望遠マクロの世界 (original) (raw)
昨日の写真…限界まで寄ったように書いたが
限界まで寄るとこれくらいになる。
OM-1 Mark II + CM-AEF-MFT + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO(300mm) SS1/400 F5.6 ISO200
中央から左側に向かう前ボケと右に向かう後ろボケ
ボケの量は寄れば寄るほど、レンズが明るければ明るいほど大きくなるが、
広角レンズよりも望遠レンズの方が大きくなる。
見ての通りこのレンズは前ボケよりも後ろボケに癖がある。
ボケの量が多いということはピントが薄いということでもある。
ピントを深くするには絞ればいいのだが
一般に、センサーサイズが小さいほど
絞りすぎると画質が低下すると言われる。
詳しくは風景写真の便利帳を見ていただくとよいかもしれない。
山岳写真入門にも同様の記述がありフルサイズでF11、
APS-CでF8、マイクロフォーサーズでF5.6から回析が目立つとあり
小生もこれより絞るのは抵抗がある。
そして、このレンズ、絞り解放ですでにF5.6なのである…
その点スマートフォンはマイクロフォーサーズよりもさらに小さいセンサーだが
絞りを積んでいないのは理にかなっているのかもしれない。
同等のセンサーのPentaxQのユニークレンズも絞り固定だったし
高性能レンズには絞りもあったが
おそらく小絞りボケ対策でNDフィルターが内蔵されていたのである。
F5.6までしか絞られないのであれば
マイクロフォーサーズはピントの深さが不足することになりそうだが
そもそもレンズが広角に寄っているのでピントが深く、
深度合成と言う機能がある。
これは自動でピントの位置を変えながら撮影し合成することで
それほど絞らなくても深いピントを得るというもので
小絞りボケが出やすいマイクロフォーサーズの弱点を補う機能と言える。
各社フォーカスブラケットまではできるが
自動合成ができるのは知る限りOMとパナだけで
コンデジのSTシリーズでも可能である。
もちろんこのレンズでは深度合成は機能しないのだが。
この深度合成…岩石の写真に使えるかと思って導入したのだが
30mmマクロでも使いこなせず研究中だ。
もしかしてLEICA DG SUMMILUX 9mmがある分
パナ機でフォーカス合成した方がよかったり?
DC-G100にもフォーカス合成ついてるし…
…しかし…
ひょっとしてG9M2は像面位相差AFと引き換えにフォーカス合成できなくなってる?
(プリ連射も…)