国立がん研究センター中央病院とは サイエンスの人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)

・Ⅳ期肺非小細胞がんの過去20年間の著明な生存期間の改善・・・国立がん研究センター中央病院の調査から

国立がん研究センター中央病院から、直近20年間でどの程度進行非小細胞肺がん患者さんの寿命が延びたのか、というデータです。 生存期間中央値が約10ヶ月から25ヶ月に、2.5倍になったというのはインパクトがあります。 2,000年代初頭と言えば、まだパクリタキセル、ドセタキセル、ビノレルビン、ジェムシタビンが「新規抗がん薬」と呼ばれていた時代で、ペメトレキセドはまだ使えませんでした。 ようやく分子標的薬の嚆矢としてEGFR阻害薬であるゲフィチニブが使われ始めたのが2,002年、EGFR遺伝子変異がゲフィチニブの効果予測因子であると報告されたのが2,004年です。 高齢者、脳転移合併患者が増えても生…