ゴルゴ13シリーズ『共産主義の崩壊(リイド社)』と『アメリカンドリーム(小学館)』を読み比べした (original) (raw)

同時期にコンビニ廉価本で発売されたゴルゴ13シリーズの内、共産主義の崩壊(リイド社=さいとうプロ)と、アメリカンドリーム、シン・アメリカ(小学館)を、読み比べした。

2冊、全7作品中、「ソフホーズ」(ゴルゴに私怨のあるCIA高官が崩壊前ソ連共産党権力闘争につけ入り、ゴルゴ抹殺を目論む。)というのと

「軍隊を持たぬ国」(米軍撤退後、軍隊を持たないアイスランドの国土の0.3%を経済侵略しようとする華僑と共産党高官の野望を砕くべくアイスランド首相が放った13人のサンタクロースの伝言とは。)という話が出色のおもしろさ。

だけど単行本のタイトル、『共産主義の崩壊(リイド社)』と、『アメリカンドリーム、シン・アメリカ(小学館)』と、中の個別の作品とあまり関係がなかった
ソ連が舞台とかアメリカ人が出ているというくらい。そこがちょっと期待倒れ。