レイの日記 (original) (raw)
アンジェリーク小説最終巻です。
高瀬美恵著
幻獣の楽園 1997年
聖地パーフェクト・レシピ 1998年
の2話が入っています。
このシリーズ全体に言える事ですがこういう多人数キャラが登場する、それもそれぞれ個性があってそれぞれにファンがついているであろうキャラで話を作るのって難しいだろうなと思いました。
俯瞰でその世界を見ないと書けないし誰か一人だけ目立つのもまずいし。
全員にスポットライトが当たっていて世界観が表れている、そこの所やっぱり商業作家さんってすごいと思います。
幻獣の楽園はランディが封印を解いてしまったために事件が起こりその収束の為に活躍する話ですが
実際に事態を収束させてるのはなんと(と書くと失礼だけど)クラヴィスなんです!
ジュリアスと2人で闇を封印するんですが実際この2人がいないとどうしようもないわけです。
それまでクラヴィスはのらりくらり何もしてない感が溢れていてこの人は一体何の役に立ってるんだろうと思っていましたが
世界が闇に侵されるとかそういう不穏な時に出て来て活躍するのがクラヴィスなんだとわかりました。
なのでクラヴィスがせかせか仕事をする世界はあまり良くないということになります。
クラヴィスがダラダラしてる状況が平和な世界なんです・・・!
役に立たないマダオだと思っててすみません・・・・
1巻からのシリーズの中で個人的にはこの「幻獣の楽園」が一番面白かったです。
聖地パーフェクト・レシピはゼフェルの悪意がこもった恐ろしいスープが印象的でした。
守護聖が料理を作る話ですがそれぞれ酷い料理ではあるけど食べられないわけではない、
しかしゼフェルのスープだけは絶対食べ物ではない。これを飲んだディア様を想像するだけでゾッとします。もう2度と食事会なんかしないと思うことでしょう。
印象的だったのはマルセルが失敗したお菓子をジュリアスが捨ててしまった時のマルセルのセリフ。
「ジュリアス様はお金持ちの家に生まれて、ものを大事にすることをご存じないんです!そんなの、よくないことに決まってます!食べ物を粗末にしたらバチが当たるよって……」
ジュリアスにはっきり意見を言ったマルセル偉い!
そして素直に謝ったジュリアスも偉い!
お花のサラダにタバスコとケチャップをドバッとかけられても怒らなかったリュミエール様はやはり神!
しかしたんぽぽコーヒーだけはこの食事会の唯一のまともな飲み物として残った事でしょう。
(たんぽぽコーヒーは20年位前に近所にカフェがあってそこで看板メニューになっていて飲んだことがありますが今はもうお店がなくなってしまったので残念)
同じ小説を読んでもまず違う感想になるだろうなと思うので他の方の感想を聞きたいのでこのシリーズを読まれた方、良かったら是非コメントして下さい。
私は箱推しじゃないのではっきり言ってリュミエール様以外は「その他大勢」に見えているやばい人間なので感想が偏っているかも知れません。
他の方の「私は違うな」が聞きたいです。
1年前の記事だけど興味深いページがあった。
二次創作というものはどんな作品でもそれを書いた時点で公式設定から離れているものだと思う。
なので「公式の設定からかけ離れた創作」になっていて当たり前。
個人が自分の妄想の世界を勝手に書いてるだけのものだから。
エ□は最たるもの。
なので全く違う世界観の二次創作に公式設定云々言うのは無意味。
「公式の性格や関係性」も人によって全く解釈が違うのでこの愚痴ですの人が思っているキャラの性格と他人が思っている性格とは多分違っている。
>公式の2人とは全く違う創作物が このカプの正解です!みたいになってる
本当にそうだとしたら人々をかなり魅了する解釈で描かれているんだろうなと推測。
愚痴ですの人はそういう気に入らない二次創作は見ずに公式だけで楽しんでおくか
自分の思う設定で話を作ってコツコツ活動するかどっちかですな。
書いてるとその設定が好きな人も出て来ると思うし。
なぜこの記事に目が止まったかと言うと先日書いたオスカーはエ□いかどうかの話と通じる所があるから。
オスカーは軽いだけで性的にだらしなくはないというのが私のイメージ。
今スマホでやってる「ライドカメンズ」というゲームに出て来る高級クラブのウィズダムシンクスのメンバーと同じような感じで女性を楽しませる言動が上手い人というイメージ。
オスカーに限らず既成キャラがどのように見えるかでその人の性質がちょっと見えたりするので興味深い。
二次創作ってすごくその人の個性が出るんですよ。
「二次創作」と「ファンアート」は別物だという記事も見た。
私が描いてるのは主に似顔絵だからファンアートの方だなあ。
先日のエ□表(笑)でジュリアスとクラヴィスの位置を想像。
今日の日記はファンに怒られそうなのでXには流しません。
はるか昔、最初にアンジェリークをプレイした時はこの二人が好きだったんですよ。
しかし20数年経って思うのは
「この二人、恋人としても配偶者としても嫌かも」
なんなんだろうこの感覚の相違???
