車の時事ネタ解説ブログ (original) (raw)
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新車購入時、サイドバイザーの取り付けが当たり前のような時期が長年続きました。新車セットなど様々な愛称でオプション構成され、フロアマットやサイドバイザーがセットになる商品でしたが、何の疑いもなく装着していた人も多くいました。
しかし、最近は禁煙も手伝ってかサイドバイザーの装着率が少なくなっているといいます。そこでサイドバイザーについてもう一度見直してみました。
サイドバイザーの装着は、昔から車内でタバコを吸う方には必需品の装備となっていました。もちろんかつての国民の喫煙率はかなり高かったので、サイドバイザーによる換気はかなり重要だったと考えられます。
禁煙が叫ばれるようになり、さらに車内での喫煙はリセールにも影響するという風潮が高まりを見せたことで、車内喫煙が激減し、サイドバイザーの必要性が見直されています。
また、サイドバイザー自体のデザインがかっこ悪いという方も多く、サイドバイザーを装着したくないオプションにも変わっています。
そんな毛嫌いする方も多いサイドバイザーですが、本機でサイドバイザーの効果を高めた商品も存在します。それがGRsportsが開発したスポーツサイドバイザーです。
すでに2年ほど前に登場しており、真新しいというわけではありませんが、このGRsportsのサイドバイザーの登場で空力対策の大切さがわかります。
それは、サイドバイザーを装着するフロントAピラー部分は、風の流れがほかの車体の周りより早いということです。つまり、そこに何らかの形状変更を行えば操縦性能に影響が出ると考えました。
サイドバイザーの装着で、操縦性能が変わるなんて、そんな馬鹿なことあるわけがないと思う方もいるでしょう。しかし、GRsportsでは、真剣に開発し、操縦性能だけでなく、乗り心地にも影響するサイドバイザーを製作しました。
中には、空力パーツなど、サーキット走行などの次元の違う速度域でなければ体感できないから購入するのは無駄と思うかもしれません。
しかし、GRsportsで販売するスポーツサイドバイザーは、一般道路走行でも体感でき、しかも40km/h程度でも誰が乗っても違いが分かるように開発されています。
そして、サイドバイザーの大きな目的はベンチレーション機能でしょう。雨の日に少しだけ窓を開けて車内を換気するためにとても良いアイテムです。
しかし、使用したことがあればわかると思いますが、窓を少し開けたときにフロント側からは良く排出されますが、実は排出された空気は、同じ窓の後ろ側から車内に入っているのを知っているでしょうか。
つまり、サイドバイザーは換気できているようで、実はできていません。しかし、対角で窓を開けた場合は、車内の空気を全て対角で排出するので、車内の空気が排出されていることには間違いありません。
それが普通のサイドバイザーでは、窓を少し開けるとなぜか顔に風がたくさん当たる経験をしたことがあるのではないでしょうか。これは、車内の空気がフロント側から排出され、そしてそのまま窓後方から車内に戻り、顔に当たります。
このような、問題を改善させたのが、GRスポーツサイドバイザーで、サイドバイザー後方にゴムパッキンを取り付けて車内に空気が巻き戻るのを防いでいます。
サイドバイザーの効果は、車内換気ですが、今まで多く販売されていた商品では、こういった空気の流れまで考えた商品はありませんでした。
そのため、濡れないように取り付けたはずのサイドバイザーなのに、雨の日に少し窓を開けるとなぜか顔が濡れることがありました。それが最近は、空気の流れも考えた商品があるので、そういったサイドバイザーであればかなり効果が期待できるでしょう。
さらに最近では、空力を味方につけたサイドバイザーも登場しており、装着することでまるで運転がうまくなったと錯覚するようなサイドバイザーもあります。特に低速でもハンドルの切り出しが変わり、さらに同乗者の体の揺れも少なくなるなど、いいことづく目のサイドバイザーが販売されています。
