Diario di Carta-Studio 小さな工房の日記 (original) (raw)

先日、「カナレットとヴェネツィアの輝き」展に行ってきました。

以前からカナレットの作品が好きだったので、開催を知った時から

とても楽しみにしていました。

カナレットの作品と言えば、「サン・マルコ広場」(上の画像)など

ヴェネツィアを描いた作品ばかりだという印象を持っていたのですが、

「ローマ、パラッツォ・デル・クイリナーレの広場」(下の画像)のような

ローマやロンドンなどを描いた作品もありました。

これまで、街を描いた風景画だと思っていたカナレットの作品ですが

今回の展覧会で「ヴェドゥータ(Veduta)」というジャンルに属する

ことを知りました。

ヴェドゥータとは、都市景観画という意味で、都市の景観を緻密に

描いた絵画や印刷物(版画)のことを言います。

風景画から派生したジャンルだと思いますが、この辺りもう少し

調べてみようと思います。

歴史的な事柄も絡んでくると思われるので、調べる楽しみができました。

これまで自分が好んでいた作品がヴェドゥータが多かったということが、

今回の展覧会で分かったことは新たな発見でした。ずっと風景画が好きなんだと

思っていました。間違いではないですが。

久しぶりに行った展覧会で、目を満足させ、知識欲を高めさせてもらいました。

ちょうどいくつかの仕事の区切りがついたところなので、この満足感から

くる意欲をなくさないようにやりかけていたこと、あらたに行おうと思って

いたことをやっていきます。

仕事も頑張らなくてはいけませんが…。

SOMPO美術館で12月28日まで開催中です。

ちなみにSOMPO美術館と言えば、こちら

こちらの作品も観られます。

ようやくいろいろ落ち着きました。

正確には今週でいろいろ落ち着きます。

週末はゆっくり過ごせるくらいの忙しさだったので、

忙しいというほど忙しかったわけではないのですが、

預かり仕事と出張仕事と大学の講義。

あっちに行ったりこっちに行ったり、日々バタバタと

していました。

そんな状態は今週で終わります。

今年度の大学の講義も残り少なくなり、出張仕事に

集中することになりそうです。

もちろん、ご依頼があるときは喜んでお仕事をお受けしますが。

フリーランスの修復士は、いつでもどこでもお声をかけていただければ

向かいます(笑)