人の感覚ってこんなに変わることもあるんだなあ〜とまるで人ごと。
ジュリアス様はいい人なんだけど・・・厳し過ぎて息が詰まりそう。
この人の奥さんは皇后陛下以外無理。
クラヴィス様はひたすら暗くてやる気なくていつもダラダラ、欲望なさそうだからエ□表でも多分最下層。銀魂のマダオよりやばいんじゃないだろうか?この人と結婚したらいつも暗い部屋で寝てばっかり、部屋にGがウロウロしてても平気で寝てそう。
食事はめんどくせーからカップラーメンでいいよとか言って部屋はカップ麺のカップだらけ。
掃除をしようとしても動くのめんどくせーって言いそう。
その代わり妻がゲームしてようが落書きして遊んでようが一切興味ないから口出しもされないだろう点がメリット?
アンジェリークに出て来るオスカーはナンパが趣味。
オスカーはエ□い人だと思いますか?という質問があったら99%の人はそう思うと言うんじゃないだろうか?
ナンパする人はエ□い人だから性欲の塊、常に女を求めているに違いないという連想がそこから出て来る。
本当にそうなんだろうか?
ナンパしてる割には本命はいないし誰かと深い関係になったという話もないしご落胤が巷に溢れているという話もない。
もしエ□目的の男だったらああいったいつも女性にモテモテ状態を維持できるだろうか?
あいつやばいよという噂が広がっていつでもどこでも「オスカー様〜」って女の子が寄って来るアイドル的状況にはならないのでは?
金で女を買ってる?という可能性についてはもしそうだとしたらやはりそういう噂が流れるものだと思うので当然上から注意されるだろう。
ジュリアス様が「仕方ない奴だなあ」程度で見逃してくれてる所を見てもエ□い事はしてないのでは?
個人的な勝手な解釈ですが私はオスカーはナンパした女性と深い関係にはなってないんじゃないかと思っている。
町で声をかけて一緒にお酒を飲んで遊ぶようなレベル。
博愛と言うか誰にでも妹みたいに気軽に声をかけて一緒に遊ぶ人。
もしかしたら女性だったら子供でも老人でも声をかけてるかも?というイメージがある。
オスカーはロマンの人でこの人は!という相手が現れたら女王様でも攫って行く、みたいな人なのでナンパは遊びのような気がして仕方ないんだな〜〜。
元々の出先は不明だけどネット上でこういう感じの表を見ました。
推しがどの位置かという表ですが
ほとんどの人はオスカーはこの位置だと言うに違いない。
でも私のイメージだと違ってて
恋愛に積極的だけどごく普通なんですよね(笑)
リュミちゃんは一般より多少淡白かも知れないと言う程度。
この位置関係想像するのって多数の皆さんから見ると変かも知れないけど妹もいる真面目な騎士のオスカーがエ□狂いって図は何か嫌だなと思うからかも知れません。
私はキャラ解釈を煮詰める人が大好きです。
そういう方のお話は非常に!興味があります。
課題:リュミエール様は絶対に暴力を使わないか?
架空のキャラでこういうこと考えるの面白いっすね〜。
私は「絶対に」はないかなと思う。
もし暴力を使うとしたらどういう場面?と考えたのが以下。
⭐︎仲間が殺されそうになっている、自分が助けないと確実に仲間が死ぬという場面
敵が人外(機械とか意志のないもの)だったら普通に暴力を使うかも?
