ロムルスとは 読書の人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)
ロムルス
伝説の都市国家ローマの建設者。
アエネアスの子アスカニウス(もしくはシルヴィウス)の13代の子孫であるブロカスには二人の息子があった。長子ヌミトルが最初王位についたが、弟のアムリウスに王位を追われた。また、ヌミトルの男子は殺され、娘であるレア・シルヴィアは竈の女神ヴェスタの巫女とされた。ところが、レア・シルヴィアを見初めた戦神マルスは彼女と交わり、彼女は双子(男子)を生んだ。これに怒ったアムリウスは母子ともどもティヴェレ川に投じた。
が、双子は流れ着いたところで牝狼に乳を与えられ、さらに牧人ファウストゥルスに発見され、ロムルスとレムスと名付けられ、育てられた。
長じて、自分たちの出生を知った双子は仲間を率いてアルバを占領、大叔父アムリウスを殺して祖父ヌミトルを復位させる。さらに自ら王となるべく故郷に帰還した双子は、ティヴェレのほとりに新たな都を建設する。鳥占いによって新たな都市の支配者はロムルスとなったが、これに不満を抱いたレムスは新都の城壁を飛び越えた。怒ったロムルスは弟を殺害し、「城壁を越えたものはみなこうする」と宣言した。
こうしてロムルスの支配下に新たな都、ローマが建設された。
このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。