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自閉症

他人とのコミュニケーションに難しさを感じたり、人や物との関わり方が変わっていたりなどの症状を持つ、発達障害のひとつ。自閉性障害とも表記される。autism。

概要

自閉症という概念を世界で初めて紹介したのが、レオ・カナー博士であり11人の子供の症例に知的障害とは異なる特徴を示して命名した。100人に0.9人程の発症率といわれており、生まれつき脳の機能に何らかの障害を持つ発達障害のひとつだと言われている。
呼称としては、古典的自閉症やカナー型自閉症と呼ぶこともある。

特徴

大きく分けて、3つの大きな特徴がみられる。

  1. 社会性の発達の障害(大声で騒いだり走り回りして静かにできない)
  2. コミュニケーション障害(他人のものを勝手に取ったりする・自分のものを取られると烈火の如く怒る)
  3. 想像力の障害とそれに基づく行動の障害(相手が何を考えているか、という事自体に考えが及ばない)

知的障害を伴うことが多いが、伴わない場合もある。(その場合を特に高機能自閉症と呼ぶ)

引きこもり≠自閉症

本症は基本的に生まれつきの障害であり、育て方に原因があるものではない。しかし「自閉」+「症」という字面のせいか、しばしば他の精神的症状(虐待による感情の鬱屈など)と誤解されやすい。この事が、当事者である親と世間との理解のギャップを産む要因となっているという指摘もある。

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