空力というと、空気で車体を押さえつける、空力パーツを想像する方も多いです。しかし、サイドバイザーに対する空力とは、クルマを押さえつけるのではなく、空気の壁をまとう考えになっています。
つまり空気でクルマを包み込むことで、余計な動きにたいする反応が変わるようです。
このように、サイドバイザーも進化を続けており、タバコを吸わないからとか、格好が悪いからいらないでは片付けられない領域まで来ているのではないでしょうか。
もちろん、取り付けるも取り付けないもそれぞれ個人の自由です。しかし、あんな小さな部品がエアロパーツと呼べるような凄い商品に変化していることを踏まえれば、サイドバイザーを見直して取りつけてもいいかもしれません。もちろん、それなりに性能が保証されているサイドバイザーに限りますけど。
うだるような暑さが続いていますが、駐車場に停めていた車内は、ドアを開けると耐えられないほどの熱気で嫌になってしまいます。JAFの実験では車内温度が70℃に達することもあるといい、そのまま乗車して運転することなどとてもできません。
そこで、すこしでも快適に涼しく運転が開始できる方法をまとめてみました。
炎天下に駐車すると車内が暑くなる原因は、密閉された車内の空気が太陽の光により温められるからです。小学校などでビニールハウスに入りうだるような暑さを体験したことがある方も多いでしょう。車内はそれと同じ状況が起きています。
さらに、車内の全てが熱により温度上昇しているので、そう簡単に車内が冷えることがありません。特に苛立つのは、駐車場から出るまで低速で走行しなければならず、エアコンをHiで作動させても全く涼しくならない時でしょう。
そこで、熱い車内をできる限り涼しくさせる方法として、よく言われるのがサンシェードを設置する方法です。しかし、これもそれほど効果がなく、実際にJAFでテストした結果では2℃しか温度上昇を抑えられなかったといいます。
また、乗り込む前にドアを開けてパタパタと社内の空気を出す方法がありますが、車内のすべてか温度上昇しているため、やらないよりましですが効果はそれほどでもありません。
そして近年人気が高くなっているのが冷却スプレーです。冷却スプレーを使用すると車内が一瞬で熱くなくなることから、かなり普及が進んでいます。しかし、冷却スプレーを噴射させるガスは可燃性なので、使用を誤ると非常に危険というのを忘れてはいけません。
前にもSNSで車内に缶スプレーを放置していた車両が突如爆発する動画がありました。冷却スプレーは、すぐに使いたいことから車内に置いておこうと思う方も多くいますが、それは非常に危険であることも認識しておきましょう。
そんな中、かなり面白い商品として、車内の温度上昇を抑えるマットが登場しました。オーストラリアのサンランドブランドが販売するダッシュボードマットです。フロントガラスからの直射日光を遮断してダッシュボードの熱吸収を防ぐことで、車内温度上昇を抑えるそうです。
国内販売は、日本総代理店となっている大阪のロングオータムが行っており、車種専用設計で国産人気車種用を販売しています。
使用すると、なんと20℃も温度上昇を抑えられるといいますから、サンシェードなど様々な熱さ対策グッズと併用すると効果が高そうです。
また、こういったアイテムを使用せずに車内の温度をできるだけ下げる方法もあります。それは、窓ガラスを対角線で開けるという方法です。対角線で窓を下げると周りの空気を巻き込みながら排出されるので、素早く熱せられた空気が外に出せます。
加えて、エアコンを外気導入して運転します。そうすることで、熱い車内の空気を冷やすより、涼しい車外の空気を冷やすほうが、効率が良いため、早く車内が涼しくなります。
ただし、走行していると走行風があるので効果が高いですが、渋滞や停車中は車体やエンジン内の熱い空気が取り込まれるので効果が薄いことも念頭に置いておきましょう。
このように、車内の温度を素早く冷やすグッズやアイディアが多く存在しますが、はっきり言ってどれも決定打にかけるといえます。
そこで一番のおすすめはリモコンエンジンスターターの取り付けでしょう。リモコンエンジンスターターを使えば、クルマに乗り込む前にエンジンが始動できるので、エアコンも作動して車内を快適な状態にしてから車に乗り込めます。
