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吉田玉男
(
一般
)
【
よしだたまお
】
文楽の人形遣い、
1919年生まれ、大阪府出身、人間国宝、本名は上田末一
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サラリーマン雑学@えつみん•10ヶ月前
新春文楽に行きましたこんにちは、えつみんです。先日、国立文楽劇場で新春文楽を観てきました。 今回観た演目は、第三部の、平家女護島(へいけ にょごのしま)と、伊達娘恋緋鹿子(だてむすめ こいひがのこ)です。 平家女護島は近松門左衛門の作品で、俊寛僧都らが平家打倒を企てたとして鬼界が島に流刑され、赦免の船が着いたが、自分だけ残されるという話です。 見どころ ツボ1️⃣ 吉田玉男さんの俊寛 昨年人間国宝に認定された、人形遣いの吉田玉男さん演じる俊寛は、喜怒哀楽がにじみ出てくる迫真の演技でした。 人形の頭(かしら)は同じ顔の作りですが、所作や見る角度によってさまざまな感情を使い分けしています。体全体で悲哀を表現し、人形と…
#文楽#吉田玉男
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TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•2ヶ月前
文楽 和生・勘十郎・玉男三人会『一谷嫰軍記』『伽羅先代萩』紀尾井ホールおととしから毎年開催されている「和生・勘十郎・玉男三人会」の3回目にして最終年、今回は玉男さんの回。昨年までとは異なり、今年は本人の得意役+本人初役の演目という意外性をもたせたプログラムとなっていた。 ◾️ 一谷嫰軍記、熊谷陣屋の段 。「前」のみの上演。熊谷=玉男さん、相模=和生さん、藤の局=勘十郎さん。 玉男さんの熊谷は、表情がない。表情のない人形それ自身のままの貌をしている。分厚い刃物のような強い鋭さをもった、「公(おおやけ)」の顔。「前」であっても熊谷が隠している本心を伏線としてやや匂わせる人もいるなか、玉男さんは完全に内面を塗り固めて、表面だけで相模・藤の局と対峙している。しかし、〈物…
TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•3ヶ月前
文楽 7・8月大阪公演『生写朝顔話』宇治川蛍狩の段、明石浦船別れの段、浜松小屋の段、嶋田宿笑い薬の段、宿屋の段、大井川の段 国立文楽劇場あるトークで、SKRさんが(この世の真実に気づいてしまったツメ人形の顔で)「文楽劇場は暑い。冷房代をケチってクレームがこないギリギリの高め温度に設定しているに違いない」ということをおっしゃっていた。文楽劇場場内、特に前方席は、まさにそんな温度。玉男様も(>_<;)顔におなり遊ばされていた。 ◾️ 第二部、『生写朝顔話』の半通し。ざっくり走り書き感想でいこうと思う。 宇治川蛍狩の段。 深雪〈吉田和生〉の「深窓のお嬢様」感が、すごい。武家のお嬢様らしい折り目正しさ。薫るように優美で繊細な佇まい。まさにお人形のごとき(人形だよ)、気品にあふれたレディ。「深窓」ってなに? 水族館の深海水槽?? ちょう…
bogus-simotukareのブログ•5ヶ月前
松竹伸幸に悪口する(2024年6/17日分)(追記あり)谷川浩司さんが登場した欄に | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba 産経新聞の夕刊に、「一聞百見」というインタビューのコーナーがあります。最近では将棋の谷川第17世名人(藤井聡太さんが名人になるまで最年少記録保持者でした)が登場するコーナー*1です。 そこに出てくれないかという申し出がありまして、ありがたくお受けしました。すでにインタビューは終わり、来週、連載される予定*2とのことです。 再審査の過程では、党員に支持を訴えないといけない*3こともあり、産経とか右翼的な雑誌*4の単独インタビュー*5はお断りしてきました(それが無駄だったことも共産党…
TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•6ヶ月前
文楽 5月東京公演『寿柱立万歳』『和田合戦女舞鶴』市若初陣の段『近頃河原の達引』堀川猿廻しの段、道行涙の編笠 シアター10105月東京公演、Aプロ。 ■ 寿柱立万歳。 冒頭に入れ事(アレンジ)で、若太夫襲名の祝儀が入っていた。人形はやや古風というか、どこかひなびたところがあるのが面白かった。昔の映画の文楽のシーンや、あるいは旅芝居のシーンにありそうな感じ。祝いに呼ばれてやってきた感じがするのも良かった。 義太夫太夫 豊竹咲寿太夫、才三 豊竹亘太夫、竹本織栄太夫/鶴澤清馗、鶴澤清𠀋、鶴澤燕二郎、鶴澤清方(前半)鶴澤籐之亮(後半) 人形太夫=吉田簑一郎(代役)、才三=吉田文昇 ■ 襲名披露口上。 司会、各部ともに、挨拶の内容は大阪・東京共通。本人のリクエストでやっているのかもしれないが、先代の事績を紹介するにもこの言い方…
TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•6ヶ月前
文楽 5月東京公演『ひらかな盛衰記』義仲館の段、楊枝屋の段、大津宿屋の段、笹引の段、松右衛門内の段、逆櫓の段 シアター10105月公演は、久しぶりの2部制で開催。Aプロは襲名披露、Bプロは『ひらかな盛衰記』の半通し上演が設定された。 Bプロ『ひらかな盛衰記』は、近年でも屈指の出来だった。 「松右衛門内」は、立つべきところがしっかりと立ち、人形・床が引き立て合って、観客もそれに呼応している。盛り上がりの情感が全員一致した、文楽として素晴らしい舞台。権四郎をしっかりと立てた浄瑠璃〈竹本千歳太夫/豊澤富助〉、人形演技〈吉田玉也〉は、物語の趣旨がはっきりと際立っていた。「松右衛門内」で主軸となるのは権四郎であり、彼の感情の熱量、流れが物語をリードしていた。舞台として、感情が波を描いている。派手なところや見どころ・聞きどころだ…
TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•7ヶ月前
文楽 4月大阪公演『絵本太功記』二条城配膳の段、千本通光秀館の段、夕顔棚の段、尼ヶ崎の段 国立文楽劇場文楽劇場の場内アナウンス、「尼ヶ崎の段」の「あまがさき」が訛ってるような気がする。大阪公演だから? 第一部、絵本太功記。『絵本太功記』は近年何度も出ている演目のため、感動的な展開!このシーンに震えた!このフリがカッコイイ!とかの素直感想は書きようがなくなってきた(元から書いてねぇだろ)。あまりに見すぎて演技を覚えてしまっているので、この人はこれやってるけどあの人はやらないとか、細かい差異が目につくようになっている。そこで、今回の感想は、極めて微細な部分に注目し、それを通して演者の性質を考察するという方向でいかせていただこうと思う。 『絵本太功記』は、文楽の中でも大好きな演目。また、光秀は時代物…
TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•7ヶ月前
文楽 4月大阪公演『御所桜堀川夜討』弁慶上使の段、『増補大江山』戻り橋の段 国立文楽劇場ロビーに弁慶の生首が爆誕していた。なぜ弁慶? 弁慶にしても、なぜ「勧進帳」ではなく、「五条橋」「大物浦」?? でも、お客さんがツメ人形のように「弁慶さんやーーー!」とたかっていたので、良かった。 ◾️ 第三部、御所桜堀川夜討、弁慶上使の段。 「弁慶上使」は俗味が極めて強い演目で、それゆえに「かなり手慣れた人向け」の出し物だと思う。2022年2月東京公演で出た際には、非常に厳しいことになっていた。しかし、今回はかなり良かった。具体的には、人形のおわさに和生さん、弁慶に玉志さんが配役され、物語の描写力が上がり、同時に、俗味に必要とされる「こけおどし」に強度が出たことによるものだと思う。 おわさは和…
TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•8ヶ月前
文楽 3月地方公演『義経千本桜』椎の木の段、すしやの段 府中の森芸術劇場権太は、悪から善へと変じた人物なのだろうか? 私は当初、権太をそのように理解していた。前半は「実は小心者のゴロツキ」、後半は「親想いの善人」であるという解釈が正しいと。その転換点が「椎の木の段」の一度目の引っ込みと二度目の出のあいだ、あるいは「椎の木の段」と「すしやの段」のあいだにあると思っていて、その転換点をみるのが「高等な見方」だと思っていた。 しかし、文楽をしばらく観続け、さまざまな浄瑠璃を読むうち、権太の本来の性質は、はじめから終わりまで変わっていないのではないかと思うようになってきた。彼の性根そのものは一貫しており、変わったのは周囲の彼を見る目、受け止め方。その変化によって、彼が「善…
TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•9ヶ月前
文楽 『木下蔭狭間合戦』竹中砦の段 まつもと市民芸術館『木下蔭狭間合戦(このしたかげはざまがっせん)』の松本公演へ行った。 地方自治体の独立した自主企画公演だが、文楽座としては、3年前にロームシアター京都の企画で復活された同演目の再演という体裁になっている。これは、京都公演の際のプロデューサー的立場だった木ノ下裕一氏が会場「まつもと市民芸術館」の芸術監督に今春就任予定という縁での企画だと思われる。このホールで文楽が上演されるのは、20年ほど前の開場以来、初とのこと。 ◾️ 「まつもと市民芸術館」は、JR松本駅から大通り添いに15分ほど歩いたところにあった。公演当日の天候は雪。湿って冷えた空気に大粒の雪がふわふわと舞い散る中、会場に向かった。 外見…
