Day by day 心にきざむ風景 (original) (raw)

2015年 12月 13日

いきものたちとの暮らし

いきものたちとの暮らし_e0028056_6395548.jpg

可愛いね
人懐っこそうな丸い目に
気高いシャンとした姿勢・・・
こんな子犬が飼いたいな。
この犬はジャック・ラッセル・テリアという犬で
福山さんが出ているプリウスの新CMの登場しています。
イギリス原産の小型のテリア犬種。
1800年代、イギリス・デヴォンのジャック・ラッセル牧師が
キツネ狩りのために、
地中に潜り込める小さな白いテリアを作りだしたのが
この犬種のはじまりだそうです。
調べてみると、可愛いくて頭は良いけれど
猟犬なので勇猛果敢
初心者が飼うには
難しいとも書いてありました。
どうもいわゆる愛玩犬ではないようです。
どことなく凛々しい表情なのは・・・

いまは飼える環境じゃないけど
憧れます。

ところで実家は山に近い所なので
番犬を兼ねて
ずっと犬を飼っていました。
屋外に犬小屋があり
リードではなく、鎖でつないだりしていた時もあったから
今の愛犬家の方からすると
犬権侵害な飼い方だったかもしれないけれど
当時田舎では結構そんな風に庭や家の玄関付近で
飼っているお家が多かった。
特に私が生まれる前から居た
長老犬の「エル」はいかにも番犬という感じで
侵入者に対して吠えて威嚇するように躾けられていた。
でも、私たち子供にはとても優しくて
吠えたり咬んだりはしなくて、
よくなついていたので
侵入者に吠えるのが不思議だったけれど
いま思うとそんな風に訓練されていたのかもしれない。
ペットブームの今にはあまり見ないような
柴犬の流れをくんだ「日本犬」だった気がする。
ピンとした三角の立ち耳、
口先のとがったくさび形の頭部、クルリと巻いた巻き尾
今のように写真を撮って思い出を残したりしていないので
本当に曖昧な記憶しか残っていませんが・・・
それでもご近所の家には段々と
屋内でプードルやスピッツを
飼い始めた家もあり
高校のクラブの先輩の家では、
「エル」より大きなコリー犬をお座敷で飼っていて
遊びに行くとびっくりしたけど
いいなぁと思って真似をしたら叱られた。
思えばペットの飼い方も
転換期だったのかもしれません。

「エル」は私が小学校の高学年になるまで生きていて
当時の犬としたら長生きの18歳で亡くなった。
獣医さんの話では「人間だと80歳以上の長老年齢」だとか・・・

この「エル」がまだ生きていた頃、
小学校低学年の時に
親戚からもらってきたのが
茶色い毛がふさふさした「コロ」
コロコロして可愛かったので「コロ」
その少し後にもう1匹黒い小さな子犬を
お寺からもらってきて
この子は胸にツキノワグマのように
下弦の三日月みたいに白い毛が生えていたので
「熊ごろう」という名前をつけて可愛がった。
お寺には「ボクサー」という犬がいて
その犬は血統証付きで
そちらの子犬を勧められたけれど
子どもの私には表情の無い子犬に見えて
尾っぽを切らないといけないとか
いろいろ躾けないといけないとかで
人なつこい雑種の「熊ちゃん」の方が
可愛くて、「絶対この子!」といって
雑種の「熊ごろう」を選んだそうだ。

「コロ」と「熊ごろう」は子犬だったので
庭では放し飼いにしていたんだけれど
あちこちで遊びまわっていても
なぜか長老犬「エル」の所に戻ってきて
「コロ」は「エル」の犬小屋の屋根の上
エルの犬小屋は少し高床式になっていたので
「熊ごろう」はこの小屋の下にもぐって眠っていた。
「エル」は不思議と
「コロ」のことも「熊ごろう」のことも
咬んだりいじめたりしないで
仲良く共存していた。

「エル」は大きいのでお散歩させるのが
大変だったけれど
「コロ」と「熊」はまだ子犬だったので
夕方の決まった時間に
裏山に放して、晩ご飯の頃に
「ポンポン」と手をたたくと
2匹してすごい勢いで山から帰って来た。
時々もぐらをくわえて帰ってきたりして
びっくりしたものです。

今から考えると随分ワイルドな飼い方で
今のペットマナーからすると×だろうけれど・・・・・・
子犬たちはのびのびと
楽しそうに見えた。
子犬たちは「エル」ほどではないけれど
私が20代になるまで生きていた。

犬ちゃんたちも今はもっと清潔で
限りなく人と同じように
暮らしているんだろうな・・・
ペットショップへ行くと可愛い洋服や
いろんなグッズが売っていて
見ているだけでも楽しい。
その時は高度経済成長時代で
文化的な生活をしているつもりだったけれど
今から思えば
まだまだ戦後間もない時代だったんだと思う。

新しい飼い方で、
きちんとマナーを守って
犬ちゃんと共存する生活も
憧れます。

将来の夢という
子供の頃書いた作文に
「犬と猫とネズミを飼って
ドリトル先生みたいな動物の言葉が分かる
獣医さんになりたい。」と書いていたそうです。

子供の頃の夢はもう果たせないけれど
子供たちが小さい時に飼っていた
ハムスター、大変な時もあったけど
不思議とマメに世話も出来て
可愛くて楽しかった。

いまは闘病中で
自分自身のいろいろなケアがあるから
いきものの世話どころじゃないよね
実家の高齢な母の所にもなかなか
行ってあげられないのに・・・・・・・・・
中途半端ないろんな想いで
胸がいっぱいになって切ない
今日この頃です。

人生いろんなことがあるけれど、今を大切に自分なりに生き抜こう

by sky

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