リモコンエンジンスターターは、純正品だけでなく、社外品としてコムテックやユピテル、カーメイトといった日本の老舗ブランドから多く販売されていますから、安心して購入して取り付けできます。
リモコンエンジンスターターの選び方は、まず車種対応品なのか確認し、その次に機能や価格といった具合に比較検討して選ぶとよいでしょう。
また、盗難防止でイモビライザーが搭載されているのが今では普通になりましたから、装着には専用のアダプターも必要となるほか、AT車とMT車の違いで取り付けが違い、さらにCVT車も取り付けが異なる場合があるので、購入前にしっかりとお店の人と相談して購入するのが安心です。
費用は、概ね2万円程度で販売されているので、メーカー純正品に比べるとかなり安く手に入れられるでしょう。もちろん工賃も発生しますが、それでも純正品より安く取り付けられるはずです。
エンジンスターターは、夏場の熱い時期だけでなく、冬場の暖気や霜取りにも大活躍するので、この機会に検討してみてはいかがでしょう。
連日ニュースを賑わせているビッグモーターですが、不正請求の裏に大手損保ジャパンが絡んでいることも発覚しました。これにより、バイク保険に加入している方たちも自分のバイクの保険に影響が出ないか不安に思うことでしょう。
そこで来年以降保険に影響するのか考察してみました。
まず事件のおさらいですが、ビッグモーターが鈑金修理に入庫したクルマを故意にゴルフボールが入った靴下で殴りキズを大きくしたり、ドライバーでボディにキズを付けるなどして修理費用を水増し請求していました。
さらに、請求先は大手損保会社の損保ジャパンで、ビッグモーターから出向者が37人もいるなど、損保ジャパンとビッグモーターは蜜月の関係にあったようです。しかもここにきて損保ジャパンに金融庁が調査に乗り出すようなので、この問題は損害保険会社を巻き込む大きな問題に発展しています。
そこで心配のなるのは、損保会社が不正請求問題に絡んでいることで、バイク保険に影響しないかといったことでしょう。
ここまでの事実関係から考えられることは、保険が不正に請求されていたことにより、全体の任意保険料が上がっていたと考えられます。どういうことかというと、保険料金は事故率と密接な関係があるので、事故が多い車種ほど保険が高くなります。
例えばクルマの場合、スポーツカーは保険料が高いことで知られていますが、これはスポーツカーの事故率が高いからです。つまり、ビッグモーターが故意にクルマを損傷させて修理費用を通常より多く請求していたことで、保険料が上がってしまっていたといえるでしょう。
しかし、事故率により保険料が上がるのは車両保険、つまりクルマを損傷した場合に保証する費用なので、対人や対物のみの保険に加入している場合は影響が少ないと考えられます。
しかもバイクの車両保険加入率は2%程度なのでほとんど影響はないといえるでしょう。
しかし、実際に車両保険に加入しているライダーもおり、今後修理に際して厳格な調査が行われれば、修理完了までに今までより時間がかかるようになるのではと不安に思う方も多いでしょう。
たしかに、こういった不安を抱くのも当たり前のことだと思います。損保会社としては今回の事件はビッグモーターだけの問題としており、ほかの修理工場まで不正行為が蔓延していないと考えているという話も聞かれました。
つまり、今回の不正請求でバイクの修理に影響することはないのではと現時点では考えられます。
とはいっても、今調査が始まった段階で、これから様々な問題が明らかとなり、事実関係が判明してくるはずです。そうなれば、なんらかのルール改正が行われるかもしれません。
そしてもう一点、気になることがあります。それは2024年1月1日から保険料を上げると、大手損保会社が発表しています。その理由は、修理費増と人件費増を挙げているのが気になります。
しかも、保険料値上げを表明した保険会社は、渦中の損保ジャパンが含まれていることも興味深いといえるでしょう。
このように、保険料値上げは着実に迫っているのが現状ですが、ちょっとした朗報もあります。それは今回の不正請求したビッグモーターから、不正請求金額の回収をするという話です。
