暇主婦 in Boston (original) (raw)

暇主婦は今日もマフィンを焼いている。

日本から持参していた日清の薄力粉を使い切ってしまい、この日の暇主婦は薄力粉を入手するべくWhole Foods Marketに向かった。驚くことに小麦粉の種類が15種類くらいあって、よく見ると「Bread Flour」や「All Purpose Flour」などいくつかの種類があった。暇主婦の小麦粉の用途はせいぜい焼く前のお肉にはたくか、お好み焼きか、マフィンなのだが、間違うのが嫌だったのでその場で検索したところ、「Pastry Flour」が日本でいう薄力粉ということだったので、Pastry Flourに絞って決めることにした。実は検索前はAll Purpose Flourから選ぼうとしていたのだが、どうやら中力粉らしい。危なかった。

結局、暇主婦はWhole Foods Marketプライベートブランドの「Organic Pastry Flour」を購入した。この日はセールになっていて、US$2.69(2LB)で買うことができた。ちなみに1LB=453gである。

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予想していたが、このPastry FlourはWhole Wheat(全粒粉)のため、少し茶色がかっていた。お菓子の仕上がりの色が気になる方は注意してほしい。

ベーキングパウダーは以前から買っていたものだが、こちらも安心の(?)プライベートブランド。

ちなみに日清の薄力粉は、現地メーカーと比べるとかなり高額ながら、韓国系スーパーH Martで見かけたことがある。

Whole Foods Marketの小麦粉コーナーのそばには、製菓用材料も色々と種類があり、あわせて暇主婦はチョコチップを購入した。

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Organic Semi-Sweet Chocolate、オーガニック&低糖、一応健康に気を遣っている。

マフィンカップは近所のWhole Foods Marketで見当たらず、「Do you have muffin cups?」と尋ねてみたら、即答で「No.」と言われてしまったので、別のスーパーであるTargetで購入したアルミカップを使っている。カラフルなパーティー用カップもあったのだが、節約中の暇主婦はアルミカップをUS$1.5前後で購入した。

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ところで、アメリカの温度表記は日本と違って華氏表記が一般的で、暇主婦の自宅のコンロも華氏表記である。このDELISH KITCHENのマフィンのレシピでは180℃で焼く必要があり、摂氏(℃)→華氏(℉)への変換式があるのだが、面倒な暇主婦はこのサイトを使わせてもらっている。

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180℃=356℉で焼きあがったマフィンがこちら。(マフィン型はもともとキッチンにあったもの。スーパーでもよく見かける。)

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見た目はWhole Wheatの粉の色の影響を受けているものの、なかなか美味しく焼けた。映えていないが例のチョコチップとシュガースポットだらけのぽちぽちバナナも入っている。暇主婦はお菓子作りが好きでも嫌いでもないのだが、自分で焼いたお菓子はなんだか美味しい気がするので、異国の地で暇な主婦にはぜひおすすめしたい。

手作りお菓子を作ることで、今日も暇主婦が暇主婦であることを確認することができた。

To be continued

一般的にボストンがどの範囲を示しているのかはよくわからないが、暇主婦はマサチューセッツ州のCambridgeエリアに住んでいる。

Cambridgeというとイギリスでは?と思う方もいると思うが、アメリカにもCambridgeというエリアが存在するのである。

マサチューセッツ州を含むニューイングランド地方は、アメリカ独立の歴史の中でも初期のころに開拓された土地らしいので、イギリスと同じ地名の場所があるのだろう。断言できないところが情けないが、暇主婦は地理と世界史が苦手なので許してほしい。

ところで入居初日、暇主婦たちは忙しい一日となった。

家具家電付きの賃貸住宅で、親切な大家さんが新品の寝具やらライスクッカーを用意してくれていたことはとてもラッキーだった。しかし、生活するには色々な物品が足りない。暇主婦たちは車を持っていないので、徒歩+公共交通機関で生活用品を買い集めていった。

この日はこちらの4店舗に行き、洗剤や食品を購入した。

・Walgreens(ドラッグストア)

・H Mart(韓国系スーパーで食品だけでなく生活雑貨もある。ラーメンやカレーライスのフードコートがある。)

・Trader Joe's(アメリカスーパー。ここのキャンバス生地のエコバッグが日本の中古市場で高値取引されているらしい。)

・Whole Foods Market(アメリカスーパー。オーガニック商品を多数扱っている。)

暇主婦は出国前にボストン在住の方のYouTubeやブログで、日用品が買える場所を簡単に予習していたので、行く先はある程度アタリをつけていたのだが、細かいことまではチェックしていなかったため、購入品については「これ、あっちのスーパーのほうが安かったじゃん」「この商品、香りが強くてあんまり日本人向けじゃないわ・・・」ということが多発した。今後、各スーパーの詳細やおすすめ商品について紹介したい。

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(アメリカにこんなに魚が売っていると思わず(なんで?)驚いた@H Mart)

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日本食を自炊したいのであれば、調味料はある程度日本から持ってくることを強くおすすめする。食品メーカーを問わない、お金がかかっても構わない、という方はその必要はないのだが、暇主婦はProtecaの大型スーツケース(購入時、大体の航空会社で超過料金がかからないギリギリのサイズ、との説明あり)の半分を食品で埋めて渡米した。

日本円換算すると調味料系はたいてい2倍~3倍の値段で売られているので、細々したものを集めていくと、結構出費がかさんでしまう。

暇主婦が日本から持ち込んだ食品ついても後日別記事で残したいと思う。

To be continued

2024年8月某日、暇主婦はアメリカのボストンに辿り着いた。

羽田空港から出国し、デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港(DTW)で入国、国内便に乗り換えてボストンのボストン・ローガン国際空港(BOS)に到着。

ボストンでの住居は日本国内で契約済みのため、すぐにでも入居可能であったが、到着が夜のため、その日は空港直結のヒルトンホテルに一泊した。

ちなみに大人2名、キングルーム素泊まりでおおよそUS$315。出国前にBooking.comから予約した。

空港から一歩も外に出ずにホテルに辿り着くことができたため、空港付近での宿泊が必要な方にはおすすめ。

約12時間の国際線+約2時間の国内線のフライトで疲れ果てた暇主婦たちは、ホテルのルームサービスで夕食を済ませた。

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(大量のケチャップが散らかっている)

これが高かった。注文時点ではUS$60くらいかと思っていたら、税金やらチップやらが載ってUS$100くらいだった。

しかしボストン名物、初クラムチャウダーは確かに美味しかったので悪くない。

その日は初めて硬水で髪を洗い(意外と大丈夫だった)、早めに寝た。

一夜明け、ボストンで迎えた朝日は美しかった。

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前夜の豪勢な夕食とは打って変わって、暇主婦はUS$3.5のブルーベリーマフィン(ホテルロビーの売店で購入)を食べて元気を出し、ボストンの街に繰り出していった。

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(ヒルトンホテルのエレベーターホールから撮影)

To be continued