整備検収も兼ねて、私の大好きな「岩城島」に行く! (original) (raw)

2024年10月10日、この日は晴れの特異日とされ、かつての東京オリンピック(1964年)がスタートした日でもある。昨日まで、2日間連続で強い雨、風が続いていた。春夏のロングクルーズを終えてからは恒例の整備メンテナンス期間に入ったが、今年は新規に製作発注したペラの完成に40日を費やしたので、今回は修理検収も兼ねて2ヶ月ぶりの航海である。念の為、前日下架して、動作確認を隅々まで行ったが最初はジェネ、エンジンともにバッテリー性能が落ちて一発で始動せず、難儀した。その他諸々チェックして翌日出港に備えた。

行き先は、毎度お馴染みの「岩城島」である。「仁尾マリーナ」出港は12時、連れ潮もあって、1時間後の13時に到着、距離は28マイルである。

着けば、瀬戸内海島旅高速クルーズ船「SEA SPICA」がフェリー桟橋に着いていた。この船の寄港先リストには、この近くでは平山郁夫美術館のある「生名島」(瀬戸田港)があったが「岩城島」はない。おそらく、瀬戸田港の桟橋に着けられなくて、ここに着けてバスで「生名島」にいったのだろう。新しくかかった「岩城橋」により「生名島」までは車で行けるようになったからである。

今回の整備検収で一番驚いたのは、新規制作のペラ(ナカシマプロペラ)効果である。25kt巡航で、1時間あたりの燃料消費は115Lから98Lに15%も改善したからだ。勿論、回転振動は全く感じられない。8年目に入った「HAPPY」(PONAM-35)であるが、「ペラにも経年劣化が起こる」というペラメーカーの意見が正しかったことを確認した。

併せて行ったラダー軸を抜いての清掃整備も異次元の軽さ復活となった。今後も2年ぐらいでの間隔で清掃することにしよう。