全額回収は難しいかもしれませんが、回収された金額は保険費用に充当されると保険会社も話をしていた記事も見られたので、少しだけ保険料に関して上げ幅を抑えられる望みもあるといえるでしょう。
ここまでは、車両保険が大きく影響する話でしたが、残念ながらライダーの車両保険加入率は非常に少ないことは先ほど記した通りです。
車両保険に加入すると、保険金額をかなり押し上げてしまうので、保険に加入しない方が多いのもうなずけます。また、バイクはカスタムしている方も多くいますが、保険でカスタムパーツまでカバーされないことも加入をためらう一つと言えるでしょう。
このようなことから、バイクの車両保険加入をやめてしまう方も多いですが、入ったほうが良いこともあります。それは、新車を購入した直後、免許取得して間もない場合、ローンでバイクを購入した場合です。
まず、新車でバイクを購入した場合は、車体本体価格が高いので、もしもの時の損害も大きくなります。このようなことから、車両保険に入っていたほうが安心といえます。
免許取得して間もない場合は、ちょっとしたことでバイクに傷をつける恐れがあります。バイクは重力や遠心力、空間や形の性質による力など、複雑な力の関係でバランスを取って乗る乗り物です。
慣れていないと、不自然は転倒などを発生させ、思わぬ損傷を発生させるので車両保険に加入しましょう。
そして、ローンが残っている場合ですが、仮にバイクで事故を起こして廃車にしてしまうと、手元にバイクはないのにローンだけ払い続けることとなります。こういった理不尽な思いをしないためにも、保険加入が安心です。
このように、保険は自分の生活を守るためにも必要なので、その時に毎月の支払いが少し高いと感じても、ライフスタイルに影響が出ない範囲で保険加入することをおすすめします。
ということで、ビッグモーター不正請求による保険料への影響について考えてきましたが、ライダーへの影響はそのためほぼ0と考えられます。それは車両保険加入率が少ないからですが、今後の調査次第ではどうなるかわからないので、アンテナを張っておきましょう。
ビックモーターの保険不正請求問題が日本中を賑わせていますが、中古車業界は昔から闇が深く、様々な問題を抱えてきました。そのたびに不正を正そうと法改正をして中古車業界の膿を出してきましたが、今も数多くの闇が潜んでいます。その闇について深堀します。
中古車販売というのは、ユーザーが使用したクルマを買取、それを転売して利益を得ている業種です。その方法は今も昔もそれほど変わりがなく、買い換えの時にクルマを下取りなどで手に入れてそれを販売しています。
そして、最近は買取店が多くなり、少しでも高く売りたいユーザーと少しでも安く買いたい買取店の攻防が激しさを増し、さらに一括査定の登場で買取は戦国時代と言ってもよいでしょう。その中で生き残るため、買取時にユーザーを騙すような話術で迫ってきます。
その話術を紹介します。
「このクルマの相場は15万円程度だけど今契約書にサインすれば25万円で買い取ります」
といった、本来の相場を知らないユーザーにウソの話を持ち掛け強引にクルマを持っていく。
出張査定を申し込み、査定に来てもらったら、しつこく居座りなかなか帰ってもらえず、最終的に根負けしてサインしてしまった。
査定ですごく良い金額だったので、即決で決めて契約したら、後日事故車だったと因縁を付けられ、違約金を取られた。
このような悪質な買取店は、現代においても暗躍しているのが実情です。その背景にあるのは、中古車は儲からない商売だからと言えるでしょう。
どういうことかというと、例えば仕入れに100万円出したクルマがあるとします。そのクルマに130万円のプライスを付けて売ろうとしますが、中古車は非常に値動きが激しいので、下手を打つとあっという間に、利益分として乗せていた30万円は相場の下落で飛んでしまいます。
つまり、中古車販売は博打に似た部分があり、その道で長年経験を積んでいても、計算を誤ると大損してしまうこともあるからです。
そこで、中古車販売店などは、オークションなどで仕入れた中古車を店頭で並べて売る期間を決め、仕入れ値を割るギリギリのところでオークションに再出品します。
そこで、利益が確定して終了ですが、オークションで買ったクルマをまたオークションで販売しても、それほど利益にはつながらず、あまりおいしい商売ではありません。