しかしあまり殴りまくっていたらリュミエール様の有り難さが無くなって俗っぽくなってしまうので暴力は最小限度かなあ〜。守護聖を辞めた後はまた別だけど。
キャラ解釈、私の場合は二次元キャラでも普通の人として考えてしまう所があるので
あんまり「このキャラは絶対にこうに違いない」とは思わないかな。
普通の人間でも多面的な性格を持ってるんだからそれと同じで矛盾があってもいいかなと思っている。
でもそうは言っても「腹黒リュミエール様」はないかなと思う。腹黒だとキャラ自体完全に別人になってしまうから。
追加で暴力を使う場面を思いついたので追記
⭐︎悪者が目の前で星一個を木っ端微塵に破壊する反陽子爆弾のスイッチを押そうとしている時
最初に見たのは
ある字書きさんの小説に毎回感想を書いていいねしていた1ファンの人の話。
しかしその字書きさんは「誰も感想くれない」と愚痴っていた。
明かにそのファンの人及び数人が感想書いていたのにも関わらず。
その人は自分の感想は数のうちに入らないのかとその作家さんの作品を見るのをやめたという話。
欲しいのは一般人からじゃなくて著名な人からの感想って所なんですかね。
何の為に書いているのかわからない謎の人。要は有名になりたいだけ。
それに関連して怖い話が色々出て来て
絵描きさんの話もあった。
絵にいいねがあるのにも関わらず神絵師に評価されないと意味がないと言う神絵師のお墨付きが欲しいブランド指向の絵描きさん。
神絵師は他の人の「自分から見たら問題外のめちゃくちゃしょぼい絵」にいいねするだろうか?
しないんじゃないかな?大企業が一般人の呟きにいいねしないのと同じように。
それ以前に神絵師は発信メインだから膨大なフォロワーの絵をわざわざ見るほど暇じゃない気がする。
家が近いとか同じ会社とかリアルで何かあれば神絵師に接近して義理いいねをもらえるかも知れない?
この人知ってる人だからいいねしとこうみたいな感じで。
次は同じジャンルのかなりマイナーなファンアートを描いていた絵描きAさんとBさんの話。
呟いていたのはAさんのファンの人。
Bさんが「○○のファンアートを書いてるのは自分しかいない」と言い続けたのでAさんは描くのをやめてしまったという話。
検索すれば同じジャンルの人が出てくるのは間違いないのにわざわざこういう事を書くのは
Aさん潰しかな?と思った。
もしかしたらAさんがいると自分が目立たなくなるから消去工作をしたのかも?
こういう投稿見ると自分が周囲に影響を及ぼさない圏外の人間で良かったと思う。
小説アンジェリークEXTRA辺境の王子(高瀬美恵著)を読みました。
楽の七日間(1997年)
辺境の王子(1997〜1998年)
樹海に消えた村(1999年)
の3作入ってます。
あくまで個人の感想ですので他の方が読むとまた違った感想を持たれるかも知れません。
1話、2話共オスカーのナンパがメイン。そして厳格なジュリアス様は相変わらず堅いけれどある種愚鈍(と言っちゃいけないんだろうけど)な所も書かれていて
「楽の七日間」では一生懸命楽器の練習をしていたのにクラヴィスに冷笑されてやめるシーンがあってかなり気の毒に思ってしまいました。
ジュリアス様、ついにギャグにされたか…と。
作家さん、オスカーが好きでジュリアスいじりも好きなのかも知れないと思いつつ最後まで読んであとがきを読むと
「かなり無謀にギャグに走ってます」
「特にオスカーとジュリアスがかなりコケにされてるような」
の一文があってやっぱりそうなんだなと納得しました。
オスカーとジュリアスは特にわかりやすいキャラなのでネタにしやすいんだろうなあと思いました。
自分の中から「書きたい」が出て来て情熱で書く同人誌と違って
このキャラ達で書いて下さいという注文が来て書くんだから難しいだろうなあと思います。
その難しい注文の中面白いSF冒険小説を書かれるんだからプロってすごいなあと思いました。
「辺境の王子」はオスカー主人公の冒険活劇でワクワクしながら読みました。
オスカーが仕事ほったらかしてナンパするだろうか?という責任感無さすぎ問題に突き当たりますがナンパしないとこの物語が成り立たないのでそれは置いといて。
オスカー=ナンパが趣味の人という図式がありますが
何かに憑かれたように(笑)ナンパしてる割に本命ができないんですよね〜。
心の中にやばい感情があってそれを払拭する為に必死に女なら誰でもいい的にナンパしてる人のように思えてしまいます。(極めて個人的な意見)
そしてこれは意外なのかあるいは誰でもそう思ってるのか不明ですが
作者様はリュミエール様を「ストレスのない人」だと思ってるんだなと判明。
そして戦闘能力もある。(オリヴィエは知ってるけどオスカーはこのことを知らなかった)
ゲーム経験だけだとものすごく神経質で胃薬持ってる人と思われてても不思議じゃないので作者様はいろんな媒体見聞きされてるなと。
「樹海に消えた村」は年少3人組とリュミエール様の話。
ギャグ要素多いけど結末がとても幻想的。
この本を読まれた方はどんな感想を持たれたのか気になリます。
古い作品で中古本しかないので読みましたよ!って方いない可能性が高いかもですが
「私は違うな」も歓迎ですのでもし良ければ是非ブログにコメントして下さい。
一作目の感想↓