COMPLEX CAT (original) (raw)

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当COMPLEX CAT事務局の朝のミーティング。手前,公陳丸事務局長。秘書課のナッチ&ユッチコンビ。外回りのチコは,未だ戻らず。
Sony α700,MINOLTA AF MACRO 50mm 1:2.8 (32)

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朝の草をワイフから貰っている三匹。公陳丸は勝手に外に出掛けていって囓れるはずなのだが,矢張り,人の手から貰えるのは嬉しいらしい。部屋飼いの姉妹と一緒に並んで順番を待っている。
秋が近づいて,大好きだったレモングラスが,途端にかさかさに毛羽立ってくるので,キンエノコロその他,過本科の柔らかそうな葉っぱを家族のうちの誰かが千切ってきて彼らに食べさせる。猫の場合,整腸のために必要ということだが,禾本科植物を選択してこれだけ毎日ばくばく食べることもなかなか不思議だ。食べさせるといつまでも食べているユッチなど,猫という生き物を知らない人が見れば,草食かと見間違えるのじゃないかと思えるほど。
Sony α700,MINOLTA AF MACRO 50mm 1:2.8 (32)

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チコは,勿論外で勝手に囓る。彼は,なぜかギョウジシバ,メヒシバみたいな葉っぱの短い禾本科草本しか囓らない。庭にある柔らかいときのレモングラスですら,もっぱらマーキングすることしかしない。時々,彼のマーキングのかかった草を知らずに千切ってきて,ナッチ&ユッチがもの凄い顔をして(いわゆるフレーメン)拒絶したりするので分かる。
Sony α700,MINOLTA AF MACRO 50mm 1:2.8 (32)

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先週は,湿地撮影を予定していた潰れた。手持ちの画像が同じものの使い回して,ワンパターンになってきていたこともあって,撮影に廻りたいと思っている。
Nikon Coolpix 995
オモダカ,ミズオオバコなど,水田雑草として本来の生息地が消滅した後も水路や休耕田サイクルに紛れて生き残ってきた。そのために「水田雑草」と呼ばれたりする。泥の中から伸びてくる植物は,不思議と白い可憐な花を咲かせる。もっともオモダカは,何にでも効くはずの除草剤に対して耐性を持ち始めた個体群が発生している。これは,米国などでモンサント社などが誇るEPSPS阻害型除草剤ーラウンドアップと農薬耐性を持たせたGM植物とセットにして販売している彼らのビジネスモデルにおいても脅威となっている除草剤耐性強健雑草と同様である。

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一方で,「水田雑草」とされている植物の中には,このミズオオバコやヤナギスブタ,スブタ,ミズワラビなど,希少種に近い状況で,ほとんど姿を消したものもある。
MINOLTA α707Si, MINOLTA 24mm 1:2.8
ずっと探し回っていて気がついたのは,水路の護岸工事履歴がほとんどなく,山際の水が流れ込み水が低温化しており,自家用のためにもともと農薬をあまり使ってこなかった棚田と言った条件のところで,辛うじて残存している状況だった。同じ水田雑草で花もミズオオバコに似た可憐な花を咲かせるオモダカが一種の環境問題因子となっているのは,とても皮肉だ。
もっとも,オモダカの葉っぱの方は,不思議な形をしていて,私は寄生獣の鎌形の武器をちょっと思い出したりする。

Necology(=猫+Ecology) and Nature Photo Essay, Camera classic, Martial arts & etc. 本サイトはhttp://complexcat.exblog.jp/です。画像はクリックすると大きくなります

by complex_cat

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