そこで、今から20年近く前に中古車業界では大手オークションサイトに狙いを定めて、一般ユーザーが販売する中古車を買い叩くという方法もありました。
大手オークションサイトでは、買取や下取りより高く売れることを知っている人は出品していましたが、クルマという特殊な商品であり、一般ユーザーが買って乗るということはほとんどなく、買い付けるのは中古車店というのが一般的でした。
つまり、中古車業界も、オークションや中古車買取よりお得に買える場を求めて、一般ユーザーが出品するオークションに目をつけ、言葉巧みに買い叩きました。
また、走行距離偽装問題も大きな問題になり世間を賑わせていたころに多かったのがメーター巻き戻しです。これも中古車店が、裏のルートで方法を共有してメーターを巻き戻し、あたかも走行距離が少ないように見せかけ販売していました。
修復歴も同様に不正が横行しました。はっきりいって、素人に修復歴アリかどうかなんて見分けがつきません。キレイに直っているクルマであれば、ほぼ修理した部分はわかりませんでした。
そのため、修復歴アリのクルマを無として販売する中古車店が続出し、これも大きな問題となり、修復歴についてしっかり明記するよう指導が入ります。
また、一般ユーザーにも、修復歴の見分け方について、レクチャーする本や雑誌なども続々登場し、修復歴への関心が高まり、今はほとんどこういった不正は見られません。
このように、中古車業界には多くの闇が渦巻いていましたが、一般ユーザーの声やメディアの発信により、こういった不正は正されてきていました。しかし、残念なことにビックモーターのような不正はいまだに横行しています。
その理由は、中古車販売は儲からないことが大きな理由でしょう。真面目にやっていては儲けが少ないので、グレーの部分で儲けを出すのが昔から行われてきました。
それがエスカレートすると、先ほどの事例のようなことが起き、そしてそれが社会に大きな問題として取り上げられるようになります。
中古車販売は、古物商の免許がなければできません。しかし、古物商の免許は管轄の警察署に出向けば、誰でも取得できます。もちろん、反社会勢力などには取得できませんが。
つまり、誰でも気軽に商売を始められる免許が取得できるわりに、その内情は非常に荒んでおり、業者間でも騙し合いなんてことも頻繁ですから、消費者を騙すことなどなんとも思っていないでしょう。
このようなことから、中古車を選ぶのは非常にリスクが高いと思われるかもしれませんが、中古車というのは、クルマを使用した後の状態なので、その問題を見抜く力さえあれば怖くはありません。
そこで、中古車を選ぶ場合や、クルマを買取に出すなら、クルマに詳しい方と一緒に行うのがベストといえます。
大型トラックの規制速度引き上げを検討する有識者会議が始まったとニュースがありました。現在8トン以上のトラックは最高速度が80km/hと定められており、スピードリミッターが90km/hで作動するようになっています。
そして今、様々な事情により最高速度が引き上げられ、それに伴いリミッターも変更されるようなので、それについて考えてみました。
高速道路を走行しているとトラックが多く走っていることを皆さんもよく知っていることでしょう。特に夜間はトラックの走行が多く、高速道路はまるでトラック専用道路ではないのかと思うほどの路線さえあります。
トラックは、日本の物流を支えており、なくてはならない存在ですが、トラックは定められた規則の中であえぎながら今も走行を続けています。その一つが時間との闘いでしょう。
高速道路は知っての通り、ほとんどの路線で乗用車が最高速度100km/hに設定されていますが、大型トラックは80km/hのままです。この理由は、大型トラックはバランスが取りにくく、さらに重い荷物を積んでいるで、スピードを出すと危険であることが大きな理由です。
そして、高速道路での死亡事故の大半は、大型トラックが占めていたことから、2006年よりトラックにスピードリミッターが装着されるようになりました。制限速度に余裕速度を加え、90km/hでスピードリミッターが作動します。これが高速道路走行で多くの一般ドライバーに誤解を与えました。
