クレイジーパピヨン (original) (raw)

彼女の本棚がだいぶアツい。

人の本棚は元来見てられるモノだし、俺も例に漏れずだ。

ドラゴンボールが全巻あるのが1番に目に入った時点でしていた全幅の信頼の予感は間違ってなかった。

よく俺たちは「好きな〇〇」の話をするけれど、あの時間特有の共通言語を探す感覚が好きだ。コイツといっぱいお喋りしてえぜ!!って気持ちが往復じゃないと盛り上がらないあの時間は結構尊いと思う。共通言語ができた途端に、なんか部室で喋ってるみたいになるのが凄く嬉しい。年齢とか人種とか性別を余裕で超えて喋れるから「好きな〇〇」の数は増やしていきたい。

ちなみに彼女との共通言語は「クレイジーパピヨン

↓だいぶアツい本棚

俺は今京都に住んでる。まだ2年とかだから生まれでも育ちでもないけど、少しずつ知っている京都が増えてきた。行ったことのある街も増えた、街にいる時間も蓄積されてきた。何より好きな場所が増えてきた。一つの場所に色んな思い出がある、そんな場所が共通言語になっていく気がする。俺よりも先にその場所にいた人から昔の様子を聞いて羨ましくなったり、行けば行くほどに落ち着く様になったり。馴染む程に共通言語はネイティヴに使える。

連載終了しようが、閉業しようが、廃盤になろうがそれが俺の「好きな〇〇」である事に変わりはなくその言語を発し続ける。全ての人に忘れられるとやっと役目を終える。

漫画が好きなんじゃなくて、好きな漫画がある。

ロックが好きなんじゃなくて、好きなロックがある。

そんな感じなのかもしれない。これが好きなんだって胸を張りたい気持ちとでジレンマが顔を覗かせるから、それはそれこれはこれって事で。

先月末からめちゃんこ沢山ライヴとDJとで出演させてもらって、大切で意味のあるイベントが多かったから!!!なんかええなぁって思って言語化してるのにジレンマに邪魔されたら怠いだろ!!!!揚げ足をとるな!!!

昨日対バンさせてもらった藤村JAPANさんが譜面(リリックノートかも)をファイルかなんかから引き抜く姿がレコードを選ぶDJみてえでカッコよかった。これも伝わらない人には伝わらないけど、俺の言語ではそんな感じだった。

なんか長くなったし、終わります。皆、自分が好きなものを好きな人を大切にするように。

僕も家帰ってクレイジーパピヨンの話します。でも、彼女がまだ俺の勧めた「銀と金」「シャーマンキング」「美味しんぼ」を呼んでくれてないので辞めときます。

皆、若い女にシブい漫画勧めないように。