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ジャック・ラッセル・テリア

Jack Russell Terrier. JRT は略称。
イギリス原産の狩猟犬。

歴史

19世紀中半に、イギリスのデヴォンシャーに住んでいたジョン・ラッセル牧師(イギリスKCの創立メンバーの一人)が作出した「トランプ」という犬がジャック・ラッセル・テリアの祖先に当たる犬といわれています。フォックス・テリアにボーダー・テリア、ビーグルなど他犬種の交配を繰り返し作出されました。彼の名前にちなんで「ジャック(ジョンの別称)・ラッセル・テリア」という名前が付けられました。
キツネ狩りをこよなく愛したジョン・ラッセル牧師は、馬に付いて走ることができ、さらにキツネの巣穴に突進して、キツネを巣穴から追い出すことができる、またはキツネが巣穴に逃げ込まないようにキツネの足を噛み続けてハンターがとどめを刺す手助けができるテリア種を作ろうとしていました。そのためハンターから視認性が高いように白い被毛、地中からの声を聞き取りやすいようによく吠える犬を繁殖したと言われています。

外観と特徴

スムーズ、ブロークン、ラフの3種類。いずれも硬めで風雨に耐えられる、短くて密集した下毛を持ち合わせています。スムースタイプの上毛は平らで硬く、ブロークンタイプの上毛は、粗い直毛が密集しています。毛色は白が大半の毛色で(51%以上の割合)、白・黒・茶のトライカラー、茶・白もしくは黒・白の2色。
尻尾は直立している。手で握ったくらいの長さに断尾する。これはキツネ狩り時に巣穴から犬を引っ張り出すときに握りやすいようにするためです。
ジャック・ラッセル・テリアはいつも、あちこち動き回ったり、未知の領域に冒険に出たりすることを好みますがつねに警戒心が旺盛です。正真正銘のハンターと呼べる犬で、チャンスを見つけては、何かを探索したり、方々を歩き回ったり、何かを追いかけたり、穴を掘ったりします。
家族に対する愛情は非常に強くおだてに乗りやすいのでご機嫌な家族の一員となり家族をハッピーにし家庭に笑いを提供してくれます。思いも寄らないことをして家族の笑いをとる天才的才能を発揮します。しかし小型犬には考えられない有り余るパワーを発散させるのにつき合う飼い主の体力もそれなりに必要です。自己中心的ではた迷惑な「テリアキャラクター」が時として飼い主の要求をがんとしてはねのけたりやりたくないことはやらないという強い意思表示をします。

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