望遠マクロの世界 (original) (raw)

昨日の写真…限界まで寄ったように書いたが

限界まで寄るとこれくらいになる。

20240804124732

OM-1 Mark II + CM-AEF-MFT + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO(300mm) SS1/400 F5.6 ISO200

中央から左側に向かう前ボケと右に向かう後ろボケ

ボケの量は寄れば寄るほど、レンズが明るければ明るいほど大きくなるが、

広角レンズよりも望遠レンズの方が大きくなる。

見ての通りこのレンズは前ボケよりも後ろボケに癖がある。

ボケの量が多いということはピントが薄いということでもある。

ピントを深くするには絞ればいいのだが

一般に、センサーサイズが小さいほど

絞りすぎると画質が低下すると言われる。

詳しくは風景写真の便利帳を見ていただくとよいかもしれない。

genkosha.pictures

山岳写真入門にも同様の記述がありフルサイズでF11、

APS-CでF8、マイクロフォーサーズでF5.6から回析が目立つとあり

小生もこれより絞るのは抵抗がある。

そして、このレンズ、絞り解放ですでにF5.6なのである…

その点スマートフォンマイクロフォーサーズよりもさらに小さいセンサーだが

絞りを積んでいないのは理にかなっているのかもしれない。

同等のセンサーのPentaxQのユニークレンズも絞り固定だったし

高性能レンズには絞りもあったが

おそらく小絞りボケ対策でNDフィルターが内蔵されていたのである。

F5.6までしか絞られないのであれば

マイクロフォーサーズはピントの深さが不足することになりそうだが

そもそもレンズが広角に寄っているのでピントが深く、

オリンパス…OMシステムにはレンズを選ぶが

深度合成と言う機能がある。

これは自動でピントの位置を変えながら撮影し合成することで

それほど絞らなくても深いピントを得るというもので

小絞りボケが出やすいマイクロフォーサーズの弱点を補う機能と言える。

各社フォーカスブラケットまではできるが

自動合成ができるのは知る限りOMとパナだけで

コンデジのSTシリーズでも可能である。

もちろんこのレンズでは深度合成は機能しないのだが。

この深度合成…岩石の写真に使えるかと思って導入したのだが

30mmマクロでも使いこなせず研究中だ。

cloudmoon.hatenablog.com

もしかしてLEICA DG SUMMILUX 9mmがある分

パナ機でフォーカス合成した方がよかったり?

DC-G100にもフォーカス合成ついてるし…

…しかし…

ひょっとしてG9M2は像面位相差AFと引き換えにフォーカス合成できなくなってる?

(プリ連射も…)