自分の巡行速度より遅い速度で走るトラックを抜きにかかりますが、トラックは90km/hでスピードリミッターが利くので、それ以上の速度は出せません。
そのため、高速道路のいたるところでトラックが並走して走行するシーンが多くみられるようになります。
もちろん、一般ドライバーはスピードリミッターが利いて追い抜きに時間がかかっているなど知りませんから、単なる嫌がらせと感じる一般ドライバーも多くいます。
特に厄介なのは山間部の高速道路でしょう。登りに差し掛かり、重い荷物を積んだトラックが失速すると軽い荷物を積んだトラックは追い抜きにかかります。
しかし、抜くのに時間がかかるので下りになってしまうと、失速したトラックは速度を取り戻そうと加速します。これが高速道路で渋滞を誘発させる大きな原因ともいわれています。
この時点で、追い抜きされるトラックは、スピードを緩めて追い抜きさせればいいのに、なぜか頑張ってしまう。しかしそこには運行管理というもう一つの問題も潜んでいるようです。
つまり営業車であるトラックには、タコグラフが搭載されており、走行状態が全て営業所で把握できるシステムが取られています。走行のさせ方ひとつで燃費にも影響するため、安易に速度を落とすと会社側から注意受ける場合もあるといいます。
このような理由から、追い抜かれているからと速度を安易に落とすことができません。さらに時間との勝負で仕事をしている運送業なので、できるだけ速度は落としたくないし、下りになれば速度を早く戻したいと考えるようです。
しかもクルーズコントロール付のトラックも多いので、ほぼドライバーはクルマ任せで速度調整していることも原因と言えるでしょう。
この現状は一般ドライバーにとっても、先を急ぐトラックにとってもかなりの迷惑です。通常は最高速度80km/hなので、追い越し車線に出ることはほとんどないと思われますが、実情はリミッター作動速度ギリギリで走行するトラックが多いので、追い越し車線に出るトラックが後を絶ちません。
だからと言って、トラックを追い越し禁止にするのも物流に影響も出ますし、専用レーンの設置も相当な費用が掛かりとても現実的ではありません。
そんな中、速度リミッター解除のニュースは、トラックの追い越し車線並走問題を解決する策になるのではないかと考えます。
仮に100km/hに設定した場合、一般車両と同じになるので、かなり並走問題はなくなるのではないかと思います。ただし、すべてのトラックが100km/hで走行しようとすると、これまでと同じように100km/hで並走する事態が多発するでしょう。
そこで、制限速度改正をするなら、トラック業界並びにトラック会社もギリギリの速度で走行し続けないなど、独自に規制をかけるなど方策を取らないとだめなように感じます。
今回の法改正への動きは、トラックドライバーの働き方改革が主な理由だそうです。無駄荷待ちや駐車場での長期間待機などの問題解決の一つとされているようですが、スピードアップで働き方が大きく変わるとも思いません。
現代のトラックも先進技術を搭載し、事故率も大幅に減ったことから、一般車に近い制限速度で高速道路を走行できるようにしてもよいのではと個人的に考えます。
速く走行できれば、時短にもつながりトラックドライバーの働き方も変わります。さらに高速道路の交通の円滑になるはずなので、早く速度制限の上限引き上げ、そしてスピードリミッターの上限改正に踏み切ってもらいたいと考えます。
コンビニショートカットとは、交差点の角にある店舗などの駐車場を道路がわりに通過する行為で、主に前方の信号が赤の時に行われる悪質な行為です。
このほかにコンビニワープなどと呼ばれ、前方の赤信号を回避する行動ですが、かなり頻繁に行われているのかネット上でも話題に上っているので、多角的に考察してみました。
現在、赤信号を回避する店舗などの駐車場を横断する行為は、コンビニショートカットやコンビニワープなどと呼ばれますが、このような行為は昭和時代から頻繁に行われてきた行為で最近目立ち始めたことではありません。
それゆえに、なぜ今までこのような危険な行為が見過ごされているのか、かなり疑問に感じる方も多いはずです。
