「殿方ご免遊ばせ」(1957)4K レストア版 (original) (raw)

1934年9月28日パリ生まれ、現在は南仏サントロペにある邸宅

“ラ・マドラグ”で暮らしているブリジット・バルドーの90歳を祝い

新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町にて

ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭」開催

BBの愛称をお借りしている以上(笑)これは行くしかありません

11作品公開中、何作見れるかはわかりませんが

プチ・ ブリジット・バルドー特集のはじまり、はじまり

BB、90歳おめでとう!

最初のレヴューはBBも自身の主演作のなかでお気に入りだという

コケティッシュな魅力溢れるラブコメ

「 殿方ご免遊ばせ」

原題は「La Parisienne」(パリジェンヌ)

真っ赤なオープン・カーでシャンゼリゼ通りを走るオープニングからゴキゲン

私的にBBをいちばん小粋で可愛く描いたのは

ミシェル・ボワロンじゃないかと思う

ラストのBBのウィンクには何度見てもやられちゃう(笑)

フランス大統領の娘ブリジットは、大統領秘書官で女好きのミシェルに夢中

なんとか結婚したもののミシェルの浮気は継続中

夫への仕返しに国賓である某国女王の夫君シャルル王配との浮気を宣言

妻が王配と浮気なんてありえないと、たかをくくっていましたが

思慮分別ありそうな王配が、美人妻にまんざらでもない

だんだんと不安になっていくミシェル

可愛くて子憎たらしいBBの大活躍に

本気の恋愛などする気のないわりに小心者の夫にアンリ・ヴィダル
イケオジのシャルル・ボワイエ(マフィアのボスと勘違いされる 笑)

親ばかな大統領のアンドレ・リュゲ

BBを囲む男性キャストもキュートで良き

結局、風邪をひいただけで浮気は未遂に終わるのだけど

それぞれが相方にバレないように取り繕うのが楽しいし

女王様が慣れっこな感じも説得力あるある(笑)

これからはどうぞ夫婦円満に、ですね

【解説】映画.COMより

ブリジット・バルドーが主演を務め、大統領令嬢を取り巻く華やかな三角関係を軽妙なタッチで描いたロマンティックコメディ。
フランス大統領の娘ブリジット・ローリエは、父の下で働く官房主任ミシェル・ルグランに片思いしていた。猛アタックの末についにミシェルと結婚したものの、プレイボーイの彼にいつ浮気されるかと心配でたまらない。そんなある日、ブリジットはミシェルの元愛人が彼の結婚を知らずにかけてきた電話に出てしまう。対抗心に火がついたブリジットは、国賓として来仏中のグレタ女王とシャルル王配を歓迎するパーティの場で、自分も浮気するとミシェルに宣言。あろうことかシャルル王配をその相手に選んだ彼女は、持ち前の行動力でシャルルとの距離を縮めていく。
「ガス燈」のシャルル・ボワイエがシャルル王配、「リラの門」のアンリ・ビダルが官房主任ミシェルを演じた。監督は「この神聖なお転婆娘」でもバルドーと組んだミシェル・ボワロン。「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭」上映作品。

1957年製作/89分/フランス
原題または英題:La Parisienne
配給:キングレコード