「初めての歌舞伎を楽しもう」munakatayoko’s blog•9ヶ月前
曽根崎心中@国立映画アーカイブ長瀬記念ホールというところに行ってきました。初めてです。 京橋駅からすぐ。 「映画の保存・研究・公開を通して映画文化の振興をはかる拠点」だそうです。シンポジウムや講演会も行っているようですが、様々な映画を上映しています。 今回観たのは人形浄瑠璃の「曽根崎心中」(1981)監督:栗崎碧。 お初:吉田簔助 徳兵衛:吉田玉男 浄瑠璃:竹本綱太夫 豊竹呂太夫 三味線:鶴澤清治 という豪華キャスト 浄瑠璃が素晴らしいです。 と聞くと、シネマ歌舞伎のように舞台を上映したものと思われるかもしれませんがそうではありません。 野外セットを組み、人形が曽根崎心中の世界を躍動的に演じているのです。人形遣いは皆黒衣に…
TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•9ヶ月前
文楽 2月東京公演『艶容女舞衣』『戻駕色相方』『五条橋』『双蝶々曲輪日記』 日本青年館◼︎ 2月東京公演は、神宮外苑にある日本青年館で上演。日本青年館てこんな場所やったっけ??と思ったら、2017年の建て替え時に場所ごと微妙に移動してたのね。 最近知ったのだが、日本青年館という施設は大正時代からあり、そもそもは明治神宮造営とともに計画されたものだそうだ。なぜこんな施設が神宮外苑にあるのか、なぜ「青年館」なのかは、山口輝臣『明治神宮の出現』(吉村弘文館/2005)に詳しく書かれている。この本、おすすめです。 場内は、12月の「シアター1010」と同じく、「地方公演のうち、いい方の会場」という印象。2階層かつ客席に縦の奥行きのあるホールで、1階のみで815席あるとのこと。2階席の位…
TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•9ヶ月前
文楽 1月初春大阪公演『伽羅先代萩』竹の間の段、御殿の段、政岡忠義の段、床下の段 国立文楽劇場◾️ 初春公演、第二部、伽羅先代萩。 1月は、『先代萩』がいちばん良かった。 これぞ文楽の誇る格調高き世界。63万石を誇る大藩の奥御殿、その洗練が舞台上にあらわれていた。政岡・和生さん、沖の井・勘彌さん、八汐・玉志さんという洗練された方が重要な役を担っていたことが大きいと思う。洗練は洗練でも、3人のタイプが分かれているのも、良かった。 和生さんの政岡は、これまでに何度も観ている。コロナ禍による長期休演ののちに上演された、2021年2月東京公演の『先代萩』は、本当にものすごい舞台だった。そのときの政岡から感じたのは「情熱」。燃え上がり、また、血潮が噴き出すような姿だった。特に「政岡忠義の段」では…
TOKYO巡礼歌 唐獅子牡丹•10ヶ月前
文楽 1月初春大阪公演『平家女護島』鬼界が島の段、『伊達娘恋緋鹿子』八百屋内の段、火の見櫓の段 国立文楽劇場◾️ 初春公演、第三部、一つめ、平家女護島、鬼界が島の段。 近年繰り返し出ており、「いつも同じような配役」でやっていた演目だが、今回は人形俊寛役の玉男さん以外を大幅に刷新。よく言えば、演者の態度としては非常に真面目なたたずまいの舞台となっていた。 だが、相当にノッペリとしたなというのが最も正直な感想。ある程度の回数を見ている演目なので、どういう曲かはわかっているつもりなのだが、そのぶん、この平板さは、衝撃的だった。一番の問題は「なにを表現したいのかわからない」こと。物語や人物同士の関係の構造が表現できていないため、ドラマの盛り上げどころが曖昧になり、いつ、誰に注目したらいいのか、全然わからん。…
嗚呼、テレ日トシネマ-雑記-•10ヶ月前
1/20(土)のテレビ番組土曜日。午後1:50「土スタ」は『小雪と発酵おばあちゃん』特集(ゲスト:小雪 VTR出演:水上恒司,アンミカ)。言われてみれば確かに水上くんは小雪の旦那の松ケンに似てるから小雪の実子に似ていてもおかしくない。夜7:54「出川哲朗の充電」[TVer]は北関東・完結編(マミィ酒井、丸山桂里奈)。夜7時半「ブラタモリ」は黒部峡谷。夜8時〜WOWOWシネマで映画『わたしの幸せな結婚』(【監督】塚原あゆ子 【出演】目黒蓮、今田美桜)初放送。ちょうど先週アニメを一気見してめちゃ面白かったからタイムリーですよWOWOWさん。 夜11時「アナザースカイ」[TVer]は]竹内涼真がロサンゼルスへ。夜11:30「…