カメラとワインと時々・・・・ (original) (raw)
恐らく全種類コンプリートしていると思われます。
ZOOM-NIKKOR 43-86mm f/3.5
国産初の標準ズーム
銘玉とは言えないかもしれませんが(癖玉とは言われてます)
大好きなレンズです。
ZOOM AUTO 43-86mm f/3.5
1963年1月発売
7群9枚 最短撮影距離1.2M
当時価格 32,000円
Nippon Kogaku japan の刻印が良い感じです。
最初期型と思われるこの3本も
微妙に仕様が違っておりまして・・・・・
この画像からお判りになりますでしょうか。
3本並んだ画像の一番右の個体
一番シリアルナンバーが古いと思われるのですが
ピントリングの距離表示(メートルとフィート)が
他の2本と表記が上下逆になっております。
また、古い個体はマウント固定のビスが3本となっており
どこかのタイミングで5本化されたようです。
3本の内、1本はAi改造しております。
マウント固定ビスが5本の個体です。
最初期型はピントリングの固定や位置出しのビスがゴムのローレット部に
露出しております。
また、ゴムのローレット部分に一本継ぎ目があります。
時間を経て、製造技術の進化で継ぎ目のないものが出来るようになったのでしょうか。
上記2枚の画像はどちらも
NIKON D750+ZOOM AUTO 43-86mm f/3.5で撮影
どちらもf/16まで絞ってますので、かなりシャープに写ります。
こちらの2本は銘版の刻印がNikonとなったもの
製品名は変わらないと思います。
レンズの仕様等は変わらないようです。
2本の内、1本は純正?でAi改造してありました。
こちらの2本も、マウント固定用のビスが
初期型は5本のマイナス、新しいものは5本のプラスに
変更されております。
ZOOM AUTO 43-86mm f/3.5C
1974年2月発売
7群9枚 最短撮影距離1.2M
当時価格38,000円
基本的な構成は変わりませんが
コーティングが強化されたもの。
判りずらいですが、コーティングの色が
紫系と黄系で違ってると思います。
こちらも2本の内、1本をAi改造しております。
NEW ZOOM 43-86mm f/3.5
1976年4月発売
8群11枚 最短撮影距離1.2M
当時価格43,000円
43-86mmとしては3代目になるのでしょうか。
レンズの構成も変わっております。
しかし、まだAi化されておらず
翌年まで待たないといけません。
どの年代のモデルもカラフルなヒゲがきれいです。
Ai ZOOM 43-86mm f/3.5
1977年3月発売
8群11枚 最短撮影距離1.2M
当時価格44,000円
ヨンサンハチロクの最終型
NEW ZOOMとの差異はAi化以外はほとんどありません。
レンズキャップも年代ごとにいくつか種類があります。
純正のフード
デッドストック?を入手
フィルターも銀枠はじめ、入手時に当時物がそのままついてました。
1963年の発売から10年以上このレンズを脅かす存在のレンズは
現れなかったのでしょうか。
劇的に写りが良いレンズという評判は聞かれませんが
このレンズが持つ雰囲気が大好きで
ついつい集めてしまいます。
レンズの性能云々はどうでもよく、収差も味の一つとして
楽しんでます。
この先もカメラのご案内と共に、レンズもご案内させていただきます。
by meursault0413 | 2021-01-31 23:22 | カメラレンズ |Comments(0)
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