和歌山バス那賀 紀伊→熊取乗り継ぎ・2024<後> (original) (raw)
前編はこちらから。
和歌山バス那賀の路線乗り継ぎ。前編に続いて今回は粉河から熊取までの乗車記を例によってテキスト中心に紹介。
JR線とバス路線の乗換拠点になっている粉河駅前。和歌山バス那賀の路線も粉河駅前から紀伊方面・熊取方面と二手に分かれているなか、粉河到着から1時間待って熊取駅前行きのバスに乗車!
地域間幹線系統として運営補助を受けている同路線。車両は自社導入車としては最新型のいすゞ・エルガミオ(記事作成当時)で、特急バスと銘打つだけあって停留所間の距離は長めに設定。
粉河駅前出発後はしばらく国道24号線を西走したのち、県道・府道62号線に入り京奈和自動車道の紀の川ICを過ぎたあたりからは本格的な山道に突入。山道とはいえ和歌山県側の路線状況は良く、追越禁止の2車線のままトンネルで峠を通過し高度を下げつつ府県境へ。
大阪府側に入ると路線の険しさが増し、犬鳴山温泉に近付くにつれて道が狭くなるとともに路肩に生える木々も鬱蒼さが増す状況に。犬鳴山停留所付近が最大のハイライトのようで、ここから先は終始追越禁止の2車線道路。
次第に住宅の数も増え、気が付けば市街地に入ったかと思えば終点の熊取駅前に。所要時間は45分ほどでJR線で同区間を乗り継ぐよりも早く到着できることが大きな特徴でしたが、粉河から熊取まで乗り通したのは私も含めて3人のみと路線存続の名目を踏まえると物足りない利用状況…
今回乗り継いだバスの運賃は
F.B.T→粉河駅前 730円
粉河駅前→熊取駅前 650円
(いずれも乗車当時)
個人的には郊外の市街地をきびきび走る紀伊粉河線のほうが乗りごたえがあるという印象でした。
乗ってみて初めて分かることも大いにあるだけに、場所を変えてこういう乗り継ぎを企図してみたいところです。<完>