軽快な着け心地とデュアルタイム機能を両立した逸品 ロンジン「スピリット Zulu Time」 (original) (raw)

旅を続ける男たちにとって、把握しておくべきは現地の時刻だけにとどまらない。機能性と上質なスタイルを備えるロンジン「スピリット Zulu Time(ズールータイム)」は、見た目の美しさだけではない、もうひとつの都市や地域の時刻を同時に表示できるデュアルタイム機構を搭載した逸品だ。

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かつてはパイロットやビジネスマンたちが国境を越えるたびに頼りにしていた特別な機能。ロンジンは1911年にこのデュアルタイムを備えた懐中時計で特許を取得した。1925年には腕時計へと進化させ、その技術と伝統は今日まで引き継がれている。

スピリット Zulu Timeは、その機構を現代的に昇華したモデル。中央の3針が現地の時間を刻み、24時間で一周する赤い縁取りのGMT針がもうひとつの時間を示してくれる。さらに両方向回転式の24時間ベゼルを使えば、3つ目のタイムゾーンまで同時に確認できる優れものだ。もう、渡航先での時差計算が悩みの種になることはない。

搭載されるムーブメントは、14日間の厳しいテストをパスし、COSC(スイス公式クロノメーター検定局)に認定された「クロノメーター」仕様。業界をリードする技術力を駆使したシリコン製のひげぜんまいを採用しており、この時代にぴったりな、スマートフォンやバッグのマグネットにも耐えられる強力な耐磁性を備えている。

ケースは直径39㎜という絶妙なサイズ。グレード5のチタン素材を使用し、ステンレススチールモデルよりも軽量で、長時間着けていても疲れにくい。加えて、メタルブレスレットからレザーストラップ、さらにNATOストラップへの交換もワンタッチで可能。シーンに合わせて簡単にスタイルを変えられるのもうれしいポイントだ。

ちなみに「Zulu Time」というネーミングは、グリニッジ標準時(GMT)に代わる協定世界時(UTC)の別名によるもの。航空無線で標準時を示す「Z(ゼット)」を「Zulu(ズールー)」と伝える、航空業界独特の習慣に由来している。デュアルタイム機能に加えて、デイリーユースにも最適。まさに、世界を駆け巡る紳士のための究極のタイムピースだ。

LONGINES / ロンジン
スピリット Zulu Time Ref. L3.802.1.53.6 62万4800円(税込)

SPEC

Text : Yasuhito Shibuya