サラサーテの盤とは 読書の人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)

サラサーテの盤

(

読書

)

さらさーてのばん

内田百間小説

サラサーテの盤 (福武文庫)

サラサーテの盤 (福武文庫)

この小説をもとに、鈴木清順監督は、映画「ツィゴイネルワイゼン」を創り出した。

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ

かぶとむし日記3年前

内田百閒「サラサーテの盤」と映画化された鈴木清順監督の映画『ツゴイネルワイゼン』。12月16日(水)。 「イオンシネマ板橋」へ、松居大悟脚本・監督『ちょっと思い出しただけ』を見にいく(この映画の話は後日に)。 12時55分上映まで、「コメダ珈琲店」で、コーヒーとトーストの軽い昼食。1時間30分ほどタブレットで本を読む。 読んだのは、『文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒』から「サラサーテの盤」。 内田百閒は、夏目漱石のお弟子さん。 鈴木清順監督の映画『ツゴイネルワイゼン』の原作として読んだのがはじめ、その後も何度か読み返している好きな短編。 ★ 内田百閒の怪談は、日常と非日常が交錯して、境界がはっきりしない。そもそもこれを怪談といったらいいのかどうか。 「サラサーテの…

#内田百閒#サラサーテの盤#鈴木清順#ツゴイネルワイゼン

関連ブログ

映画の話4ヶ月前

ニューヨークの波止場この映画は、ハーワードホークスでルイズブルックス主演の「港港に女あり」(この映画自体が同じホークス監督 マリリンモンロー主演の「紳士は金髪がお好き」のセルフパロディーつまり元ネタ)の元ネタでありながら、波の波紋で別世界に転生していくシーンにジャンヴィゴのアトランティック号やラオールウォルッシュの金髪乱れて。ジャンコクトーのオルフェだったりもしつつ、よく考えるとブレードランナーの元ネタだった事に気付き、いよいよブレードランナーの話をしだしたら止まらなくなる面倒くさい映画オタクのおじさんの枠に入ってしまったなぁ。と実感致しました。あと、助演のオグラバクラノヴァがデビュー当時のマドンナにほくろの位置…

新大広孝日誌4ヶ月前

2024-55/31・金 京急蒲田タコハイ駅が、アルコール治療団体から抗議を受け、看板等を撤去。サントリーと組んだ企画だった。まあね、ビールは兎も角、チューハイは一段依存性が高くなるからなあ。アルコールは危険物ですので、本当の大人以外は飲んでは駄目です。なお駄洒落としても今一つ。蒲田とタコハイ、一文字しか掛かっていない。 未明から雨。ひんやりす。台風崩れの低気圧が接近。風は無し。次第に止む。昼前にオムライスを自作。卵焼きのみ家人に作って貰った。草取りは一袋。午睡の後、更に一袋。其の後スーパーへ。ろくなものを食べていないという家人にはローストビーフの切り落とし。吾人と猫には鰹刺し。メインは焼き餃子。此れで1…

大井川通信5ヶ月前

『サラサーテの盤』 内田百閒 1948読書会の課題図書で、はじめて内田百閒(1889-1971)を読む。子どもの頃、旺文社文庫に多数収められて気になっていたものの、ようやく読む機会にめぐまれた。2003年出版のちくま文庫「内田百閒集成」全24巻の第4巻に当たる。 20年前に出版されたシリーズが今でも新刊で手に入るのだから人気の著作家なのだろう。ただ、洒脱なエッセイ風の小説を期待していた僕には、独特の怪奇談の世界に当惑してしまった。 「光」「風」「音」から受ける感覚情報に神経を集中して、その外側に不気味な自然や他者や異界を暗示させる手法は、うまくはまれば面白いと思う。表題作の「サラサーテの盤」や「南山寿」など。一方、その手法が単純化…

映画の話7ヶ月前

ツゴイネルワイゼン陽炎座を観た時、なんかマザコン映画だし、清順観たのにスカっとしない。みたいな感じで、もう一本今日観てしまった。こちらは、前回よりもより濃厚に死を暗示する内容で観るんではなかったなぁ。と思いつつ傑作だった。しかし、映像のみで言えば陽炎座の方が凄い絵の枚数は多かった気もする 清水宏の按摩と女や内田百間という概念を映像化という意図からそれて久彌十蘭だったりもしたが、江戸川乱歩的なところもあったし、要するに江戸川乱歩は昭和だが、大正時代の雰囲気をわかりやすく昭和世代の人に紹介したのが乱歩だったのかも知れないし、我々の世代に大正時代の雰囲気を紹介していた作家は筒井康隆だったのかも知れないが、実際に大正時…

