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鉄道車両

国鉄製造の気動車形式の一種。
1982年に、近郊型通勤型気動車として製造された。
都市圏近郊輸送を考えた、キハ20系列と、キハ30系列の新型化を目的とした形式と言える。
先行導入として、兵庫県の加古川線と千葉県の久留里線に少数導入された。
しかし登場後の国鉄は、電化進行にあわせ大量の余剰車の整理を行う時期となっており、急行型気動車としての運用が終了し余剰となったキハ58系列をローカル線転用として気動車の充実を図った為、本形式は量産されずに終わる。
比較的新しく状態の良い車両の為、JR化後も引き続き使用されている。
久留里線の物はJR化後キハ58系列のエンジン更新車に使用していた新型エンジンの発生品に換装しており、あわせてエアコン搭載を計り久留里線の近代化に引き続き貢献している。
加古川線の車両は路線電化に伴い山陰地区へ転用され、主に境線を中心とした近郊輸送に使用され、設計時のコンセプトを遺憾なく発揮している。

メカニズム

国鉄が長らく使用してきたDMH17系エンジン使用の標準設計の車両に対するメカニズムの一新を目指しており、同じ1970年代(昭和50年代)に登場したキハ40系列よりも軽量かつコストダウンを図る軽快性を目指す方向性で製作されている。
本形式は量産こそされなかった物の、国鉄末期に登場した局地導入車両への貴重なデータを残す結果となった。

バリエーション

リスト::鉄道車両の形式::JRの気動車

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