Netflix映画「スキン~あなたに触らせて~」多様性について考える (original) (raw)

スキン~あなたに触らせて~

『本物の美しさって何だろう。』

Netflixでしか見れないヘンテコ映画。

すべてパステルカラーで彩られた世界で、健常者とは異なる容姿をした人たちが美しさを問う。

かなりシュールな世界観だけど、内容はとてもシンプル。

見た目と中身の美しさ。

人間はすぐわかりやすい見た目に執着するけれど、本物の美しさは外見にはない。

痛烈でブラックだけど、私はこの映画のストレートなメッセージが好きでした。

一番カッコよかったのは、顔の皮膚が左側だけ変形している女性。

異形フェチの男も同じコンプレックスを持ち共感してくれる男も彼女には必要なかった。

何が本物の愛で、自分が一番愛すべき人は自分自身であるということをきちんと理解している姿に感動した。

見た目を自分の個性として認めるという強さは本当にカッコイイ。

私も自分の見た目は好きじゃないけれど...

そんなことにこだわりすぎて、人生をつまらなくするよりだったら自分のブサイクさを自分の魅力の一つとして愛嬌に変えたほうがよっぽど楽に生きれるなって思います。

言うまでもなく、一番強烈だったのは顔に肛門がある女性。

想像しただけで汚いんだけど...

あれが本当に生まれ付きだったらと思うと切ない...

乙女の苦悩に同情しかできなかった。

冷静に考えたらグロくて汚いシーンもすべてパステルカラーなので、最後まで見れます。

自分の見た目にコンプレックスを持っている人には特に見てほしい作品。

ただ、かなり強烈なので覚悟が必要かもしれませんけど(笑)

心に響く作品だと言えますね。

ちぶ~的パステルカラー度5

徹底した世界観にびっくり。後で調べたら監督がイケメンでお人形さんみたいな人だった。そんな人がつくった作品という視点から見ても面白いかもな~。

本日紹介した映画は...

スキン~あなたに触らせて~(2017)

Pieles/Skins

監督 エドゥアルド・カサノバ
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あらすじは...

身体の欠損など、健常者と異なる容姿を持つ人々にとって、この世で生きることは決して楽じゃない。冷たい現実や世の中との距離感を描くダークな社会派コメディ。

(Netflixより引用)