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泉鏡花

いずみ・きょうか(1873-1939) 本名:泉鏡太郎(いずみ・きょうたろう) 作家、小説家。初期の観念小説を経て、浪漫主義文学(浪漫派)、反自然主義。
江戸戯作の流れを汲む数多くの名作を残し、幻想的で神秘幽玄、華麗で壮大な気宇の、巧緻を尽くした小説・戯曲は文学界のみならず映画界や演劇界に今なお強い影響を与えている。
自然主義文学・リアリズム文学の強い影響下にあってそれらを主流とした日本近代文学史上では鏡花は傍流として位置づけられていたが、近年再評価の気運が強い。

1873年(明治6年)11月4日、石川県金沢市下新町(現・尾張町2丁目)に生まれる。父は加賀藩に仕えた彫金師、母は能楽師の血を引いていた(鏡花9歳の時に死去、この母の死は亡母憧憬・摩耶夫人信仰につながり、後年の鏡花の作品に色濃く反映されている)。北陸英和学校中退。1890年(明治23年)上京、1891年(明治24年)尾崎紅葉の門下生となり小説修行を重ねた。

尾崎紅葉のもとで小説修業をし、『夜行巡査』『外科室』の2作が評価を得て、本格的な作家生活に入った。幽玄華麗な独特の文体と巧緻を尽くした作風は、川端康成石川淳三島由紀夫らに影響を与えた。

1939年(昭和14年)9月7日、肺腫瘍のため死去。享年65歳。

主な作品

いいねっと金沢(金沢市のサイト)>作家紹介泉鏡花

小説

戯曲

など

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