メモリの藻屑、記憶領域のゴミ 7ヶ月前

『文豪怪奇コレクション』全5巻を読んだ/その③ 恐怖と哀愁の内田百閒文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒/内田百閒(著)、東雅夫 (編集) 夏目漱石、江戸川乱歩に続く、〈文豪怪奇コレクション〉の第三弾。漱石に学び、芥川龍之介と親交を結び、三島由紀夫らにより絶讃された、天性の文人。日本語の粋を極めたその文学世界は、幻想文学の一極北として、今もなお多くの読者を魅了してやまない。史上最恐の怪談作家が遺した、いちばん怖い話のアンソロジー。幽暗な魅力にあふれる百閒幻想文学の作品が満載の一冊。 例によって内田百閒、きちんとまとめて読んだのは今回が初めて。今回『文豪怪奇コレクション』を読もうと思ったのは、以前たまたま内田百閒の幻想短編をどこかで読み「これはとんでもない…

参上ルルのブログ7ヶ月前

いつだってアヴァンギャルド『ツィゴイネルワイゼン』1980年制作。鈴木清順監督生誕100年を記念して<4Kデジタル完全修復版>を上映。内田百閒の『サラサーテの盤』他を原作とし、現実に入り組んだ幻想や死の世界などを幽玄な映像美で繰り広げる。ちなみに、鈴木清順は元NHKアナウンサーの鈴木健二の兄。 原田芳雄演じる中砂は旅行先で女の殺人容疑をかけられたところ、友人である大学教授の青地(藤田敏八)に助けられ、投宿先で芸者の小稲(大谷直子)と出会う。 この3人と後に中砂の妻になる園(大谷直子の二役)、そして青地の妻、周子(大楠道代)の5人を中心に織りなす幽玄な世界。 誰か虚言を吐いているのか、全員なのか。あるいは誰かの夢なのか、…

読活履歴8ヶ月前

角田光代さんきっかけで読んだサラサーテの盤、ハテナ?の小説世界。きっかけ NHK Eテレ「読書の森へ 本の道しるべ (1)角田光代 - 趣味どきっ!」で紹介されてた『内田百聞 サラサーテの盤』(耳は月)が収録されている本です。紹介していた人は角田光代さん(小説家)。この番組は角田さんの生活を自身で紹介してた。私が驚いたのは、お風呂中に読む本、料理しながら読む本のように自宅の至るところに本が置いてあったこと。生活が読書三昧で大谷翔平選手の野球漬けみたい。(2024年6月22日) 読書記録 サラサーテの盤は主人公の亡くなった友達の奥さんがサラサーテの盤のレコードを返却してくださいと尋ねてくる物語です。「趣味どき!」で角田光代さんは「何度も読み返した」と話してい…

Memoranden von Stella-Goethe8ヶ月前

映画「陽炎座」4K版のÄsthetikと泉鏡花の原作の耽美觀,そして「夢二」へと続く女の情念の発展0.はじめに 2月上旬近所のシネマで鈴木清順作品4K化として所謂浪漫三部作が上映された。 この文章は2月5日に鑑賞した「陽炎座」についてその原作である泉鏡花のそれと比較することでめいめいの「美」について考察してみたい。 更に翌6日に鑑賞した「夢二」と「陽炎座」における女の情念についても分析してみたい。 1.原作と映画は別の作品である このところ,あるマンガのドラマ化が原因で人の死に関わる残念な事件が起き,にわかに「原作」と「別メディア化」の乖離やどうあるべきかが問われている。 本日鑑賞した鈴木清順「陽炎座」も泉鏡花の『陽炎座』とは筋も登場人物も異なる部分があり,映画化というよりは別作品と捉える…

