り自分を含め2人しかいなかったけど。そして無事チケットを購入できました。9列目の中心寄りっていう、すごくいい席。

金曜日は9時まで仕事があったから移動に疲弊したり色々あったけど、本当に行ってよかった。

さて、この日が自分にとって最後のBirdlandだったのですが、この日初めて「その後のポール」について、自分的に納得のいく落とし込みができた気がします。

やっぱり気になる最後の部分。

「僕は死なない。僕の見たものを君が見れるようになる日まで。僕の行った場所に君が行けるようになる日まで。僕のしたことを君ができるように日なるまで。」

みたいなところ。

ずっと不思議だったんですよね。

「君」って誰を指すのか。直前のことを考えるとマーニーかもしれないし、もしかしたらファンなどの人々かもしれない。この辺、音楽の永遠性でも書いたんだけど、ポール自身は死んでしまっても音楽は残り続けるのかなとか考えてみたり。

でも、マーニーに「もうすぐ死ぬのかな?」って聞いて、「そうは思わない」って言われていることとか、生に執着しているようなポールが死ぬのかなっていうのも思ったりして。

最初の直感はいやでも死んだなこれって思ったんだけど、違う角度から見たら別の解もあるような気がしていて。

それがね、夜の公演を見ていて、本当に最後の最後、こういうことかもしれないなっていうのが自分の中に湧いてきた。

「君」っていうのは、心を入れ替えた新しいポールなんじゃないかって。

最初に見た公演は9月22日の昼と夜だったんだけど、次に見たのが9月26日。

26日は、なんだか強烈だった。もしかしたら演じているうちに上田くんの中に新しい解釈が生まれたのかもしれないし、ポールが憑依してきたのかもしれない。この日、すごく衝撃を受けた。見た後もこう、ふわふわしていて。

そして9日。

たぶん、嘘をつかれることにも、つくことにも疲れ果て、どうしようもなくやりきれなさを感じていて、孤独感を募らせて。多分、心の底では止めてもらいたかったし、過去に戻りたかったのだろう。

だから、ジョニーが最後に去る直前の

「お前を止めたかった。落ち着かせたかったんだ」

という言葉に、あんなに感情を揺さぶられ、取り返しのつかないことをしたという自覚を伴った後悔の念を抱きながらジョニーやマーニーに涙を流しながら謝罪したのだろう。

ジェニーを町の子たちみたいで気に入っていると話していたポール

過去の曲だけでライブをしたポール

もう一度地元のライブハウスでライブをしたいと言ったポール

シャロンの笑顔を見たかったポール

もう一度ジョニーの穏やかな寝顔を見たいと願ったポール

そして

自分の口が自分ではない感覚に陥っていたポール

人々の視線が恐ろしいものにしか感じられなくなったポール

最近の作品をポジティブだと評されて不快感を露わにしたポール

お金や数字に振り回され、人を無意識に振り回し、自身も疲弊していったポール

自分が癌細胞なんじゃないかって言ったポール。

最後のあの場面はもしかしたら、

「僕は死なない」→ポール自身は死ぬつもりはない

「僕」→現段階のいろいろ滅茶苦茶なポール

「君」→新しく心を入れ替え、自分のやりたい音楽をやり、自分の考えや思いを自分の言葉で述べ、周りの人のありがたみを知り、人を大切にするようになったポール

「見たものを見れる、行ったところに行ける、したことをできるようになる」→かつてのポールがレコード会社の力などによってできていたことを、今度は自身の力で、自身の意思で物事を選択し、できるようになること、例えば売れるための曲を作ってミリオンヒットしたのを、今度は表現したい曲を作ってミリオンヒットさせるみたいな。

そこの乖離は大きくて、簡単なことではないかもしれないけれど、その道を選ぼうとしたんじゃないかな。

現在のポールと決別し、新たなポールとして生きる。

そんな道を選んだのではないかって、26日、そして9日の上田くんの演技を見て感じました。

ついでに言うと、台から飛び降り、暗転。

ここが入れ替わりの部分で、会場が明るくなって立ち上がるところ。

もしかしたら、ここ、実はまだ終わりじゃないのかもしれないなって思いました。

明るくなって、台ではなく地に足をつけて立ち上がる。

それこそが新たなポールの始まりなんじゃないかって。

まあ、どうしても人間なので見たい情報や自分に都合のいい場面をつぎはぎして「こうじゃないか」って言ってしまっているので、こういうのもね。よくないとは思うんだけど。

でも、自分の中ではこうなのかな、こうだったらいいなという解が1つ見つかったので、よかったなと思いました。

この2~3週間、いろいろといい意味で考えさせられた作品。

松居さんや上田くんをはじめとする出演者の皆様、舞台に関わったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。とても楽しかったです。

毎回、観る前は上田くんを観に行っているのに、お芝居が始まった瞬間にポールを見ていて、終わったあとポールのことしか考えられなくなっていたの、不思議な感覚でした。何回かライブじゃ見れない距離で上田くん見てたのに、興奮するどころか脳みそフル稼働でポールのこと食い入るようにみてたからな。

ぎりぎり残っている上田くんの感想、脚長い、腕長い、顔がいいくらいしかないわ。笑

他の出演者さんも本当に素敵で、最終日ジョニーの怒りに満ちてひりつくような「何が問題か分かるるよな、最低な動物だな!」や、アナリサの心底うんざりした表現、ジェニーの募っていく苛立ち、本当に良かった。

ポールについて一通り考え終わったので、今度はほかの登場人物についてもまとめてみたいな。