ひとまず心に余裕ができましたので、次は制作と研究もどきを

する予定です。

道具の買い出しにも行きたいなあ。

写真は、週末の散歩中に見つけたバラの花。

ピクミンブルームのおかげで毎日よく歩くようになりました

先日、大学の学外授業として国立公文書館の見学に行きました。

大学生にはあまりなじみがない場所ではあったのですが、

大量のアーカイブ資料を保存・公開をしているため、

修復保存を勉強している学生さんには知ってほしいという

私の希望により毎年見学をさせていただいています。

国立公文書館とはどのようなところか、

どのような資料を所蔵しているのか、

という紹介映像を見た後、

閲覧室で資料の閲覧方法とデジタルアーカイブのについて説明を受け

修復室、書庫を廊下から見学。

最後に常設展を見学して終了。

1時間程度の見学でしたが、通常授業の時より元気があり、

嬉しいような、自分の授業を見直さなくては、というような気持にも

なり複雑ながら、楽しく見学ができたようでなによりでした。

次回企画展は「龍」をテーマに、所蔵資料から関連したものが

展示されるそうです。

ちなみにショップで売られているクリアファイル

「令和」と「平成」

気になっています。

先日、タブレットの上に少し重いものを落としてしまい、

画面に大きなヒビが入りました。

さすがに画面が見にくいので、使用をあきらめたのですが…、

新聞を読んだり、本を読んだり、ゲームをしたり、テレビを見ているときに

気になったちょっとした調べ物をしたり、タブレットの使用率の高さに、

少し驚いてしまいました。

趣味と言えるものがない私ですが、本を読むのはわりとすきなので、

空いた時間に本を読むことも多いのですが、読書の気分ではない時は

テレビ、しかも2時間サスペンスの再放送が好きなので、よく見るのですが、

放送していなければ、ゲームをしたりします。

紙の本も読むのですが、最近は小説や漫画は電子書籍で読むことが増え、

急に本が読みたくなった時もタブレットがあればすぐ読める状況でした。

ゲームも専用のゲーム機で遊ぶこともあれば、タブレットにインストール

したもので遊ぶこともあります。タブレットでゲームをしているときは、

暇つぶしというか手持ち無沙汰なときに軽くやるという感じでした。

けれども、自分が考えていた以上に本を読んだり、ゲームをしたり、

調べ物をしたりする時間が多かった…。

パソコンを開くほどではなく、何時間もゲームをするつもりもなく、

専門書を読むのでもないから軽く本を読みたいなど、ちょっとした時間に

タブレットを使用することが多かった。

何時間も連続ではなく、20~30分を何度も。

壊れて初めて気がつく、自分のタブレットの使い方。

使えないこの数日、何をしようかと困ってしまい、スマホで本を読もうかと

思うけど、なんか読みにくいし。ゲームアプリはピクミンブルームしか

いれてないし。スマホは基本的に外出時に使用するので、家の中ではそれほど

手にすることはなかったのですが、ちょっとした時間にやることがない。

軽く本を読むことも軽くゲームをすることも新聞も読めない…。

これを機会に使用をやめるかとか、使用方法を見直すかとか、には

ならなかったのですが、

自分がこれほどまでにデジタル頼みになっていたことに気づかされました。

目が疲れるはずですね。

モノが増え続けているので、紙の本でなければいけないと思うもの以外は

電子書籍を読みます。何冊も持ち歩かなくてもいいですし。

新聞も切り抜きたいと思う記事をすぐに保存できます。

便利さを実感しています。

ただ読書メモとか調べた情報とか手書きでメモしてるんですよね。

いったんスクショとかしておいて、ノートや手帳に書き写す。追加で

いろいろ書いたりして。

メモアプリも使用していますし手書きで書き込みもしますが、いろいろ思考を

まとめるのには紙に手書きがいいんですよね。

そのため、デジタルグッズとともにメモ帳を必ず入れています。

なんだかちぐはぐな気もするのですが、今のところこれが一番都合がいいので

このまま続けていく気がします。

ほどよく紙とデジタルを使い分けて、上手に共存させていければと

あらためて考えている日々です。

すでに新しいタブレットは注文しているので、あと数日、タブレットのない生活を

満喫?しようと思います。手持ち無沙汰な時間をどう使おうかなあ。

まだまだ暑い日が続いているので、ついついTシャツを

購入してしまいました。

LAUNDRYのTシャツ。

かわいい。

さて、週1回授業を行っている大学で

後期の授業が始まりました。

基本的な内容は例年通りで変化はないのですが、

学生が変わると興味を持つことが変わるので、

毎年少しづつ内容が異なっているかもしれません。

楽しみつつ勉強ができるように、少しでも興味の範囲が

広がるように準備をしています。

学生と話をしていると、考えることがたくさん出てきます。

自分の学生の頃を思い出しつつ、恥ずかしい気持ちが蘇ったり、

若いパワーに圧倒されたり。

時代も変わると、常識と思っていたことも変わっていきます。

黒電話の時代からスマホの時代へ

ゲーム機の多さやゲームの多様性

さまざまなことが私の子供のころとは変化しています。

そんな変化の中で、自分はどう日々を過ごすのか。

頭を柔軟にして、自分と異なる考えを否定するのではなく

その考えについて自分の考えと何が違うのか、何が気になるのか

など受け入れられないにして理由を考え、受け入れられる部分は

ないのか、ということも考えられるように、固まった頭を

柔らかくできればいいなと考えたりします。

こんなことを言いながら、譲れない部分も多くあり、むむむという

いかにも納得していませんという顔をしてしまうことの多い日々です。

笑って過ごしたいんですけどね~。

先日の空。どんよりしています。

こんな日もありますね。