危険という理由は、コンビニなどの店舗は多くの方が買い物に訪れる場所であり、歩行者も見られるため、道路から敷地を横切る行為はとても危険だからです。
かつて2020年には3歳の女の子がコンビニワープした車にはねられ死亡するという痛ましい事故も起きています。
死亡事故も起きているのになぜ警察は取り締まれないのかというと、店舗の敷地は道路ではないため道路交通法では取り締まれないからです。
さらに侵入した道路と反対側に出ることを法律で禁じてしまっても、普通に利用することが違反になってしまい、これも難しいといえるでしょう。
もし、コンビニワープする車両を店員が出口でストップさせて注意したらどうなるでしょう。言い訳として、駐車場が狭かったとか、急に違う用事を思い出したなどいくらでも言い逃れる言い訳が出てきます。
では、コンビニワープをするドライバーの心理はどうなのか考えてみると、とにかく先を急ぎたい気持ちが一番といえます。前方の信号で1分でも止まるのが嫌だと考えるあまり、コンビニワープに出るといえます。
さらに、コンビニワープをするドライバーの心理状態は、かなり急いでいるため、駐車場内もそれなりの速度で走行します。どうしても先の信号が変わる前に、前に出たいという心理がそうさせているといえ、とても危険な運転になっているはずです。
さらに、急いでいることが頭の中でいっぱいになっているドライバーは、注意が散漫となり、普段より間違いなく周りの危険な状況が把握できていません。そのため、コンビニに入り反対の出口から道路に出るときは、安全確認がおろそかになる恐れが高いでしょう。
しかもショートカットしているドライバーは、駐車場通過中も先の信号を気にして運転しているので、前方に歩行者や自転車があっても、うまくかわし切れない恐れも出てきます。
このように、コンビニショートカットをするクルマは非常に危険な走行をしている可能性が高く、近寄ることは事故を誘発する恐れが通常より高いので、注意しようとむやみに近寄ることも危険と言えるでしょう。
コンビニショートカットの対策は、コンビニ側でも駐車場の出入り口を狭くするなどすれば可能ですが、そうすると通常の顧客が入りにくくなるデメリットも生まれ、なかなか店舗側で対策に踏み切れないのが現状でしょう。
こういった店舗側の対策が取りにくいことがコンビニワープを減らせない大きな理由の一つといえます。しかし、法律で全く対処できないかと言えば、横断した先で左右確認などしっかりせずに道路に出ると安全運転義務違反に問える可能性もあります。
しかし、コンビニの駐車場での取り締まりとなり、コンビニオーナーやコンビニにくるお客さんへの配慮でなかなか難しいでしょう。
それでは、今後もこう言った危険なコンビニワープをやめさせられないかと言えば、そうとも言えないと考えます。
現在、これだけソーシャルメディアが発達し、誰もがスマホも持ち防犯カメラもあります。さらにドライブレコーダーの普及率も高く、今では街を歩くと必ずどこかで映像として録画されている世の中と言えるでしょう。
つまり、こういった世の中であり、悪い行為であるコンビニワープをすると映像として録画されており、それを公開するといったことをわからせることで抑止力につながるでしょう。
コンビニなどの店舗に防犯カメラ作動中だけでなく、コンビニショートカット録画中といった看板を設置するだけでも心理的にドライバーの行動を抑止できるはずです。
また、駐車場の入り口にバーを付ければよいという方もいますが、それでは一般の方が入りにくくなってしまうので非常に難しいでしょう。
そこで、バーで塞ぐくらいなら片方の出入り口を閉じてしまったほうがまだよいので、実際にそういったコンビニもあるようです。
いずれにしても、コンビニショートカットは、速いようでも数分程度しか違いはありません。しかもとても危険な行為で周りから見るとかっこ悪いので、周りから模範となるような運転を皆で心掛けると安心した交通が保てると感じます。
ビックモーターが今年の5月にFRYDAYに不正行為を暴露させられ、その後6月に不正車検を行った工場として指定工場の指定取り消しが行われました。
不正車検が表に出て、これで行政処分も受けたからビックモーターの話題は終わりかと思いましたが、さらにとんでもない修理費用の改ざん事実が発覚しました。