奇才サトイモの元気が出る発達日記10ヶ月前

よいお年を。サトイモは最近も、相変わらずワガママ爆発。 去年効果があった「サンタさんが来ないよ」攻撃も通用しなくなった。 とはいえ、サンタさんを信じていないわけでもなく、サンタさんからのクリスマスプレゼントを開けたくて、25日の朝は6時起き。 特別欲しいおもちゃがなくて、サンタさんには手紙も出さず。 それなのに、カードゲームのUNOが機械から飛び出すおもちゃ「UNOアタック」をもらって大喜び。 「夢が叶った〜!!これボクが欲しかったやつだよ!!」 嘘ばっかり! 調子がいいこと限りなし。 喜びも束の間、電池が別売で、単2電池が家にないことが判明。 がっかりして二度寝。 こうなると、起こしてもなかなか起きない…

bluebooksのブログ10ヶ月前

2012年、読了リスト今年も年末ということで、読了リストです。 目標200冊は届きませんでした。 何だか同じ本をよく買った気がします、気づかずに。 読了順ではなく購入あるいは興味を持った順番という何ともわけのわからん状態ですが、これ以上整理する元気もないのでこのままupします。 2012年 読了リスト 1北村薫 空飛ぶ馬 創元推理文庫2コニー・ウィリス リンカーンの夢 ハヤカワSF文庫3ロンドン 野生の呼び声 光文社古典新訳文庫4ロンドン 白い牙 光文社古典新訳文庫5木山捷平 木山捷平 ちくま日本文学全集6木山捷平 大陸の細道 講談社文芸文庫7木山捷平 氏神さま・春雨・耳学問 講談社文芸文庫8木山捷平 井伏鱒二・弥…

ときよとまれ1年前

青地が中砂を好きなだけ『ツィゴイネルワイゼン』士官学校教授の青地(藤田敏八)は旅先の浜で殺人の疑いをかけられる友人・中砂(原田芳雄)を助ける。中砂と青地は鰻を食べながら、弟の葬儀から帰ったばかりの芸者小稲(大谷直子)に話を聞く。服毒自殺した弟の骨は、焼いたあと次第に桜色に色づいていったという。 青地は、妻周子(大楠道代)と妻の妹の見舞いにいくが、妹は青地に不思議なことをいう。やがて中砂は妻・園を娶るが、小稲に瓜二つだった(大谷の二役)。 内田百閒の「サラサーテの盤」ほか短編を組み合わせた幻想譚。 美しく面白かった。食べるシーンがたくさんあって、セクシーだ。 こんにゃくをちぎってみたい。 原田芳雄が演じる中砂の色気がすごいというが、これは青…

映★画太郎の MOVIE CRADLE 21年前

『ツィゴイネルワイゼン』4Kデジタル完全修復版鈴木清順監督、原田芳雄、大谷直子、藤田敏八、大楠道代、真喜志きさ子(妙子)、麿赤兒、玉寄長政(門付けの若い男)、木村有希(門付けの若い女)、樹木希林、佐々木すみ江(鰻屋の女将)、山谷初男(巡査)、玉川伊佐男(靑地の友人の医師)ほか出演の『ツィゴイネルワイゼン』4Kデジタル完全修復版。1980年作品。 原案は内田百閒の「サラサーテの盤」。 www.youtube.com www.youtube.com 大学教授の靑地<あおち>(藤田敏八)と友人の中砂<なかさご>(原田芳雄)は、旅先の宿で小稲(大谷直子)という芸者と出会う。1年後、中砂から結婚の知らせをうけた靑地は中砂家を訪れるが、新妻の園(大谷…

大藝海〜藝術を編む〜1年前

MUSIC DAY IN KUNITACHI 2023(加藤訓子、 向笠愛里)とシャリーノ祭りとオペラ「午後の曳航」(二期会)と能声楽家・青木涼子コンサートシリーズ 「現代音楽✕能」と心を彩る感情をハッキングする芸術<STOP WAR IN UKRAINE>▼心を彩る感情(ブログの枕前編) 毎年10月27日から11月9日までの期間は「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という崇高な理念を掲げた読書週間とされていますが、今年も世界一の古本屋街として名高い神田神保町で神田古本まつりが開催され、お宝を求めて全国から本の虫(古い本に棲み付いて紙を餌とする「紙魚」(シミ)という虫に喩えて、本を貪る人のことを本の虫と言います。)が集まり活況を呈していました。丁度、11月から文学作品を題材にした興味深い舞台公演が目白押しであることから「心を彩る感情」(主に心理学と脳科学)とその「感情をハッキングする芸術」(主に文学論)について簡単に触れてみたいと思います…