非常に恐ろしい実態なのでこの手の悪行を知る限り暴露したいと思います。
これは自動車車体整備業界を震撼させるできことであり、他人事と思っていない鈑金工場もあるのではないでしょうか。
自動車鈑金で修理を行う際、車両保険を使用するとオーナーの懐は痛くありません。(ただし、翌年の保険料が上がるという事実はあります。)
つまり、保険で修理を依頼する場合、修理費用は保険会社が支払うわけですが、ここに悪徳業者につけ入るスキがあります。
今回、ビックモーターの不正水増し請求は、修理しなくてもよい部分を修理して費用を水増し請求とありますが、実際は修理せずに修理していたことが正しい情報だと思います。
その理由として、もし修理しなくてもよいところを実際に修理した費用を請求していたのでは、コストの問題からビックモーターにうまみがありません。
ではどういうことなのかというと、実際は10万円で修理できる板金修理を、もっと壊れていたように見せかけて、修理費用を詐取していたと考えるのが妥当でしょう。
実は、このようなことはもう数十年前から横行していました。小さい鈑金修理工場ではあまりなかったことですが、中堅クラスになると、水増し請求はかなりやっていたと聞いています。しかも、今も多くの工場でやっているのではないでしょうか。
では、その方法はというと、本来事故車修理に保険を使用するとアジャスターと呼ばれる事故車修理費用を算出するプロが整備工場にやってきます。
最初はすべての修理にアジャスターが来ますが、ある程度鈑金工場に実績と信頼が出てくると、5万円以下の修理にはアジャスターは来なくなりました。(現在は変更あるかもしれません)
そして、鈑金修理するクルマは必ず写真を撮ります。アジャスターは壊れた部分の肝となる部分の写真を撮り、修理費用を現車確認しながら算出します。これは今でも変わっていないはずです。
そして昭和の時代では、ある程度実績があり、保険使用の修理が多数あると写真見積もりと呼ばれる方法がとられていました。
これは、事故車を工場側で写真を撮り、それに見積書を添付して保険会社に送付します。それをもとに修理費用が保険会社から鈑金工場に振り込まれる仕組みです。
これを長年やっていると、多くの写真が鈑金工場に溜まります。さらに同じ車種で同じボディカラーのクルマも数多く入庫するようになっているので、事故を起こした車両と程度は違っても、同じような方向から衝突したクルマも入庫するようになります。
ココが問題点の一つで、悪意がある工場は写真をすり替えて見積もりを提出して、本来より多額の修理費用を得ていました。これは昭和時代によく聞いた話です。
そして平成になるとデジカメが発達し、さらに市場の50%以上のシェアを誇る鈑金見積もりソフトが登場し、そのソフトに対する信頼が保険会社の絶対的なものとなっていました。
そのため、その会社の見積もりソフトを使用していると、何十万円修理費用が掛かっても、アジャスターは来ませんでした。つまり、工場側の言い値で修理費用が払われます。
そのシステムの概要は私が知っている限り、電話回線を使用して専用ソフトと保険会社をつなげているものでした。
そのため、事故車の見積もりが完成すると、専用回線で見積書と写真を送付すればそれで終了となる保険会社が多くあり、ここにも悪意があると間違いなく不正があったはずです。
多くの方というより、鈑金修理費用と保険会社の関係を知る人でなければ、まったくわからない不正行為であり、しかも本来不正修理を無くすアジャスターも全く機能しない方法で修理費用が支払わる実態があります。
このような実態を知ってしまえば、ビックモーターのように悪い事を考えるといくらでも保険会社に水増し請求が可能で、しかも一般の人にはばれることなく売り上げを伸ばすことが可能です。
つまり、これはビックモーターに限った保険会社に対する水増し請求ではないという事であり、多くの自動車鈑金工場でこのニュースにびくついている可能性があると感じています。
このような不正行為を無くす為には、アジャスターとのナアナアの中にならないよう、定期的にアジャスターの担当を変えるべきであり、さらに写真見積もりでアジャスターが工場に出向かなくてもよいという制度は無くすべきでしょう。